深堀村

日本の長崎県西彼杵郡にあった村

深堀村(ふかほりむら)は、長崎県南部の長崎半島にあった村。西彼杵郡に属した。1955年昭和30年)に福田村とともに長崎市に編入された。

ふかほりむら
深堀村
廃止日 1955年1月1日
廃止理由 編入合併
深堀村福田村長崎市
現在の自治体 長崎市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
西彼杵郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 5,867
国勢調査、1950年)
隣接自治体 長崎市、西彼杵郡香焼村蚊焼村
深堀村役場
所在地 長崎県西彼杵郡深堀村大字深堀字東本町甲1065番地
座標 北緯32度41分07秒 東経129度49分27秒 / 北緯32.68539度 東経129.82403度 / 32.68539; 129.82403座標: 北緯32度41分07秒 東経129度49分27秒 / 北緯32.68539度 東経129.82403度 / 32.68539; 129.82403
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現在の長崎市深堀地区にあたる。

地理 編集

野母半島(長崎半島)の中北部に位置する。

  • 山:城山
  • 島嶼:野牛島
  • 港湾・海域:長崎湾

沿革 編集

古くは「戸八ヶ浦」と称していたが、1255年(建長7年)に上総国伊南荘深堀(現在の千葉県いすみ市にあたる地域[1])の深堀能仲承久の乱の恩賞地として当地の地頭に補任された際に、地名を「深堀」に改めたと伝えられている[2][3]

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、深堀村・大籠村・香焼村が合併し西彼杵郡深堀村が発足。
  • 1898年(明治31年)7月1日 - 村内の大字香焼が分離され、香焼村となる[4][5]
  • 1955年(昭和30年)1月1日 - 福田村とともに長崎市に編入し、自治体として消滅。

地名 編集

大字を行政区域とする。深堀村では彼杵地域の各自治体で見られるの行政区(地名)を設置していない。

  • 大字大籠(おおごもり)
  • 大字香焼(こうやぎ) - 1898年に分離され香焼村となる[4]
  • 大字深堀

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ いすみ市の大字として「深堀」の地名が現存する。
  2. ^ 西彼杵郡現勢一班「深堀村現勢概要」十二、町村沿革ノ大要
  3. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「深堀」
  4. ^ a b 長崎縣告示第百十二號 町村分裂新置の件 長崎県公報 明治31年6月23日付
  5. ^ 1961年(昭和36年)に町制施行し香焼町となった後、2005年(平成17年)に長崎市に編入された。

関連項目 編集