湾岸スターカップ(わんがんスターカップ)は、愛知県競馬組合名古屋競馬場で施行する地方競馬準重賞競走である。格付けはP。正式名称は「競馬エース賞 湾岸スターカップ」。2022年(令和4年度)までは重賞競走(SPII)として行われていた。

湾岸スターカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 愛知県競馬組合
競馬場 名古屋競馬場
第1回施行日 2018年1月1日
2024年の情報
距離 ダート920m
格付け 準重賞・P
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上、東海所属
負担重量 別定
出典 [1]
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概要 編集

2018年に東海地区デビューの明け3歳馬によるSPIIの重賞競走として新設。第1回は同年元日に名古屋競馬場のダート1600mで施行された。

2019年までは湾岸ニュースターカップの名称で開催されていたが、2020年より夏季開催に移行されるとともにレース名称も湾岸スターカップに変更された。また、この年より西日本ダービーの指定競走となっている[2]

2021年にHITスタリオンシリーズに指定された。副賞対象種牡馬はダノンレジェンド

2022年からは名古屋競馬場の移転に伴い施行距離をダート2100mに、また施行時期を5月に移行されるとともに出走条件も4歳以上に変更される[3]。2023年度に準重賞に格下げされ[4]、さらに2024年からは施行距離を920mに短縮することになった[5]

条件・賞金等(2023年) 編集

出走条件
サラブレッド系4歳以上オープン、東海所属
負担重量
別定
賞金
1着300万円、2着105万円、3着60万円、4着45万円、5着30万円。
副賞
エースメディア株式会社賞[6]

歴史 編集

  • 2018年 - 明け3歳の東海デビュー馬限定の重賞競走として新設。名古屋競馬場ダート1600mで施行。
  • 2019年 - 距離を1400mに変更。
  • 2020年
    • レース名称を湾岸スターカップに変更。
    • 西日本ダービーの指定競走となる。
    • 距離を1600mに戻す。
  • 2021年
    • HITスタリオンシリーズに指定。
    • 負担重量が定量から別定に変更。
  • 2022年
    • 名古屋競馬場の移転に伴い、施行距離をダート2100mに変更。
    • 施行時期を5月に変更。
    • 出走条件が3歳限定から4歳以上に変更。
  • 2023年 - 準重賞に降格[4]
  • 2024年 - 距離を920mに変更。

歴代優勝馬 編集

2021年までは旧名古屋競馬場。

回数 施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2018年1月1日 1600m サムライドライブ 牝3 愛知 1:45.5 丸野勝虎 角田輝也 (株)グリーンファーム
第2回 2019年1月1日 1400m ブライアンビクター 牡3 笠松 1:30.2 藤原幹生 大橋敬永 廣瀬普
第3回 2020年8月5日 1600m インザフューチャー 牡3 愛知 1:45.5 戸部尚実 川西毅 (有)ベターエステイト
第4回 2021年8月4日 1600m スプリングメドウ 牡3 愛知 1:43.6 岡部誠 井手上慎一 蜂須賀重夫
第5回 2022年5月30日 2100m ブンブンマル 牡4 愛知 2:17.2 加藤聡一 川西毅 尾崎智大
第6回 2023年5月19日 2100m ナムラマホーホ 牡4 愛知 R2:13.7 加藤聡一 藤ケ崎一人 北澤信

Rはコースレコードを示す。

競走結果の出典 編集

脚注 編集

  1. ^ 競馬番組要綱” (PDF). 金シャチけいばNAGOYA 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2023年10月29日閲覧。
  2. ^ 令和2年度の重賞日程について”. 金シャチけいばNAGOYA 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2020年7月31日閲覧。
  3. ^ 令和4年度の重賞日程について”. 金シャチけいばNAGOYA 名古屋けいばオフィシャルサイト (2022年2月25日). 2022年2月25日閲覧。
  4. ^ a b 令和5年度の重賞日程について”. 金シャチけいばNAGOYA 名古屋けいばオフィシャルサイト (2023年10月29日). 2023年2月22日閲覧。
  5. ^ 令和6年度(2024年度)名古屋競馬重賞競走等予定(PDF)愛知県競馬組合、2024年2月21日閲覧
  6. ^ 令和5年度 第4回 名古屋競馬番組 湾岸スターカップ(P)シリーズ” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2023年10月29日閲覧。