澤屋敷 純一(さわやしき じゅんいち、1984年9月13日 - )は、日本の元男性キックボクサー秋田県東京都)出身。血液型O型。チームドラゴン所属。東京都立忠生高等学校卒業。

澤屋敷 純一
基本情報
本名 澤屋敷 純一
通称 若き大和魂
IQドラゴン
階級 ヘビー級K-1
身長 184cm
体重 100kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1984-09-13) 1984年9月13日(39歳)
出身地 日本の旗 日本
秋田県東京都
スタイル 柔道
キックボクシング
プロキックボクシング戦績
総試合数 22
勝ち 15
KO勝ち 10
敗け 7
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来歴 編集

高校3年の終わりにピーター・アーツに憧れ、前田憲作主宰のチームドラゴンに入門してキックボクシングを始める。

2004年2月11日R.I.S.E.でプロデビュー。岡本レイと対戦し、右ローキックでKO勝ち。

2005年5月3日、第16回全日本新空手道選手権大会、K-2グランプリ重量級に出場。決勝で新村優貴(現、悠羽輝)に敗れ、準優勝。

2006年5月17日J-NETWORK「GO! GO! J-NET '06 〜Invading the DRAGON〜」で王者馬場伸孝とJ-NETWORKヘビー級タイトルマッチで対戦。3Rに額のカットによるドクターストップでTKO勝ち。J-NETWORKヘビー級王者となった。試合後、リング上で「いい所で負けてばっかりだったですけど、チャンピオンになれて良かったです。これから物凄い頑張るんで、応援をお願いします」とコメントした。

2006年7月30日、R.I.S.E. XXVIIIで百瀬竜徳と対戦。2Rに右アッパーでダウンを奪うと百瀬のセコンドからタオルが投入され、TKO勝ちとなった。

2006年12月2日K-1初参戦となるK-1 WORLD GP 2006 in TOKYO 決勝戦のオープニングファイトで野田貢と対戦、判定勝ち。

2007年3月4日、K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMAで大抜擢されジェロム・レ・バンナと対戦。カウンターでバンナから2度のダウンを奪い大差の判定勝ちを収めた。K-1ルールでバンナに勝利した日本人選手は澤屋敷が初めてであった。試合後、「嬉しいです。作戦通りです。2、3Rにバンナ選手が焦れてくるのはわかっていました。勝ったけど、ぬか喜びせず練習して、K-1の選手と肩を並べたいです」と話した。また、谷川貞治イベントプロデューサーは「勝負度胸、テクニックはもちろん、強運も感じる。チャンスを与え、大切に育てたい」と話した。

2007年4月28日、K-1 WORLD GP 2007 in HAWAIIでは、ランディ・キムと対戦。2Rスタンディング・ダウンを奪い、そのままKO勝利。

2007年6月3日、J-NETWORK「TEAM DRAGON QUEST 1」で尾崎圭司とエキシビションマッチを行った。アフロのカツラ、ワイシャツ、ネクタイ、サスペンダーというコミカルな姿でのエキシビションマッチとなった。6月18日にK-1参戦に集中するためJ-NETWORKヘビー級王座を返上した。

2007年6月23日、K-1 WORLD GP 2007 IN AMSTERDAMでは、ニコラ・ヴェルモンと対戦。2R左フックでKO勝利。

右手首の負傷によりASIA GP、世界最終予選への出場は見送られたため、WORLD GP 2007への道は閉ざされたに見えたが、武蔵を抑え、主催者推薦枠での参戦が決定した。

2007年9月29日、K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16のGP1回戦で藤本祐介と対戦。1Rに藤本の左フックにより鼻からの出血が止まらなくなるが、2Rに膝蹴りと左フックでダウンを奪うと、3Rにはスタミナの切れた藤本から3ダウンを奪いKO勝利。

2007年12月8日、K-1 WORLD GP 2007 FINALの準々決勝でピーター・アーツと対戦。1Rに右ハイキック、右ストレートで2度のダウンを喫し、KO負け。

2008年4月13日K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA武蔵と対戦。世代交代マッチと謳われた一戦だったが、2Rに3度のダウンを喫し、KO負け。

2008年7月13日K-1 WORLD GP 2008 IN TAIPEIのスーパーファイトでカタリン・モロサヌと対戦し、1RKO負け。

2008年9月27日K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16ジェロム・レ・バンナと対戦。2Rにダウンを奪われ判定負け。

