漸層法(ぜんそうほう、climax)とは、言葉・が順番に重要性を増すよう配列された修辞技法のこと。連続する節で言葉・句を繰り返す前辞反復と一緒に用いられることもある。

語源編集

ギリシャ語の「はしご」。

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  • 長く続くものが3つある。信仰、希望、そして愛。しかし、もっとも大きいものは愛である。 - 『コリントの信徒への手紙一』より
  • 思うに、この結論に辿り着いたのは、国家のためでも、全人類のためでもなく、地球上の生命のためである。 - ジョージ・ワルド『A Generation in Search of a Future』

反漸層法編集

逆に、反漸層法下降漸層法anti-climax)は、語り手または作者が言おうとした考えが、高いところから(意図的であるなかれ)突然下降したものを言う。

  • 偉大なるダルハウジー、彼は戦の神、マー伯に使える中佐。

反漸層法は滑稽または風刺的な目的にのみ、故意に使われる。アンチテーゼの特徴を帯びていることが多い。

  • 死んで寄附しなさい、大学か猫に。

反漸層法と頓降法(Bathos)の区別は難しいが(事実、日本語の「漸降法」は両方にあてられる)、漸層法の相対語としては、反漸層法の方が明確である。

関連項目編集

参考文献編集

  •   この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Anticlimax". Encyclopædia Britannica (英語). 2 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 123.
  • Corbett, Edward P.J. Classical Rhetoric for the Modern Student. Oxford University Press, New York, 1971.
  • Smyth, Herbert Weir (1920). Greek Grammar. Cambridge MA: Harvard University Press, p. 677. ISBN 0-674-36250-0.