メインメニューを開く

湯河原町

日本の神奈川県の町

湯河原町(ゆがわらまち)は、神奈川県南西部にある湯河原温泉で有名な温泉町としてよく知られている。東海道本線が通る。古くから文豪、画家など多くの作家が逗留し創作の筆を執った。

ゆがわらまち
湯河原町
Fujiki river - Yugawara onsen.jpg
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
足柄下郡
市町村コード 14384-7
法人番号 6000020143847 ウィキデータを編集
面積 40.97km2
総人口 23,802[編集]
推計人口、2019年10月1日)
人口密度 581人/km2
隣接自治体 小田原市
足柄下郡箱根町真鶴町
静岡県熱海市田方郡函南町
町の木 椿
町の花 みかん
町の鳥 めじろ
湯河原町役場
町長 冨田幸宏
所在地 259-0392
神奈川県足柄下郡湯河原町中央二丁目2番地1
北緯35度8分52.4秒東経139度6分29.9秒座標: 北緯35度8分52.4秒 東経139度6分29.9秒
湯河原町役場
外部リンク 湯河原町公式サイト

湯河原町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

 表示 ウィキプロジェクト

地理編集

 
湯河原町の中心部と、真鶴町真鶴半島

箱根火山の外輪山南麓と相模灘に挟まれた低地に町の中心域がある。厳密に述べれば、第四紀の火山である湯河原火山が、著しく浸食されて形成された地形の多くを町域としている[1]真鶴町と接する東北域には、緩やかな山麓部があり住宅地とミカン畑が混在して広がる。南部は千歳川の北沿いに温泉街や住宅地が集まる。海岸線には長さ700mほどの砂浜海岸があり、夏には海水浴客でにぎわう。

  • 山:鞍掛山、大観山、城山、幕山、星ヶ山、南郷山
  • 河川: 新崎川、藤木川、千歳川
  • 湖沼:自鑑水、池峯
  • 海:相模灘

歴史編集

  • 鎌倉時代相模国土肥郷と呼ばれていた。
  • 江戸時代:宮上村・宮下村・門川村・城堀村・鍛冶屋村・(旧)吉浜村・を土肥6ケ村とした。
  • 1884年(明治17年):土肥6ケ村が連合して(旧)吉浜村に戸長役場を置き、吉浜村外5ケ村とした。
  • 1889年4月(明治22年):町村制の施行により、吉浜村外5ヶ村の内、宮上村・宮下村・門川村・城堀村が合併し土肥村とした。
  • 同上:吉浜外5ヶ村の内、(旧)吉浜村・鍛冶屋村を合併し吉浜村とした。
  • 1926年7月1日(大正15年):土肥村が町制をしき(旧)湯河原町になる。
  • 1940年4月1日(昭和15年):吉浜村が町制をしき吉浜町になる。
  • 1946年7月27日(昭和21年):福浦村が所属した真鶴町外2ヶ村組合が解散。
  • 1955年4月1日(昭和30年):(旧)湯河原町・吉浜町・福浦村が合併し湯河原町が発足、現在に至る。
  • 1983年11月1日(昭和58年):固定系防災行政無線が開局される。
  • 2001年10月1日(平成13年):防災行政無線のチャイムの音色が変更する。
  • 2011年3月1日(平成23年):操作卓の更新などにより、防災行政無線放送等変更。

字・地名編集

土肥次郎実平が統治していた時代より受け継がれているものが多く、小字名などで昔どのような地域だったのかが容易に想像できる。

地区編集

  • 城堀(しろほり) : 土肥城があった城山を中心に広がる地区。 
  • 鍛冶屋(かじや) : 新崎川の川砂に多く混ざる砂鉄を利用して鉄器や刀鍛冶などが盛んだったといわれる地区。
  • 門川(もんがわ) : 千歳川の下流部に広がり静岡県熱海市伊豆国)との境にある地区(年配者は"もがわ"と発音する場合が多い)。
  • 吉浜(よしはま) : 砂浜(吉浜)から箱根町小田原市の境にまで伸びる地区。
  • 福浦(ふくうら) : 真鶴町と海側の境にあり、湯河原町で唯一港のある地区。
  • 川堀(かわほり) : 真鶴町との山側の境にあり、"うさぎ沢"などの小字名がある地区。
  • 宮下(みやした) : 五所神社を境に下(海側)に位置する地区。
  • 宮上(みやかみ) : 五所神社を境に上(山側)に位置する地区(温泉が沸いているのはほぼこの地区に属する)。
温泉場(おんせんば) : 宮上地区中部の温泉旅館が集まる地域
奥湯河原(おくゆがわら) : 湯河原の奥座敷と呼ばれ最も箱根寄りの地域
  • 土肥(どい) : 区画整理によって生まれた地区で元の城堀・宮下・門川の一部からなる。
  • 中央(ちゅうおう) : 区画整理によって生まれた地区で元の吉浜・城堀・門川・鍛冶屋の一部からなる。