2009年3月28日K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMAにてグラウベ・フェイトーザと対戦。計3度のダウンを奪われ最後はタオル投入によるTKO負けとなった。ちなみにこの試合前に、1年以上前から腰痛に悩まされ一時はトレーニングもままならない状態であったことが明らかにされたこともあり[1]、試合後には現役引退も示唆した[2]

2009年6月公開の役所広司初監督映画『ガマの油』で俳優デビュー、格闘技を引退した。その後はパーソナルトレーナーとしても働く。

人物 編集

非常に強気な発言が多いことで知られる。「オレ強いよ」「日本代表とかそんなの興味ない」「オレに勝てるの?」などの発言もしている。

戦績 編集

キックボクシング 戦績
23 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
15 10 5 0 0 0
8 5 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× グラウベ・フェイトーザ 2R 0:48 TKO(タオル投入) K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
【スーパーファイト】
2009年3月28日
× ジェロム・レ・バンナ 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16
【1回戦】
2008年9月27日
× カタリン・モロサヌ 1R 2:04 KO(3ノックダウン:左フック) K-1 WORLD GP 2008 IN TAIPEI
【スーパーファイト】
2008年7月13日
× 武蔵 2R 2:16 KO(3ノックダウン:左ストレート) K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA 2008年4月13日
× ピーター・アーツ 1R 1:29 KO(2ノックダウン:右ストレート) K-1 WORLD GP 2007 FINAL
【準々決勝】
2007年12月8日
藤本祐介 3R 1:34 KO(3ノックダウン:戦意喪失) K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16
【1回戦】
2007年9月29日
ニコラ・ヴェルモン 2R 1:53 KO(左フック) K-1 WORLD GP 2007 IN AMSTERDAM 2007年6月23日
ランディ・キム 2R 2:52 KO(左フック) K-1 WORLD GP 2007 in HAWAII 2007年4月28日
ジェロム・レ・バンナ 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMA 2007年3月4日
野田貢 3R終了 判定2-1 K-1 WORLD GP 2006 in TOKYO 決勝戦
【オープニングファイト】
2006年12月2日
百瀬竜徳 2R 2:46 KO(右アッパー) R.I.S.E. XXVIII 2006年7月30日
馬場伸孝 3R 0:31 TKO(ドクターストップ:額のカット) J-NETWORK「GO! GO! J-NET '06 〜Invading the DRAGON〜」
【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】
2006年5月17日
× 悠羽輝 1R 1:21 KO(2ノックダウン:右フック) R.I.S.E. G-BAZOOKA TOURNAMENT '06
【1回戦】
2006年3月26日
伊賀弘治 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. XXII 2006年1月29日
長谷川康也 2R 1:26 KO(右フック) R.I.S.E. XX 2005年11月27日
池田強宏 1R 1:42 KO(3ノックダウン:右フック) J-NETWORK「GO! GO! J-NET '05 〜SKY HIGH〜」 2005年9月21日
佐藤淳 1R 2:27 TKO(タオル投入) R.I.S.E. XVIII 2005年8月28日
× FABIANO 3R+延長R終了 判定0-3 R.I.S.E. G-BAZOOKA TOURNAMENT '05
【1回戦】
2005年6月19日
山中政信 3R 1:56 KO(3ノックダウン:膝蹴り) R.I.S.E. XII 2005年1月30日
× ウィル・リーバ 3R終了 判定0-3 R.I.S.E. X 2004年10月31日
池田亮 2R終了 判定3-0 R.I.S.E. The Law of The Ring 〜日本 vs 世界〜
【フレッシュファイト】
2004年7月4日
谷村光教 3R終了 判定2-0 R.I.S.E. VII 2004年4月29日
岡本レイ 3R 1:08 KO(3ノックダウン:右ローキック) R.I.S.E. VI 2004年2月11日

主な獲得タイトル 編集

出演作品 編集

映画 編集

脚注 編集

  1. ^ 腰痛に悩む澤屋敷、勝って再浮上だ! - スポーツナビ・2009年3月25日
  2. ^ 緊急参戦のシュルトは完勝 澤屋敷が引退示唆=K-1 - スポーツナビ・2009年3月29日

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
馬場伸孝
第3代J-NETWORKヘビー級王者

2006年5月17日 - 2007年6月18日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ファビアーノ・サイクロン