清澄白河駅
清澄白河駅(きよすみしらかわえき)は、東京都江東区白河一丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
清澄白河駅 | |
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![]() A1番出入口(2020年1月) | |
きよすみしらかわ Kiyosumi-shirakawa | |
![]() | |
東京都江東区白河一丁目7-14(東京都交通局) 北緯35度40分57.5秒 東経139度47分55.4秒 / 北緯35.682639度 東経139.798722度座標: 北緯35度40分57.5秒 東経139度47分55.4秒 / 北緯35.682639度 東経139.798722度 東京都江東区白河一丁目6-13(東京メトロ) 北緯35度40分55.6秒 東経139度48分1.1秒 / 北緯35.682111度 東経139.800306度 | |
所属事業者 |
東京都交通局(都営地下鉄) 東京地下鉄(東京メトロ) |
電報略号 |
清(東京都交通局、駅名略称) キシ(東京メトロ) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム |
2面3線(大江戸線) 1面2線(半蔵門線) |
乗降人員 -統計年度- |
(東京都交通局)-2021年- [都交 1]31,220人/日 (東京メトロ)-2021年- 43,825人/日 |
開業年月日 | 2000年(平成12年)12月12日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●都営地下鉄大江戸線 |
駅番号 | E14 |
キロ程 | 13.3 km(都庁前起点) |
◄E 13 森下 (0.6 km) (1.2 km) 門前仲町 E 15► | |
所属路線 | ●東京メトロ半蔵門線 |
駅番号 | Z11 |
キロ程 | 12.5 km(渋谷起点) |
◄Z 10 水天宮前 (1.7 km) (1.9 km) 住吉 Z 12► |
都営地下鉄の大江戸線と、東京メトロの半蔵門線が乗り入れ、接続駅となっている。それぞれ駅番号が制定されており、大江戸線がE 14、半蔵門線がZ 11である。
歴史編集
計画上の仮称は「清澄」であった[2]。
駅構造編集
東京都交通局編集
直営駅。島式ホーム2面3線を有する地下駅である。中央の線は折り返し用で、両側にホームがある。門前仲町寄りに木場車両検修場への回送線が存在するため、当駅発着の列車が設定されている。当駅で乗務員交替が行われ、いずれの列車も停車時間が長くとられている。
ホームの壁面には、樋口正一郎によるパブリックアート「20世紀文明の化石」が全面に渡って設置され、20世紀の高度経済成長期に江東区で多く生産された工業製品のスクラップの再利用物が展示されている。4番線は左からビッグバンに始まる宇宙・銀河系・太陽系・日本列島誕生、さらに東京・江東地区、地下鉄などを表現し、都市の再生で締めくくっている。また、1番線は左から東京の街・公共交通・自動車・工業・金融・コンピュータ・愛と続き、未来の展望を表現している。
2011年(平成23年)4月23日からホームドアの使用を開始した[7]。
発車標は当初ホーム上にのみ設置されていたが、2020年(令和2年)よりコンコースにも新設された。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
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1 | 都営大江戸線 | 両国・上野御徒町・春日方面 | |
2 | 線路を共用 | ||
3 | 門前仲町・大門・六本木経由
光が丘方面 | ||
4 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
- 2・3番線ホームは線路を共用している。
- 2・3番線ホームには「反対方向の電車に注意」という案内表示がある他、入線時のみ点灯する「2番線に電車がきます」「3番線に電車がきます」という専用の接近表示器が設置されている。
東京メトロ編集
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。ホームは都営大江戸線より深い位置にある。
住吉側に折り返し用の引き上げ線がA線(押上方面)・B線(渋谷方面)間に設けられており[9]、ラッシュ時を中心に当駅で渋谷方面へ折り返す列車が多く設定されている(住吉駅留置線へ回送される場合もある)。
水天宮前側改札へ向かう出口付近は開削工法、それ以外はシールド工法で建設されている。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 半蔵門線 | 大手町・渋谷・中央林間方面 |