小字編集

  • 蔵町(くらまち) : 土肥地区元の門川だったあたり。現在は蔵町公園(通称タコ公園)の名称としてのみ残る。
  • 弁当場(べんとうば) : 鍛冶屋地区の幕山中腹あたり。
  • 陣馬の沢(じんばのさわ) : 城山から鍛冶屋側へ下った所。石橋山の戦いで敗戦し逃れてきた頼朝らの陣馬を野に放ったことに因む。
  • 黒石(くろいし) : 南郷山のすそ野、黒い石が多い。現在も野面(のづら)積みの石垣が残る。
  • 白石(しろいし) : 城山のすそ野、白い石が多い。現在も野面積みの石垣が残る。
  • うさぎ沢(うさぎさわ) : 星ヶ山のすそ野。山深く現在になって開発がされてきている。
  • 真砂(まさご) : 新崎川の下流部で流れが弱くなり砂が溜まりやすい所。
  • 湯河原(ゆがわら) : 千歳川の河原に温泉が沸いていた地域。
  • その他多数

人口編集

 
湯河原町と全国の年齢別人口分布(2005年) 湯河原町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 湯河原町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
 

湯河原町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
  • 神奈川県内の市町村で最も60歳以上の比率が高く、老人ホームの数も多い。

行政編集

町の行政機関編集

県の行政機関編集

立法編集

町政編集

町議会

  • 議長 : 露木寿雄

湯河原町町議会の議席定数は、14議席である。なお湯河原町議会議員の現任期満了日は令和2年3月31日である。

県政編集

湯河原町(足柄下郡)から選出される神奈川県議会議員の定数は1議席である。現任期の満了日は、平成31年4月29日である。

国政編集

衆議院

湯河原町は、小田原市等から構成される神奈川17区が選挙区となる。

解散日:2017年9月28日 投票日:2017年(平成29年)10月22日
当日有権者数:430,786人 最終投票率:54.29%(前回比:+0.59ポイント)

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
牧島かれん40自由民主党117,003票
51.3%
――公明党
神山洋介42希望の党83,407票
36.5%
71.3%
横田英司59日本共産党27,798票
12.2%
23.8%
参議院

湯河原町は、参議院 南関東ブロック・神奈川選挙区に属する。

なお、当選挙区の参議院選挙比例代表区選出議員についての詳細は、神奈川県選挙区を参照のこと。

財政編集

平成18年度
  • 財政力指数 0.82 神奈川県市町村平均 1.05
  • 経常収支比率 95.7% 財政が硬直化している
  • 標準財政規模 50億5400万円
  • 人口一人当たり人件費物件費等決算額 12万7426円 神奈川県市町村平均 10万3215円
  • 人口一人当たり地方債現在高 29万3102円 普通会計分のみ 神奈川県市町村平均 47万6542円
  • 実質公債費比率 18.1% 神奈川県市町村平均 19.5% 18%を超えているので起債には協議が必要
  • 人口1000人当たり職員数 10.97人 神奈川県市町村平均 6.59人
    • 内訳 一般職員226人(うち技能労務職 42人) 教育公務員3人 消防職員 76人 合計 305人
  • 町職員一人当たり平均給料月額 32万9300円 すべての職員手当等を含まない数字
  • 町職員一人当たり人件費概算値(年額) 841万3620円  (人件費/職員数)
  • ラスパイレス指数 96.5 全国町村平均 93.9
  • 普通会計歳出に占める人件費比率 32.0%

地方債等の残高

  • 1普通会計分の地方債 81億5000万円
  • 2特別会計分の地方債 95億5700万円
  • 3関係する一部事務組合分の債務 9億6700万円 (債務x負担割合 湯河原町真鶴町衛生組合分)
    • 湯河原町真鶴町衛生組合、神奈川県市町村職員退職手当組合、神奈川県後期高齢者医療広域連合
  • 4第三セクター等の債務保証等に係る債務 11億9200万円(湯河原土地開発公社分)
    • 湯河原土地開発公社、(有)コミュニティサービス、(財)かながわ海岸美化財団

