測深儀(そくしんぎ)は、水深を計測するための装置。

概要編集

 
音響測深の模式図。船底から海底に向けて音波を送信して海底で反射して戻ってくるまでの時間から水深を算出する
 
海底の地形を調査する様子

古くはロープに錘をつけて沈めて水深を測定していた。しかし、この方法では航行中には錘が水流で斜めになるので正確な値を得られなかった。現在では超音波を送信して海底で反射して戻ってくるまでの時間から水深を算出する音響測深儀が使用される。また、魚群探知機と作動原理が同じなので兼用になっている場合も多い。

音響を利用する測深儀は1950年代には既に試みられていた[1]。近年では水中レーザーを使用する機種もある[2]。また小型軽量化され、自律型無人潜水機にも搭載される。

脚注編集

  1. ^ 実吉純一. "超音波による魚群探知と測深." 日本音響学会誌 8.2 (1952): 59-65.
  2. ^ 重松文治,守屋典昭. "水中レーザー・GPS を用いた大水深測深システムの研究開発." 写真測量とリモートセンシング 36.5 (1997): 24-34.

文献編集

  • 茂在寅男『音響測深儀―附・魚群探知機』海文堂、1953年。
  • 山本耕策『音響測深儀と魚群探知機』海文堂、1968年。
  • 宍戸正昭、「水中超音波を用いた海洋計測技術」『計測と制御』 19巻 3号 1980年 p.348-356, doi:10.11499/sicejl1962.19.348
  • 浅田昭, et al. "測深技術の現状." 海洋調査技術 15.1 (2003): 37-77, NAID 10021980210
  • 畑中勝守, 畑中勝守, 和田雅昭, 上瀧實 ほか、「魚群探知機情報を活用した低コスト海底地形測深システムの開発 (PDF) 」 第60 回土木学会年次学術講演会概要集, 第 W 部門, pp521 522 (2005): 115.
  • 中西正男, 「9,000 mより深い水深におけるマルチナロービーム音響測深機による測深の信頼性評価」『海洋調査技術』 23巻 1号 2011年 p.1_11-1_23, doi:10.11306/jsmst.23.1_11
  • 半谷和祐、「SeaBeam3000深海用マルチビーム測深機 : 世界初のマルチビームから50年 (特集 活用が進むマルチビーム測深機)」『超音波 techno』 24.5 (2012): 50-54, NAID 40019448306

関連項目編集