2 | 押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
発車メロディ編集
利用状況編集
- 都営地下鉄 - 2021年度の1日平均乗降人員は31,220人(乗車人員:15,548人、降車人員:15,672人)である[都交 1]。
- 開業当初の乗車人員の見込みは、26,000人であった[11]。
- 東京メトロ - 2021年度の1日平均乗降人員は43,825人である[利用客数 1]。
年度別1日平均乗降人員編集
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 都営地下鉄 | 営団 / 東京メトロ | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 18,690 | 19,657 | ||
2004年(平成16年) | 20,795 | 11.3% | 24,904 | 26.7% |
2005年(平成17年) | 22,861 | 9.9% | 29,211 | 17.3% |
2006年(平成18年) | 25,594 | 12.0% | 33,979 | 16.3% |
2007年(平成19年) | 28,972 | 13.2% | 37,692 | 10.9% |
2008年(平成20年) | 30,650 | 5.8% | 39,540 | 4.9% |
2009年(平成21年) | 30,871 | 0.7% | 40,297 | 1.9% |
2010年(平成22年) | 31,592 | 2.3% | 41,764 | 3.6% |
2011年(平成23年) | 31,222 | −1.2% | 41,938 | 0.4% |
2012年(平成24年) | 33,595 | 7.6% | 45,263 | 7.9% |
2013年(平成25年) | 35,208 | 4.8% | 47,192 | 4.3% |
2014年(平成26年) | 37,054 | 5.2% | 49,190 | 4.2% |
2015年(平成27年) | 39,825 | 7.5% | 52,793 | 7.3% |
2016年(平成28年) | 41,032 | 3.0% | 54,201 | 2.7% |
2017年(平成29年) | 41,892 | 2.1% | 55,225 | 1.9% |
2018年(平成30年) | 42,770 | 2.1% | 57,569 | 4.2% |
2019年(令和元年) | 43,537 | 1.8% | 58,961 | 2.4% |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]30,132 | −30.8% | 41,075 | −30.3% |
2021年(令和 | 3年)[都交 1]31,220 | 3.6% | 43,825 | 6.7% |
年度別1日平均乗車人員編集
開業以後の1日平均乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 都営地下鉄 | 営団 / 東京メトロ |
出典 |
---|---|---|---|
2000年(平成12年) | [備考 1]4,736 | 未開業 | [東京都統計 1] |
2001年(平成13年) | 5,677 | [東京都統計 2] | |
2002年(平成14年) | 6,490 | [備考 2]7,615 | [東京都統計 3] |
2003年(平成15年) | 9,268 | 9,929 | [東京都統計 4] |
2004年(平成16年) | 10,438 | 12,584 | [東京都統計 5] |
2005年(平成17年) | 11,537 | 14,792 | [東京都統計 6] |
2006年(平成18年) | 12,942 | 16,984 | [東京都統計 7] |
2007年(平成19年) | 14,468 | 19,265 | [東京都統計 8] |
2008年(平成20年) | 15,159 | 20,099 | [東京都統計 9] |
2009年(平成21年) | 15,188 | 20,403 | [東京都統計 10] |
2010年(平成22年) | 15,562 | 21,142 | [東京都統計 11] |
2011年(平成23年) | 15,413 | 21,216 | [東京都統計 12] |
2012年(平成24年) | 16,603 | 22,721 | [東京都統計 13] |
2013年(平成25年) | 17,430 | 23,712 | [東京都統計 14] |
2014年(平成26年) | 18,350 | 24,726 | [東京都統計 15] |
2015年(平成27年) | 19,707 | 26,544 | [東京都統計 16] |