地方債等の残高合計 198億6600万円 (連結会計)

  • 湯河原町民一人当たりの地方債等残高 71万4424円 (連結会計)

経済編集

産業編集

観光業
温泉
日帰り温泉(町内各所)
  • こごめの湯
  • ゆとろ嵯峨沢の湯
  • 湯河原ラドンセンター(ホテル城山)
  • いずみの湯(ニューウェルシティ湯河原)
  • The Ryokan Tokyo YUGAWARA (Gensen Cafe)
海の家
  • 湯河原海水浴場
ミュージアム
  • 美術館・記念館
観光農業
  • みかん狩り・オレンジ狩り
  • みかんオーナー
工場見学
製菓業
農業
漁業

姉妹都市(親善都市)編集

地域編集

医療編集

教育編集

大学
中学校
小学校
  • 湯河原町立東台福浦小学校
  • 湯河原町立吉浜小学校
  • 湯河原町立湯河原小学校

湯河原町では、「湯河原町育英奨学金条例」に基づく奨学金制度があり主に高校進学者を対象としている。

メディア編集

交通編集

鉄道路線編集

東海道本線の開通以前は、人車鉄道軽便鉄道豆相人車鉄道→熱海鉄道も1895年〜1923年にかけて存在していた。

路線バス編集

道路編集

有料道路
一般国道
主要地方道
  • 幕山公園通り - 市街地主要道の1つ。国道135号上の幕山公園(梅林)入り口交差点から線路下まで、新崎川と並行するように北西へと進む。
  • オレンジライン - 県道75号のバイパス道路。線路下の五所神社前交差点を北方に分岐し、山地の裾野を北西へと進んで行き、奥湯河原の手前で県道75号と再合流する。元々は1968年に神奈川県道路公社によって「湯河原新道」という有料道路として開通。1987年に湯河原町に譲渡・無料化。
  • 神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線(椿ライン) - 国道135号上の湯河原駅入口交差点から分岐して西進し、湯河原駅前を通りつつ千歳川に沿って更に西進する。奥湯河原に至った後は、城山方面へと東進しつつ北上して大観山へと至る「椿ライン」と呼ばれる山道となる。箱根町に入った後は、元箱根箱根神社前などを経由しつつ、仙石原へと至る。
  • サンサン通り - 市街地主要道の1つ。国道135号上の湯河原温泉入り口交差点から、土肥一丁目交差点の手前まで西進。

名所・旧跡・祭事・催事など編集

温泉施設編集

手湯・足湯
湯治
  • ままねの湯

日帰り温泉編集

  • こごめの湯[4]
  • ゆとろ嵯峨沢の湯[4]
  • 湯河原ラドンセンター(ホテル城山)[4]
  • いずみの湯(ニューウェルシティ湯河原)[4]
  • 大滝ホテル
  • 旅館 天作
  • Gensen Café(THE RYOKAN TOKYO 湯河原)
  • 湯河原温泉ちとせ
  • みやかみの湯

名所・寺社編集

 
白雲の滝
  • 白雲の滝・天照山神社
  • しとどの窟
  • 不動滝
  • 椿寺(熱海市・泉地区)
  • 保善院(熱海市・泉地区)
  • 福泉寺(熱海市・泉地区)
  • 城願寺
  • 五所神社
  • 土肥城址

史跡編集

美術館・博物館編集

工場見学編集

  • ちぼり湯河原スイーツファクトリー - ちぼり

公園施設編集

  • 神奈川県立奥湯河原自然公園
  • 箱根ジオパーク
  • 星ヶ山公園(さつきの郷) - 吉浜地区、湯河原カンツリークラブ北方。
  • ゆめ公園(総合運動公園・国体アーチェリー会場) - 吉浜地区、湯河原カンツリークラブ南東。
  • 幕山公園湯河原梅林) - 鍛冶屋地区、新崎川上流。
  • 城山公園(ピクニックグラウンド・あじさいの郷)- 城山南東部。
  • 万葉公園独歩の湯・熊野神社・狸福神社・観光会館) - 宮上地区、千歳川・落合橋の西方。
  • 湯河原海辺公園ドッグラン - エスポット南東脇。町民以外1頭1回につき200円。
  • 湯河原海浜公園(町営プール・テニスコート) - 門川地区、湯河原中学校南西脇。
  • 泉公園(花火大会会場) - 熱海市泉地区。
その他
  • 川堀公園 - 吉浜・川堀地区。
  • ゆり公園 - 吉浜地区、線路付近。
  • 森下公園 - 鍛冶屋地区、町立たちばな保育園北西脇。
  • 柵口公園 - 中央4丁目。
  • さくらんぼ公園 - 中央3丁目、ハンディホームセンター南脇。
  • 広崎公園 - 中央1丁目、町役場南方。
  • 若宮公園 - 中央1丁目、町立まさご保育園西脇。
  • 蔵町公園 - 土肥2丁目。
  • 御庭公園 - 土肥1丁目、湯河原駅南方。
  • 桜木公園 - 土肥5丁目、Aコープ東向。
  • 川端公園 - 門川地区、千歳川沿い。

