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海南駅

日本の和歌山県海南市にある西日本旅客鉄道の駅

海南駅(かいなんえき)は、和歌山県海南市名高にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。事務管コードは▲622088[2]

海南駅*
西口
西口
かいなん
Kainan
冷水浦 (2.8km)
(1.8km) 黒江
所在地 和歌山県海南市名高187-8
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 W 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 370.5km(亀山起点)
新宮から190.3km
電報略号 カナ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
2,965人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1924年大正13年)2月28日[1]
備考 直営駅
みどりの券売機プラス
(自動券売機 有)
* 1936年に日方町駅から改称。
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海南市の代表駅で、特急「くろしお」を含むすべての定期列車が停車する。

目次

歴史編集

日方地域に最初に出来た駅はこの駅ではなく野上軽便鉄道(後の野上電気鉄道)の「日方駅」(ひかたえき)である。「日方駅」は野上軽便鉄道の日方駅から野上駅(後に紀伊野上駅に改称)までの開通と共に1916年大正5年)に開業した。日方地域に次にできた駅がこの駅で、旧来からの「日方駅」とは場所が違う。

当駅は1924年(大正13年)2月、国鉄・紀勢西線の最初の開通区間として和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て箕島駅までが開通したと同時に、紀勢西線の日方町駅(ひかたまちえき)として開業した。「日方駅」は当駅の北東に位置していた。国鉄側からの要請で「日方駅」の構内に当駅への「連絡口」専用のホームが設けられた時期は後のことである。「日方駅」のホームに入る手前で列車はこのホームに停車、国鉄線に乗り換える人が下車した。

「日方町駅」はその後1934年昭和9年)に海南市が誕生したことを受け、1936年(昭和11年)に「海南駅」(かいなんえき)に改称、1959年(昭和34年)には今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線とされている。「日方駅」は野上電気鉄道が1994年平成6年)に全線廃止となり姿を消した。野上電鉄が存続していれば「日方駅」が当駅東口に乗り入れる予定であったが、実現しなかった(海南市海南駅高架関連公文書によるとJR海南駅に対してほぼ直角に日方駅を移設、ただし日方駅は地上に設置)。

地上時代の日方駅との位置関係(1992年)



新宮方面
 


和歌山方面
↓ 登山口方面
凡例
出典:[3]


沿革編集

駅構造編集

 
ホーム
 
高架化前の駅舎(1992年8月)

島式ホーム2面4線の待避設備を有する高架駅である。上り本線が先に高架新線に切り替わり、下り本線の工事完成を待って1998年平成10年)10月10日に高架駅となった(平成10年10月10日で10並びの日)。駅舎は高架下に位置し近代的である。駅構内はエスカレータ・エレベータが設置されている。和歌山方面からの折返し列車は配線の都合上1番のりばで折返す。コンコースにコンビニエンスストアー セブン-イレブン ハートインJR海南駅改札口店がある。このセブンイレブンはキヨスク売店を改装増床のうえ2016年3月9日に開店したもので、リニューアルに合わせて旧キヨスク売店横のコインロッカー、飲料水の自動販売機および公衆電話は撤去されている。コインロッカーは2016年4月下旬に西口外壁面に再設置された。なお、飲料水の自動販売機と公衆電話の再設置は行われていないが、自動販売機はICカード対応のものが改札内及び上下プラットホーム上に、公衆電話は西口駅前広場に従来からのものが設置されている。みどりの窓口の向かいに観光案内所と物産店を兼ねた海南市物産観光センター(愛称かいぶつくん)があり、午前9時から午後6時まで営業している[6]。物産観光センターには無料で利用可能な本棚のほか、テレビモニターも設置されている。構内に食堂などの飲食設備はない。

直営駅であり、和歌山駅管理駅)傘下の地区駅として地区駅長が配置されている。かつては管理駅として広川ビーチ駅 - 黒江駅間の各駅を管理していた。

自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。「こども110番の駅」にも指定されている[7]。西口外壁面と改札内にそれぞれトイレが設置されている。

