淡 徳三郎(だん とくさぶろう、1901年8月15日 - 1977年5月20日)は、日本の社会評論家

来歴 編集

大阪府出身。京都帝国大学卒。筆名・馬込健之助。学生運動のリーダーとなり、京都学連事件三・一五事件で検挙される。1935年、皆川治広の開設した思想犯保護団体大孝塾の特派員としてフランスに渡る。戦後ソ連に抑留され、48年帰国。平和擁護日本委員会理事など。1952年の第25回衆議院議員総選挙東京3区から出馬するが落選[1]。1958年にはアジア・アフリカ作家会議の世話役を務めた。

著書 編集

  • 『独裁政治論』上野書店、1929.
  • 『戦争と自由』改造社、1941.
  • 『三つの敗戦』時事通信社、1948.
  • 『解放 狂喜の夜八月二十四日』北隆館、1949.
  • 『抵抗(レジスタンス) ナチ占領下のフランス』創芸社、1949. のち青木文庫 
  • 『敗戦の祖国を愛す』北隆館、1949.
  • 『革命の悲劇 パリ・コンミュン史』改造社、1950.「パリ・コンミュン史」法政大学出版局
  • 『人類・祖国・階級』北隆館、1950
  • 『社会思想入門』1951. 青木文庫
  • 『平和の理論』1953. 青木文庫
  • 『アルジェリア問題 フランスはよろめく』1958. 理論社新書
  • 『アルジェリア革命』弘文堂、1960. のち刀江書院 
  • 『アルジェリア解放戦争 FLN(国民解放戦線)の七年半』1962. 青木新書
  • 『レジスタンス 第二次大戦におけるフランス市民の対独抵抗史』新人物往来社、1970.

共著編 編集

翻訳 編集

参考 編集

  • 日本人名大事典:[1]

脚注 編集