スポーツ施設編集

  • 湯河原カンツリー倶楽部
  • 湯河原町総合運動公園
  • 湯河原ヘルシープラザ
  • 湯河原海浜公園
    • 町営プール(夏季)
    • テニスコート

イベント編集

 
湯河原梅林(幕山公園)梅の宴
  • 梅の宴(1月下旬〜3月中旬)
湯河原梅林(幕山公園)               
  • マスつり解禁(3月1日) 
藤木川(千歳川上流部)
  • 土肥祭(4月第1日曜日)
土肥一族の墓(城願寺)
  • 源頼朝旗揚げ武者行列(4月第1日曜日)
五所神社〜JR湯河原駅
  • 湯かけ祭り(5月第4土曜日)
温泉場
  • さつきまつり(5月下旬〜6月上旬)
さつきの郷(星ヶ山公園)
  • ほたるの宴(6月上旬、中旬)
万葉公園・藤木川・新崎川
  • 海水浴(7月上旬〜8月31日)
湯河原海水浴場(吉浜海岸)
素鵞神社
  • 湯河原やっさ祭り(8月2日、3日)
町内各所
  • 海上花火大会(8月3日)
湯河原海水浴場(吉浜海岸)
  • ちびっこ広場(8月上旬〜下旬)
観光会館前
  • みかん狩り(温州みかん10月上旬〜12月中旬・オレンジ類、甘夏3月〜5月)
町内各みかん畑
  • ゆがわらHalloween(10月最後の土日)
町内町民体育館
  • もみじ祭り(11月中旬〜12月上旬)
紅葉の郷(池峯)・奥湯河原
  • どんど焼き(1月14・15日)
町内各所
  • 観光朝市(毎週日曜日AM6:00〜AM9:00頃)
観光会館前

光風荘編集

湯河原町にある史跡。二・二六事件で東京以外の唯一の事件現場となった。昭和11年2月26日早朝、伊藤屋旅館別荘光風荘に宿泊中の牧野伸顕元内大臣他6名が襲撃された。(事件の詳細は「河野壽」を参照)二・二六事件の際に焼失したが、その後復元され、事件関係の資料が展示されている。開館日は土・日・祝と2月26日、それ以外の日の見学は事前予約が必要。[5]北緯35度08分45秒 東経139度04分25秒 / 北緯35.145935度 東経139.073516度 / 35.145935; 139.073516

関連する有名人編集

出身有名人編集

著名な住民編集

別荘編集

ゆかりの人物と作品・逗留先編集

ゆかりの歴史上の人物編集

湯河原町のご当地ソング編集

  • 「ぽつり、湯河原」松尾雄史
  • 「湯河原の郷」西川晶
  • 「湯河原音頭」西川晶
  • 「新湯河原音頭」西川晶
  • 「湯河原哀歌」小山みつな
  • 「せきれいの宿」笹みどり
  • 「湯河原湯情」島津悦子

その他編集

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

出典編集

  1. ^ [産業技術総合研究所 地質調査総合センター 日本の第四紀火山 湯河原 ("地学事典の項目"を参照)]
  2. ^ http://www.shodai.ac.jp/university/history/index.html 沿革
  3. ^ 平成 27年度自己点検評価書 (PDF)
  4. ^ a b c d 湯河原温泉を日帰りで楽しむ”. 湯河原温泉観光協会 (201930-05-). 2019年5月5日閲覧。
  5. ^ 湯河原温泉を観光する|湯河原温泉観光協会
  6. ^ 担々やきそばでまちおこし/湯河原 カナロコ(神奈川新聞)2008年3月7日掲載

関連項目編集

外部リンク編集