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海上保安庁の装備品一覧

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海上保安庁の装備品一覧(かいじょうほあんちょうのそうびひんいちらん、List of JCG Patrol Vessel and Equipment)は、海上保安庁が保有する装備品の一覧である。 過去・現在の詳細な船艇の一覧は、海上保安庁船艇一覧を参照。

現有勢力の概況編集

船艇編集

2016年1月1日現在、海上保安庁は合計454隻の船艇を保有している。

巡視船 - 127隻
  • PLH型 - 14隻
  • PL型 - 47隻
  • PM型 - 38隻
  • PS型 - 27隻
  • FL型 - 1隻
巡視艇 - 238隻
  • PC型 - 69隻
  • CL型 - 169隻
特殊警備救難艇 - 63隻
  • 放射能調査艇 - 3隻
  • 警備艇 - 2隻
  • 監視取締艇 - 58隻
測量船 - 13隻
  • HL型 - 5隻
  • HS型 - 8隻
灯台見回り船 - 10隻
  • LM型 - 6隻
  • LS型 - 4隻
教育業務用船 - 3隻

航空機編集

2016年1月1日現在、海上保安庁は合計74機の航空機を保有している。巡視艇とは異なり武装は搭載していない。
2011年の東日本大震災によって固定翼機2機と回転翼機5機の合計7機が被災、固定翼機1機を除いた6機を喪失。永年、主力として活躍していたベル 212は、2016年1月をもってすべてが解役となった。

固定翼機 - 27機
回転翼機 - 48機

車輛編集

海上保安庁は、海上保安庁の塗装をした民生用のワンボックスカーを使用している。海上保安庁が保有する自動車については緊急自動車として登録することができない[1]

装備品の一覧編集

船艇編集

ここでは、2018年3月時点の保有船艇を一覧にする。

巡視船
  • PLH型巡視船
    • そうや型:ヘリコプター1機搭載型(砕氷)
      • そうや (PLH-01)
    • つがる型:ヘリコプター1機搭載型
      • つがる (PLH-02)
      • おおすみ (PLH-03)
      • うるま (PLH-04) ※元・はやと、元・うらが
      • ざおう (PLH-05)
      • おきなわ (PLH-06) ※元・ちくぜん
      • せっつ (PLH-07)
      • えちご (PLH-08)
      • りゅうきゅう (PLH-09)
      • だいせん (PLH-10)
    • みずほ型:ヘリコプター2機搭載型
      • みずほ (PLH-21)
      • やしま (PLH-22)
    • しきしま型:ヘリコプター2機搭載型
      • しきしま (PLH-31)
      • あきつしま (PLH-32)
  • PL型巡視船
    • えりも型:1000トン型(救難強化型)
      • くだか (PL-03)
      • やひこ (PL-04) ※元・さつま
      • でじま (PL-05) ※元・はかた
      • くりこま (PL-06) ※元・でじま
      • さつま (PL-07)
      • とさ (PL-08) ※元・もとぶ
    • こじま型:3000トン型(練習)
    • みうら型:3000トン型(練習・災害対応)
    • いず型:3500トン型(災害対応)
    • あそ型:1000トン型高速高機能大型巡視船
      • あそ (PL-41)
      • でわ (PL-42)
      • はくさん (PL-43)
    • ひだ型:2000トン型高速高機能大型巡視船
      • ひだ (PL-51)
      • あかいし (PL-52)
      • きそ (PL-53)
    • はてるま型:1000トン型(拠点機能強化型)
      • はてるま (PL-61)
      • いしがき (PL-62) ※元・はかた
      • くにがみ (PL-63) ※元・よなぐに
      • しもきた (PL-64) ※元・もとぶ
      • しれとこ (PL-65) ※元・くにがみ
      • しきね (PL-66)
      • あまぎ (PL-67)
      • すずか (PL-68)
      • こしき (PL-69)
    • くにがみ型:1000トン型
      • くにさき (PL-09) ※元・くにがみ
      • ぶこう (PL-10) ※元・もとぶ
      • たけとみ (PL-81)
      • なぐら (PL-82)
      • かびら (PL-83)
      • ざんぱ (PL-84)
      • たらま (PL-85)
      • いけま (PL-86)
      • いらぶ (PL-87)
      • とかしき (PL-88)
      • あぐに (PL-89)
      • いぜな (PL-90)
      • りしり (PL-11)
      • えさん (PL-12)
      • もとぶ (PL-13)
      • よなくに (PL-14)
      • おき (PL-01)
      • えりも (PL-02)
    • いわみ型:1000トン型
      • いわみ (PL-71)
      • れぶん (PL-72)
      • きい (PL-73)
      • まつしま (PL-74)
      • わかさ (PL-75)
      • さど (PL-76)
  • PM型巡視船
  • PS型巡視船
巡視艇
消防船
特殊警備救難艇
測量船
灯台見回り船
教育用実習艇

航空機編集

海上保安庁の航空機は、警察・消防・防災機関と同様に航空法が適用される民間航空機として登録(機体記号がJA)されており、全て非武装である。このため、機種選定に当たっては民間機から選定され、必要な追加装備を搭載もしくは改造している。