なお、きのくに線でICカード「ICOCA」が使用できるのは和歌山駅から当駅までの区間と「くろしお」の停車駅のみである。

のりば編集

のりば 路線 行先
1・2 W きのくに線 和歌山天王寺新大阪方面
3・4 御坊白浜新宮方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 内側の2線(2番・3番のりば)が本線、外側の2線(1番・4番のりば)が副本線(待避線)であり、通常の停車には2番・3番のりばが使われる。
  • 朝ラッシュ時には、当駅始発の新大阪行き特急・天王寺行き快速(和歌山駅までは各駅停車)・和歌山行き普通が設定されている。
  • ダイヤ改正毎で状況に変化があるが、御坊方面に特急列車と普通列車の相互接続が設定されたり、早朝の和歌山方面普通列車が当駅始発の特急列車に接続する(本線停車中の普通列車が信号待ちを行い副本線(待避線)停車中の特急列車が先に発車)ことがある。(2015年(平成27年)3月14日改正のダイヤでは御坊方面行きのみ、臨時で特急を先に通す列車の設定があった)
  • 和歌山方面行き待避線(1番のりば)及び御坊方面行き待避線(4番のりば)には、普通列車の一部が停車する。

利用状況編集

海南市中心部のやや東側にあり利用者が多い。JR紀勢本線の和歌山県内の駅としては、和歌山駅に次いで利用者が多い。

各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[8][9]

年度 1日平均
乗車人数
1998年 3,591
1999年 3,459
2000年 3,345
2001年 3,278
2002年 3,239
2003年 3,155
2004年 3,101
2005年 3,023
2006年 3,053
2007年 3,047
2008年 3,042
2009年 2,938
2010年 2,894
2011年 2,938
2012年 3,042
2013年 3,113
2014年 2,956
2015年 3,014
2016年 2,991
2017年 2,965

駅周辺編集

 
2007年まで運行されていた定期観光周遊バス

海南市中心部のやや東側にある。出入口は東西にあり、中心部に近い西口側には駅前広場やバスターミナルが整備されるなど発展している。これは地上駅時代にはこちら側にのみ駅舎が有ったことによる。一方、東口は宅地や小規模農地などが雑然と入り混じり駅前の整備が遅れていたが、近年整備事業が開始され、2012年3月からは駅前広場及び同広場内の市営駐車場の供用が開始されている。また、駅の高架下南側にはJR系列の有料駐輪場が、同高架下北側には月極駐車場が営業中。

東口編集

西口編集

バス路線編集

和歌山バス大十バス有田鉄道バス明光バス西武観光バス海南市コミュニティバスが運行

一般路線バス編集

夜行高速バス編集

その他編集

 
駅改札外に設置される雛人形と大雛壇
  • 紀三井寺の観桜など行楽期を中心に紀州路快速が「ぶらり海南」や「紀三井寺桜まいり号」として当駅まで延長運転されることがあった。
  • 第1回近畿の駅百選に選定されている。
  • 大阪方面へ往復特急を利用すると48時間の駐車料金が無料になるパーク&ライドを実施中(1日限定15台)。
  • 毎年、2月中旬から3月にかけて、雛人形の大雛壇がおかれる。
  • 1992年より毎年8月のお盆に西側駅前周辺道路を用い「ふるさと海南まつり」を開催する。
  • 紀州漆器の職人により製作された漆塗りの駅名板が、駅出入口付近に設置されている。

隣の駅編集

西日本旅客鉄道
W きのくに線(紀勢本線)
快速
加茂郷駅 - 海南駅 - 黒江駅
普通(阪和線内で快速または直通快速となる列車を含む)
冷水浦駅 - 海南駅 - 黒江駅

かつて存在した路線編集

南海電気鉄道
和歌山軌道線
野上電車前駅 - 海南駅前駅

かつて接続した路線バス・その他編集

  • 和歌山バス
    • 和歌山駅東口行(亀川・向陽高校前経由)
    • 藤白浜行(日限下経由)(2017年4月1日路線廃止)
  • 有田鉄道バス
    旧花園村行和歌山線(旧花園村へは金屋口での乗り継ぎとなる)
  • 定期観光周遊バス(2007年以降運行されず2013年8月3日現在運行再開の予定は発表されていない。)
  • 大十バス
    和歌山市駅行(2018年4月1日の登山口から和歌山市内への平日直通運行廃止に伴う)

脚注編集

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 宮脇俊三原田勝正 『近畿470駅 (JR・私鉄全線各駅停車)』、pp.132 ,176、小学館、1992年12月、ISBN 978-4093954082
  4. ^ 『JR時刻表』1999年4月号
  5. ^ a b 海南駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2019年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月12日閲覧。
  6. ^ 海南市物産観光センター(かいぶつくん)/海南市ホームページ”. 海南市. 2015年11月12日閲覧。
  7. ^ こども110番の駅 実施駅 - JR西日本(2012年3月15日閲覧)
  8. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
  9. ^ 平成29年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
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関連項目編集

外部リンク編集