清野宏
研究員
清野 宏(きよの ひろし、1953年 - )は、日本の生物学者、免疫学者。学位は医学博士(アラバマ大学・1983年)[3]。千葉大学未来医療教育研究機構 卓越教授、千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点 初代拠点長[4]。東京大学 名誉教授。東京大学医科学研究所 特任研究員。
清野 宏 (きよの ひろし) | |
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生誕 |
1953年(70 - 71歳) 日本 長野県 |
国籍 | 日本 |
研究分野 |
生物学 免疫学 歯学 |
研究機関 |
千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点 東京大学医科学研究所 |
出身校 |
日本大学松戸歯学部 アラバマ大学バーミングハム校 |
主な業績 |
『粘膜免疫学の創成と粘膜ワクチン開発への理論形成』(2007年) 『粘膜免疫の基礎的解明と学問的体系確立』(2008年)など |
主な受賞歴 |
NIH New Investigator Award(1984年) NIH Research Career Development Award(1988年) 第2回日本ワクチン学会高橋賞(2007年)[1] 第51回野口英世記念医学賞(2008年)[2]など |
プロジェクト:人物伝 |
来歴
編集長野県出身[5]。1977年、日本大学松戸歯学部歯学科卒業と同時に渡米。アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンターで博士研究員となった。1983年、同医学系大学院博士課程修了。1986年、ドイツのマックス・プランク生物学研究所感染症部門 上級研究員となり、1991年、アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター 教授。1994年、大阪大学微生物病研究所 教授。2003年、東京大学医科学研究所 教授、2011年、同所長や同国際粘膜ワクチン開発研究センター長などを歴任し、東京大学名誉教授の称号を受けた[6]。
業績
編集1980年に、腸管の粘膜に免疫機構が存在することを発見し、粘膜免疫のための粘膜T細胞と上皮細胞の相互作用、γyとαβT細胞による粘膜免疫と経口免疫寛容の誘導・制御機構、粘膜ワクチンの開発について研究し、2007年に「飲むワクチン」の新たな技術を開発した。
著書
編集- 『粘膜免疫からの感染と免疫応答機構―体の入口から呼吸器・消化器,生殖器,皮膚までの制御 (実験医学増刊 Vol. 25-20)』羊土社、2007年11月20日。ISBN 978-4758102872
など
所属学会
編集など
関連項目
編集脚注
編集- ^ “高橋賞、高橋奨励賞 歴代受賞者・受賞研究題名一覧”. 日本ワクチン学会 (2007年12月10日). 2007年12月10日閲覧。
- ^ “清野 宏 先生の野口英世記念医学賞ご受賞”. 腸内細菌学会 (2008年11月10日). 2008年11月10日閲覧。
- ^ “清野 宏 – CHIBADAI NEXT”. 千葉大学 (2020年4月1日). 2020年4月1日閲覧。
- ^ “有効で安全・安心な粘膜ワクチンの実用化により社会貢献を目指す!AMED「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」に採択”. 千葉大学 (2022年8月26日). 2022年8月26日閲覧。
- ^ 日本学士院賞授賞の決定について
- ^ 名誉教授
外部リンク
編集- 清野宏 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 千葉大学 未来医療教育研究機構 公式
- 千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点(cSIMVa) 公式
- 千葉大学災害治療学研究所 感染症 ワクチン開発研究部門 公式
- 清野 宏 富山大学附属図書館医薬学図書館