2016年(平成28年) | 20,290 | 27,252 | [東京都統計 17] |
2017年(平成29年) | 20,724 | 27,759 | [東京都統計 18] |
2018年(平成30年) | 21,184 | 28,904 | [東京都統計 19] |
2019年(令和元年) | 21,568 | 29,596 | [東京都統計 20] |
2020年(令和 | 2年)15,012 | [都交 2] | |
2021年(令和 | 3年)15,548 | [都交 1] |
- 備考
駅周辺編集
当駅は、東京都道474号浜町北砂町線(清洲橋通り)と東京都道453号本郷亀戸線(清澄通り)が交差する清澄三丁目交差点付近の地下に立地する。周辺は、清澄、白河、三好、平野、深川となる。
駅周辺は清洲橋通りや清澄通りなどに沿って、店舗、マンションなどが建ち並ぶ。2000年代以降は同潤会清砂通アパートの建替として建設されたイーストコモンズ清澄白河をはじめ、付近に高層マンションが多数建設されている。
近隣に大江戸線の乗務員基地である清澄乗務管理所が設置されている。
バス路線編集
最寄りの停留所は、清澄通りおよび清洲橋通りにある清澄白河駅前、清澄通りにある清澄庭園前両バス停である。すべて東京都交通局により運行されている。
- 清澄白河駅前
- 門33系統:森下駅・都営両国駅・とうきょうスカイツリー駅入口経由 亀戸駅行き/門前仲町・月島駅・勝どき駅経由豊海水産埠頭行き
- 秋26系統:浜町中の橋・水天宮前・小伝馬町経由 秋葉原駅行き/扇橋一丁目・境川・東砂六丁目・宇喜田経由葛西駅行き
- 清澄庭園前
隣の駅編集
脚注編集
記事本文編集
出典編集
- ^ a b 平野元哉「大江戸線の構想から完成まで」 『鉄道ピクトリアル』 51巻7号、電気車研究会、2001年7月10日、78 - 86頁。ISSN 0040-4047。
- ^ 『より便利な地下鉄を目指して 半蔵門線水天宮前・押上間、平成15年春開業へ』(プレスリリース)営団地下鉄、1998年12月17日。 オリジナルの2003年12月5日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- ^ 『首都圏の地下鉄ネットワークがますます便利に! 半蔵門線 水天宮前・押上間 平成15年3月19日(水)開業(予定) 東武伊勢崎線・日光線南栗橋まで相互直通運転開始!』(プレスリリース)営団地下鉄、2002年8月29日。 オリジナルの2004年2月4日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- ^ 「鉄道記録帳2003年3月」『RAIL FAN』第50巻第6号、鉄道友の会、2003年6月1日、19頁。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。 オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ (PDF) 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b 『都営大江戸線ホームドア使用開始について <清澄白河駅のホームドアの使用を開始します>』(プレスリリース)東京都交通局、2011年4月18日。 オリジナルの2016年8月20日時点におけるアーカイブ 。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b (PDF) 『半蔵門線に初めて発車メロディを導入します 半蔵門駅、三越前駅にはその駅にゆかりのある曲を採用』(プレスリリース)東京地下鉄、2018年9月6日。 オリジナルの2018年9月13日時点におけるアーカイブ 。2020年3月20日閲覧。
- ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。
- ^ “東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年9月10日). 2021年3月29日閲覧。
- ^ “大江戸線国立競技場~六本木~上野御徒町~都庁前間の開業について”. 東京都交通局. 2000年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
- ^ 『首都圏の新たな動脈が、いよいよ完成!平成15年3月19日(水)半蔵門線 水天宮前・押上間開業』(プレスリリース)帝都高速度交通営団。 オリジナルの2003年12月17日時点におけるアーカイブ 。2022年11月16日閲覧。
利用状況編集
- 地下鉄の1日平均利用客数
- ^ 各駅の乗降人員ランキング - 東京地下鉄
- 地下鉄の統計データ
- 東京都交通局 各駅乗降人員
- ^ a b c d “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- 東京都統計年鑑