湯殿山麓呪い村
『湯殿山麓呪い村』(ゆどのさんろくのろいむら)は山村正夫の推理小説。またそれを原作とした日本の伝奇ミステリー・サスペンス映画。角川春樹事務所の制作、東映セントラルフィルムの配給により、1984年に公開された。同時上映は井筒和幸監督の『晴れ、ときどき殺人』。
概要
編集1980年に角川書店から単行本発売された伝奇本格推理小説。同年、角川小説賞を受賞している。その後1983年にカドカワノベルズ、1984年に角川文庫で上下巻が発売。1994年にケイブンシャ文庫(全一巻)、1997年には角川文庫から〈名作リバイバルコレクション〉のラインナップにて、新装復刊版が上下巻で発売されている。
また、探偵・滝連太郎を主人公とする伝奇ミステリシリーズ第一作でもある。
映画
編集湯殿山麓呪い村 | |
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監督 | 池田敏春 |
脚本 |
荒井晴彦 佐伯俊道 |
製作 |
紫垣達郎 伊藤亮爾 黒澤満 |
製作総指揮 | 角川春樹(角川春樹事務所) |
出演者 |
永島敏行 織本順吉 岩崎加根子 永島暎子 仙道敦子 青木義朗 田中義尚 榎木兵衛 |
音楽 | 林光 |
撮影 | 山崎善弘 |
編集 | 井上治 |
製作会社 | 角川春樹事務所(旧) |
配給 | 東映セントラルフィルム |
公開 | 1984年5月26日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 3億9000万円[1] |
概要 (映画)
編集大学講師で考古学者の滝連太郎(永島敏行)が、湯殿山麓に眠る幽海上人の即身仏(ミイラ)の謎を解明すべく調査を開始すると、しだいに次々と奇怪な連続殺人が起こり、事件に巻き込まれてしまう。角川春樹製作総指揮。作品の舞台となったのは山形県鶴岡市に現存する湯殿山麓である。
スタッフ
編集- 監督:池田敏春
- 制作総指揮:角川春樹
- 制作:紫垣達郎、伊藤亮爾、黒澤満
- 原作:山村正夫
- 脚本:荒井晴彦、佐伯俊道
- 撮影:山崎善弘
- 美術:小川富美夫
- 編集:井上治
- 音楽:林光
- 録音:橋本文雄
- 照明:加藤松作
- 記録:中島俊雄
- 助監督:渡辺容大、細野辰興、猪腰弘之
- 監督補:森安建雄
キャスト
編集脚注
編集- ^ 中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、282頁。ISBN 978-4-04-731905-9。
関連項目
編集外部リンク
編集- 湯殿山麓呪い村 : 角川映画 - KADOKAWAの紹介ページ
- 湯殿山麓呪い村 - allcinema
- 湯殿山麓呪い村 - KINENOTE
- Yudono-sanroku noroi mura - IMDb
- 湯殿山 - 山形県鶴岡市観光連盟