照る日くもる日』(てるひくもるひ)は、大佛次郎による日本小説、または同作を原作とした1926年(大正15年)製作・公開、3社競作の日本の長篇劇映画、および1940年(昭和15年)、1954年(昭和29年)、1960年(昭和35年)の日本のリメイク映画である。小説の初出は『大阪朝日新聞』での1926年(大正15年) - 1927年(昭和2年)での連載であり、大佛次郎にとって初の新聞小説であった。

略歴・概要 編集

1926年(大正15年)、『大阪朝日新聞』での連載を開始し、小田富弥が挿絵を描いた。同作には映画化が殺到し、同年中に、マキノ・プロダクション衣笠貞之助衣笠映画聯盟(配給松竹キネマ)、日活大将軍撮影所(配給日活)の3社が競作することになった。もっとも早く公開されたのがマキノ版で、同年11月7日、松竹版が同年11月11日、日活版が同年11月15日の公開であった。

マキノ版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

松竹版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

第一篇
第二篇

日活版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

1940年版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

1954年版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

ビデオソフト 編集

  • 1980年頃、東宝ビデオから前篇・後篇に分かれた全2巻のビデオソフト(VHSβU規格)が、各5万円(U規格は5万5000円)で発売された[1]。1981年11月にはVHSとβが2巻セット価格3万8000円に値下げされた[2]
  • 1990年代にキネマ倶楽部から前篇・後篇に分かれた全2巻のVHSが発売された。

1960年版 編集

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

ビブリオグラフィ 編集

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  1. ^ 「1981年東宝ビデオ総合カタログ」1981年、東宝株式会社、p15
  2. ^ 「ビデオコレクション1982」1981年、東京ニュース通信社、「週刊TVガイド」臨時増刊12月2日号、p80、p156

外部リンク 編集

マキノ版
松竹版
日活版
1940年版
1954年版
1960年版