消されたヘッドライン
『消されたヘッドライン』(けされたヘッドライン、State of Play)は、2009年に公開された合作のサスペンス映画。イギリスBBCのテレビドラマ『ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜』をハリウッドでリメイクした作品である。
消されたヘッドライン | |
---|---|
State of Play | |
監督 | ケヴィン・マクドナルド |
脚本 |
マシュー・マイケル・カーナハン トニー・ギルロイ ビリー・レイ |
原作 |
オリジナル脚本 ポール・アボット |
製作 |
アンドリュー・ハウプトマン ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー |
製作総指揮 |
ポール・アボット ライザ・チェイシン デブラ・ヘイワード E・ベネット・ウォルシュ |
出演者 |
ラッセル・クロウ ベン・アフレック レイチェル・マクアダムス ヘレン・ミレン |
音楽 | アレックス・ヘッフェス |
撮影 | ロドリゴ・プリエト |
編集 | ジャスティン・ライト |
製作会社 |
ワーキング・タイトル・フィルムズ スタジオカナル レラティビティ・メディア アンデル・エンターテインメント 電通 |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 127分 |
製作国 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $60,000,000[2] |
興行収入 |
$87,812,371[3] ![]() $37,017,955[3] ![]() ![]() |
あらすじ
編集夜のワシントンを、人ごみを押しのけながら走る黒人の青年。彼は何者かから逃れようとしていたが、物陰から外をうかがっていたところを射殺される。犯人はとどめを刺した後、偶然通りかかったピザの配達人をも射撃。とどめを刺そうとしたところで人が来て立ち去る。その翌朝、出勤途中の議員秘書ソニアは、地下鉄のホームから転落死する。彼女の上司で、若手注目株のコリンズ議員は、議長を務める民間軍事会社ポイントコープに関する公聴会席上で、そのことに言及して落涙。ソニアとコリンズが愛人関係にあったとスキャンダルになる。「ワシントン・グローブ」紙の敏腕記者、カル・マカフリーは大学以来の親友であるコリンズと、その妻で、元恋人のアンのことを思ってひそかに心を痛める。黒人青年射殺事件の担当になったカルは、被害者にかっぱらいの前科があること、また遺品の携帯電話の通話履歴から、彼がソニアに連絡していたことを突き止め、2つの事件の関連を調べ始める。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹き替え
- 「ワシントン・グローブ」紙の記者。
- 国会議員。カルの大学時代の友人。ソニアとは愛人関係だった。
- デラ・フライ - レイチェル・マクアダムス(小林さやか)
- 記者。スティーヴンとソニアについてカルを訪ねる。
- アン・コリンズ - ロビン・ライト・ペン(佐々木優子)
- スティーヴンの妻。
- ドミニク・フォイ - ジェイソン・ベイトマン(大川透)
- ポイントコープ関連会社の人間。
- 院内総務。ポイントコープ社と繋がりがある。
- 編集長。
- ソニア・ベイカー - マリア・セイヤー
- スティーヴンの事務所のスタッフ。多額の借金を抱えていた。地下鉄の駅で死亡した。
- ジュディス・フランクリン - ヴィオラ・デイヴィス
- 博士。
- ドナルド・ベル - ハリー・J・レニックス
- 刑事。
- グリア・ソーントン - ウェンディ・マッケナ
- マンディ
- ホームレスの少女。
- デショーン
- 麻薬取引で揉めて射殺された男。
- サンド
- ピザの配達人。
製作
編集当初カル・マカフリー役にはブラッド・ピットが、スティーヴン・コリンズ役にはエドワード・ノートンがキャスティングされていたが、映画制作の遅れを理由に降板。その後、マカフリー役はラッセル・クロウに、コリンズ役はベン・アフレックに変更された。[4]
2007年11月の撮影を予定していたが、キャスティング変更により、2008年1月に撮影が始まった。同年4月に撮影終了。
評価
編集レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは216件のレビューで支持率は84%、平均点は6.90/10となった[5]。Metacriticでは36件のレビューを基に加重平均値が64/100となった[6]。
脚注
編集- ^ https://collections-search.bfi.org.uk/web/Details/ChoiceFilmWorks/150740926
- ^ Jennings, Marc (2009年2月). “20 to watch in 2009”. エンパイア: pp. 75
- ^ a b “State of Play” (英語). Box Office Mojo. 2011年10月16日閲覧。
- ^ Fleming, Michael (2007年11月21日). “Brad Pitt drops out of ‘State of Play’” (英語). Variety. 2025年2月7日閲覧。
- ^ "State of Play". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月23日閲覧。
- ^ "State of Play" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年11月23日閲覧。
外部リンク
編集- State of Play (英語。Official Site)
- State of Play (Official International UK Site: stateofplaymovie.co.uk)
- State of Play (2009) (英語。Movie Review Query Engine - MRQE)
- 消されたヘッドライン - allcinema
- 消されたヘッドライン - KINENOTE
- State of Play - オールムービー
- State of Play - IMDb