浜村蔵六 (二世)
日本の篆刻家
二世 浜村 蔵六(にせい はまむら ぞうろく、安永元年(1772年) – 文政2年7月18日(1819年9月7日))は日本の篆刻家である。
略伝
編集初世浜村蔵六の甥で後の養子となった。はじめ初世に学び、長じて京坂に遊んで技芸を深め、世に名人蔵六と称された。 深く印学を研究し、六書を学ぶことを怠らなかった。このため中国から舶載される印籍を高額であっても購入した。『蘇氏印略』・『漢銅印叢』などを深く追慕している。林述斎は二世蔵六の高い志を感じて、諸侯にこれを紹介している。文化4年(1807年)には、幕命を受けて朝鮮通信使の返翰用の官印を刻し、丁銀を賞賜として受けた。印譜『賁斎印譜』がある。
文政2年7月没。霊山寺の初世蔵六の墓に合葬される。