浦臼町
日本の北海道樺戸郡の町
浦臼町(うらうすちょう)は、北海道空知総合振興局管内にある町である。樺戸郡に属する。
うらうすちょう 浦臼町 | |||
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国 |
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地方 | 北海道地方 | ||
都道府県 | 北海道(空知総合振興局) | ||
郡 | 樺戸郡 | ||
市町村コード | 01431-1 | ||
法人番号 |
8000020014311 ![]() | ||
面積 |
101.83km2 | ||
総人口 |
1,750人 [編集] (住民基本台帳人口、2020年11月30日) | ||
人口密度 | 17.2人/km2 | ||
隣接自治体 | 美唄市、樺戸郡新十津川町、月形町、空知郡奈井江町、石狩郡当別町 | ||
町の木 | サクラ | ||
町の花 | ツツジ | ||
浦臼町役場 | |||
町長 | 斉藤純雄 | ||
所在地 |
〒061-0692 北海道樺戸郡浦臼町字ウラウスナイ183-15(字浦臼内183-15) 北緯43度25分49.7秒東経141度49分7.6秒 | ||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||
ウィキプロジェクト |
町名の由来編集
アイヌ語に由来するが諸説ある。
自然な説として挙げられるのは「ウライウシペッ(ウラユシペッ)[1]」あるいは「ウライウシナイ(ウラユシナイ)[2]」の転訛に由来するというもので、いずれも「簗・多い・川」の意である[3]。
地理編集
北海道空知総合振興局管内のほぼ中央に位置し、西部は隈根尻山などの樺戸連山が南北に走る。市街地は石狩川右岸にあり、周辺部は水田がひろがる。
- 山 : 隈根尻山、樺戸山、浦臼山、鳥越山、天狗鼻
- 河川 : 石狩川、樺戸境川、浦臼内川、黄臼内川、滝田川、於札内川、札的内川、晩生内川
- 湖沼 : ピラ沼、トイ沼、浦臼沼、鶴沼、新沼、月沼、東沼、西沼、ウツギ沼
隣接している自治体編集
歴史編集
- 縄文時代より栄えた。
- 1807年(文化4年): 近藤重蔵は、浦臼で探索。
- 1887年(明治20年): 樺戸集治監の囚人達によって、月形 - 晩生内(おそきない)間の道路開削。入植開始。
- 1893年(明治26年): 聖園教会の開設。
- 1897年(明治30年): 坂本直寛が開拓の為、移住する。
- 1899年(明治32年)5月27日 : 浦臼村、月形村(現月形町)より分立
- 1909年(明治42年): 二級町村制施行
- 1951年(昭和26年)4月1日 : 奈井江町の一部を編入(三軒屋)。同日、キナウスナイの一部を奈井江町へ編入
- 1960年(昭和35年)9月1日 : 町制施行「浦臼町」
- 1998年(平成10年): ウラウスリゾート開発公社特別清算
- 1999年 : 開基百年
- 2003年 : 中空知地域合併協議会設置
経済編集
浦臼町は北海道内では数少ないコンビニエンスストアが出店していない自治体であったが、2019年(令和元年)6月1日に「ローソン浦臼町店」が開店しコンビニエンスストア空白地帯が解消された[5][6]。
産業編集
- 農業:米、花卉、メロン、ばれいしょ、アスパラガス、ぼたんそば、ブドウ(ワイン用)
立地企業編集
- 有限会社神内ファーム21
- 有限会社鶴沼ワイナリー
- 北海道ワイン株式会社加工用果樹試験研究センター
農協編集
- ピンネ農業協同組合(JAピンネ)浦臼支所
金融機関編集
- 北門信用金庫浦臼支店
郵便局編集
- 浦臼郵便局(集配局)
- 晩生内郵便局
- 鶴沼郵便局
宅配便編集
公共機関編集
警察
- 滝川警察署
- 浦臼駐在所、晩生内駐在所
消防
- 砂川地区広域消防組合奈井江・浦臼支署(奈井江町)
姉妹都市・提携都市編集
国内
地域編集
人口編集
浦臼町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 浦臼町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 浦臼町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
浦臼町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落編集
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[7]。
- 浦臼町 - 字なし区域
教育編集
- 中学校
- 小学校
交通編集
鉄道編集
廃止された鉄道路線編集
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
バス編集
タクシー編集
- 美唄圏エリア
道路編集
名所・旧跡・観光スポット編集
- 札的沢大滝
- 美浦渡船[11]
- 鶴沼公園
- 浦臼町自然休養村センター/浦臼町温泉保養センター
- 浦臼神社
- 東洋一の鶴沼ワイナリー(ワイン用葡萄畑の作付け面積・収穫量が日本一)
- 坂本龍馬家の墓(往時の龍馬ゆかりの人々が眠る)
- いこいの森公園(樺戸連山が一望、野生小動物の鑑賞が出来る)
- カタクリとエゾエンゴサクの群生地浦臼神社
- 浦臼郷土資料館(蝦夷地開拓の夢を抱いた幕末のヒーロー龍馬に触れることが出来る)
- 恋人の聖地(石造り倉庫「蔵」)
- 田園空間博物館農機具展示場 (歴史的農機具展示施設)
- 山口誓子(俳人)の句碑
- 日本キリスト教会聖園教会(明治26年に浦臼に入植した、武市瑞山の親戚武市安哉が設立した教会。)
イベント・祭事・催事編集
- 浦臼夏祭り
- ワインの里フェスティバルin 浦臼
- ぼたんそば収穫祭 in 浦臼
出身者編集
ウラウスリゾート問題編集
- 第三セクターの「ウラウスリゾート開発公社」に関係する一連のスキャンダルと倒産劇。
- バブル期に大規模なリゾート開発が計画され、ウラウスリゾート開発公社が設立された。バブルがはじけたにもかかわらずある程度造成が進んだ。
- しかし1992年、富士銀行(現みずほ銀行)赤坂支店不正融資事件が発覚。逮捕された人物がウラウスリゾートに深く関わり、またリゾート計画そのものが事件と関与していることが国会でも取り上げられ、工事が中断。
- 1998年、開発公社は135億円の負債を抱え、札幌地方裁判所滝川支部に特別清算を申し入れ、倒産。
脚注編集
- ^ アイヌ語ラテン翻字: uray-us-pet
- ^ アイヌ語ラテン翻字: uray-us-nay
- ^ a b “アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ アイヌ語ラテン翻字: uras-nay
- ^ “コンビニゼロの樺戸郡浦臼町に「ローソン」が6月1日出店”. リアルエコノミー (2019年4月27日). 2019年6月6日閲覧。
- ^ “新店情報”. ローソン. 2019年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月6日閲覧。
- ^ [|総務省統計局統計調査部国勢統計課] (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省 2017年5月20日閲覧。.※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
- ^ “滝川路線”. 北海道中央バス. 2019年6月13日閲覧。
- ^ “浦臼町営バス時刻表”. 浦臼町. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “JR代替バス かばと~る号 月形浦臼線バス時刻表”. 浦臼町. 2020年4月24日閲覧。
- ^ 2011年3月26日、北海道道1159号美唄浦臼線が全線開通したのに伴い、同年の9月25日限りで廃止された。
関連項目編集
外部リンク編集
- 浦臼町
- 浦臼町に関連する地理データ - オープンストリートマップ