煉瓦亭

煉瓦亭れんがてい)は、東京都中央区銀座にある洋食レストランであり、いくつかの洋食メニューの元祖とされている[1]

煉瓦亭
Rengatei
東京・銀座 煉瓦亭 正面
東京・銀座 煉瓦亭 正面
店舗概要
所在地 104-0061
東京都中央区銀座3丁目5-16
座標 北緯35度40分21.76秒 東経139度45分57.66秒 / 北緯35.6727111度 東経139.7660167度 / 35.6727111; 139.7660167座標: 北緯35度40分21.76秒 東経139度45分57.66秒 / 北緯35.6727111度 東経139.7660167度 / 35.6727111; 139.7660167
開業日 1895年
正式名称 煉瓦亭
建物名称 煉瓦亭ビル
営業時間 平日 11:15 - 21:00
土曜日祝日 11:15 - 20:45
日曜日休業。途中15:00 - 16:40まで休み時間あり)
駐車台数 なし台
外部リンク 煉瓦亭公式ホームページ

目次

概要編集

1895年(明治28年)創業の老舗洋食屋である。創業者は木田元次郎の叔父。現在の豚カツオムライスカキフライエビフライハヤシライス、これら代表的洋食メニューのほか、食事の提供の仕方「皿にライスを盛る」着想を考案したとされているが、異論もある(各料理記事を参照) [2] [3] [4] [5] [6] [7]

明治時代、洋食メニューには西洋諸国に倣って「パン」が提供された。しかし利用者から「パンよりを食べたい」との要望があり、「皿にライス」というスタイルで提供したとしている。これは茶碗でナイフ・フォークでは食べづらいためである。フォークの背にライスをのせて食べるという作法も木田元次郎の考案であるとされる[8]

またカツレツの付け合せには温野菜が使われていたが、これをキャベツの千切りに置き換えた。これは日露戦争でコックが徴兵されてしまったので手間を省くために、「キャベツの一夜漬け」からヒントを得て食べやすい千切りとして提供を始めたことが始まりとしている。また西洋風のドミグラスソースも「味がくどい」と当時の客には不評であったため、風味や粘度が醤油に近いウスターソースをテーブルに置いて自由にかけさせるようにした[9]。こうした煉瓦亭独自のアイデアが他店にも広まり、関東地方の洋食屋におけるスタンダードなスタイルとなっていった。

煉瓦亭のメニューは、客から「従業員が食べていた賄い料理を食べたい」とのリクエストがきっかけとなった料理が多い、という特徴がある。

元祖オムライスは、溶き卵、ミンチ、タマネギ、ライスを混ぜ合わせてフライパンでオムレツ状に焼き上げたもので、ケチャップライス薄焼き卵で包む一般的なオムライスとは異なる料理である。元々は手早く作れる賄い料理であったが、客からの要望により「ライスオムレツ」という名称でメニューに取り入れた。

また元祖ハヤシライスも賄い料理から生まれたとされる代表的な人気メニューである。煉瓦亭の三代目は「日本橋丸善が元祖ではあるが、あれはチャプスイに近い」とし、ドミグラスソースのハヤシライスを作ったのはここが発祥であるとしている。[10]

 
東京・銀座 煉瓦亭

現在の煉瓦亭の店舗は、1964年(昭和39年)に建てられたものである。


主メニュー編集

(表記はメニューの通り)

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 元祖オムライスに100年の歴史と味が染み込む洋食屋(101-2) - 銀座新聞ニュース
  2. ^ おがた硯峯「食べ物初めて物語」Amusebooks
  3. ^ 岡田哲『とんかつの誕生――明治洋食事始め』講談社[講談社選書メチエ]、2000年 [ISBN 4062581795]
  4. ^ 『とんかつ フライ料理 人気店のメニューと調理技術』旭屋出版ムック 2009年 [ISBN 4751108182]
  5. ^ 『とんかつ・コロッケ雑学帳』旭屋書店 料理と食シリーズ12
  6. ^ 小菅桂子『にっぽん洋食物語』新潮社、1983年
  7. ^ 「食に歴史あり洋食・和食事始め」
  8. ^ 爆笑問題のそれっていつから?ヒストリー”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2015年2月2日閲覧。
  9. ^ ただしポークカツレツとメンチカツレツに限ってのことで、仔牛のカツレツやチキンカツレツは現在もデミグラスソースをかけて供される。
  10. ^ 『明治・大正を食べ歩く』PHP新書の三代目インタビューより

外部リンク編集