浙翁如琰(せっとう にょえん)は、南宋中期に活動した臨済宗大慧派の禅伯である。大慧下3世。仏心禅師

浙翁如琰
紹興21年 - 宝慶元年7月17日
1151年 - 1225年8月22日
諡号 仏心禅師
生地 台州寧海県
没地 臨安府径山寺浙江省杭州市
宗派 臨済宗大慧派
寺院 南剣州含清寺、温州能仁寺
明州光孝寺、建康府蔣山
明州天童山、径山寺
拙庵徳光
弟子 偃渓広聞大川普済、介石智明
東山道源、晦巌智昭、夢窓嗣清
辨山了阡、芝巌慧洪、淮海原肇
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生涯 編集

台州寧海県で生誕した。俗姓は国氏あるいは周氏。乾道4年(1168年)、生地の浄土院に入り、18歳で出家した。阿育王山拙庵徳光の法を継ぎ、南剣州含清寺、温州能仁寺、明州光孝寺、建康府蔣山及び明州天童山の住持を務めた後、勅命により嘉定11年(1218年)には径山寺の席を薫して仏心禅師の号を賜る。その席にいる間に道元が参禅している。

宝慶元年7月17日1225年8月22日)示寂。法嗣に偃渓広聞大川普済、介石智明、東山道源、晦巌智昭、夢窓嗣清、辨山了阡、芝巌慧洪ならびに淮海原肇がいる。

参考文献 編集

  • 禅学大辞典編纂所 編 『新版 禅学大辞典』p.990 1985年
先代
拙庵徳光
臨済宗大慧派
1203 - 1225
次代
偃渓広聞
大川普済