塗装は白地で機体中心に青いラインが入る。

機種名の前のアルファベットは、Lは大型、Mは中型、Sは小型を意味し、Aは固定翼機、Hはヘリコプターを、Jはジェット機を意味する。

固定翼機
2005年就役。羽田航空基地に配備。マラッカ海峡海賊対策が急務となり、ファルコン900の性能を補うため導入された米ガルフストリーム・エアロスペース社製ジェット機。捜索機として使用される他、高速性と輸送力から隣接の羽田特殊救難基地隊員の遠隔地への出動に伴う隊員移送に使用される。航続距離12,000km。2機保有。
1989年就役。那覇航空基地に配備。日米SAR協定に基づく遠洋域の捜索救助海域をカバーするために導入された仏ダッソー社製ジェット機。航続距離7,720km。就役時は羽田航空基地に配備されていたが、上記ガルフ機の導入に伴い、東シナ海の海難救助のために羽田から那覇へ転属した。2機保有。
千歳・仙台・羽田・美保・那覇の各航空基地に配備。YS-11Aと残るビーチ200Tの後継機として8機の導入が決定され、平成22年度末までに就役した。なお登録時の形式名はボンバルディア式DHC-8-315と登録される。9機保有。
1997年就役。鹿児島および関西空港海上保安航空基地に配備。YS-11Aより小型ながら同等の能力を持つ双発機。当初YS-11Aと当時就役していたショート スカイバンの後継分を含め新造機を購入する計画だったが、1997年にスカイバン後継機分2機購入後メーカーが製造終了したためYS-11Aの後継分購入は断念された。2007年に就役した関西空港海上保安航空基地配備(特殊警備隊輸送用)分の2機は中古で購入された。4機保有。
ビーチ200Tの後継機として急遽1999年より導入。千歳・仙台・新潟・福岡・石垣の航空基地に配備。全周式赤外線カメラを搭載している。9機保有。
回転翼機
ベル212の後継機として、1993年より高温の南日本の航空基地を中心に配備されている。双発4翅。愛称は配備先により異なる。不時着水した1機が、廃棄処分となったほか、2010年8月18日には広島航空基地所属の「あきづる」が香川県多度津町沖に墜落。乗員5人が死亡した。5機保有。
ベル212の後継機としてベル412と平行して調達され、海水温の低い北日本の航空基地を中心にS-76Cを1995年より配備されたが2機が事故で失われている。後にS-76Dを2012年2月4機、2013年6月11機を発注、2015年4月現在4機を受領、ヘリコプター1機搭載型巡視船搭載のベル212の後継ともなった。2種合計14機保有。
EC225LP導入前は、海上保安庁で最大のヘリコプターであった。1991年に「しきしま」専用搭載機として2機導入され、1997年に災害対策用として羽田航空基地にも2機が追加配備されたが、東日本大震災により1機が失われている。愛称「スーパーピューマ」。3機保有。
仙台航空基地に配備。監視飛行業務のほか、海上保安学校宮城分校における教育訓練用としても使用される。単発2翅。導入当初はホイストを装備していたが、小型のため有効性と不具合により現在はホイストは装備しない。3機保有。
海上保安庁で最大のヘリコプター。AS332L1を含む「スーパーピューマシリーズ」の最新型で、特殊警備隊輸送用に2008年導入。関西空港海上保安航空基地・羽田航空基地・巡視船あきつしまに配備。5機保有。
航空基地配備のベル212を更新する次期主力ヘリコプターとして2008年より導入。[2]18機保有。

銃器・火砲編集

船艇搭載銃砲編集

海上保安庁の船艇に搭載される火砲の装備は、海上保安庁法第4条(「海上における治安を維持・・・するのに適当な構造、設備及び性能を有する船舶及び航空機でなければならない」)を根拠とする[3]

単装機関砲。創設時にGHQから供与された人力操砲型の60口径長型と、FCSによる遠隔操作型の70口径長Mk.3型がある。前者はしれとこ型つがる型前期建造型などに搭載されているが、搭載船の退役に伴って順次運用を終了している。後者は不審船対策の切り札として、高速高機能大型巡視船に搭載されている。
60口径長型の40mm機関砲の後継として、つがる型の後期建造型より搭載を開始した。通常搭載される単装マウントと、しきしまに搭載された連装マウントがある。
はてるま型に搭載されている単装機関砲。従来使用されてきたエリコン 35mm機関砲が有人マウントであったのに対し、FCSにより統制される遠隔操作型マウントを採用しており、また70口径長型Mk.3 40mm機関砲よりも軽量である。
6砲身のガトリング砲。人力操作型のJM61-Mと、RFS統制・遠隔操作型のJM61-RFSがある。
ボフォース 40mm機関砲とともに供与された人力操砲型の単装機関砲。
海上保安庁では13mm多銃身機関銃と呼称されている。従来、巡視艇の搭載火器として使用されてきた13mm単銃身機関銃よりも強力な火力を有するガトリング砲であり、RFS統制の遠隔操作マウントと組み合わされてかがゆき型などに搭載されている。
海上保安庁では13mm単銃身機関銃と呼称されている。外洋配備の巡視艇の主武装、あるいは巡視船の副次的武装として長く使用されている。

このほか、創設期には海上保安庁が日本唯一の海上警備組織であったこともあり、昭和40年度計画までで建造された中・大型巡視船にはMk.22 3インチ単装緩射砲が搭載されていた。しかし老朽化に伴い、1980年の改450トン型PMの退役完了と同時に運用を終了し、改900トン型PLなどに搭載されていた砲も撤去された。

個人装備火器・弾薬編集

脚注編集

  1. ^ 小峯隆生 『海上保安庁特殊部隊SST』 並木書房、2005年11月。ISBN 4-89063-193-3
  2. ^ 初号機が仕様の捜索救難システムソフトが製造メーカーの開発遅れから未装備のまま導入され、契約に関し会計検査院から指摘を受けているが、飛行性能になんら支障をきたすようなものではなく、契約自体を解除するような欠陥ではない。
  3. ^ 昭和41年2月17日衆議院予算委員会・昭和60年4月24日衆議院外務委員会における質疑。「治安機関エトセトラ」中の「海上警備友の会」より。なお、リンク先にもあるように、海上保安庁には現在のところ武装した航空機は配備されていない

関連項目編集