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熊野尾鷲道路(くまのおわせどうろ、KUMANO-OWASE ROAD)は、三重県尾鷲市南浦の尾鷲南インターチェンジ (IC) から、同県熊野市大泊町の熊野大泊ICへ至る延長18.6キロメートル (km) の自動車専用道路である。近畿自動車道紀勢線に並行する国道42号自動車専用道路として整備される。高速道路ナンバリングは、近畿自動車道紀勢線(勢和多気 - 和歌山)を形成するため「E42」が振られる[1]

一般国道自動車専用道路(A')
(無料)
熊野尾鷲道路
KUMANO-OWASE ROAD
国道42号標識
E42 熊野尾鷲道路
路線延長 24.0 km
(取付道路0.3 km除く)
開通年 2008年 -
起点 尾鷲北IC
三重県尾鷲市坂場西町)
終点 熊野大泊IC
(三重県熊野市大泊町)
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0042.svg国道42号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

ここでは、三重県尾鷲市坂場西町の尾鷲北ICから同県尾鷲市南浦の尾鷲南ICへ至る延長5.4 kmの自動車専用道路である熊野尾鷲道路(II期)についても記述する。

目次

概要編集

尾鷲市と熊野市を結ぶ国道42号と国道311号雨の多い山間部を通り、土砂災害が発生しやすい構造であるため雨量規制区間が設けられている。大雨などにより通行規制や道路決壊が発生しその度に長時間交通が寸断され、物流救急搬送に影響を及ぼしてきた。このため、高規格幹線道路として設計されている当道路は異常気象時や災害時などの代替路線として期待されている。

2008年4月20日に尾鷲南IC - 三木里ICが開通。伊勢神宮式年遷宮に間に合わせる形で、2013年9月29日に三木里IC - 熊野大泊IC間が開通[2]賀田ICについては開通時には尾鷲方面出入口のみのハーフインターチェンジとして供用を開始したが、2014年3月30日に熊野方面出入口も供用開始した[3]。尾鷲南IC - 熊野大泊IC間の開通により、国道42号の矢ノ川峠と佐田坂を回避できるようになり、尾鷲市と熊野市間のアクセスが向上した[2]。 なお、2012年度には尾鷲北IC - 尾鷲南IC間(熊野尾鷲道路(II期))が事業化された[4][5]。設計速度は80 km/hであるが暫定2車線であるため70 km/h以下に制限されている。

路線データ編集

熊野尾鷲道路編集

  • 起点 : 三重県尾鷲市南浦
  • 終点 : 三重県熊野市大泊町
  • 総延長 : 18.6 km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80 km/h(制限速度 70 km/h)
  • 車線数 : 4車線(暫定2車線)

熊野尾鷲道路(II期)編集

  • 起点 : 三重県尾鷲市坂場西町
  • 終点 : 三重県尾鷲市南浦
  • 総延長 : 5.4 km

三木里インター線編集

国道311号から三木里ICへのアクセス道路である三重県道159号三木里インター線の整備が搬入土砂問題で2008年の三木里ICの開通に間に合わなかったため、未開通区間を迂回する林道を片側交互通行により暫定的に使用することになり、当初は熊野尾鷲道路開通の効果があまり出ていなかった。

三木里IC開通から約4年8ヵ月遅れの2012年12月に三木里インター線が全線供用を開始し[6]、これに伴い三木里インター線が雨量規制区間[7]から除外され、尾鷲市街から三木里地区まで雨量規制区間を通る事なく行き来する事が可能となった[8]

道路の位置関係編集

近畿自動車道紀勢線
(大阪・和歌山方面) - E26 / E42 阪和自動車道 - E42湯浅御坊道路 - E42 阪和自動車道 - E42 紀勢自動車道 - E42すさみ串本道路 - E42串本太地道路 - E42那智勝浦新宮道路 - E42新宮道路 - E42新宮紀宝道路 - E42紀宝熊野道路 - E42熊野道路 - E42熊野尾鷲道路 - E42 紀勢自動車道 - (津・名古屋方面)

※は並行する一般国道自動車専用道路を示す。

歴史編集

  • 1996年(平成8年) : 熊野尾鷲道路(尾鷲南IC - 熊野大泊IC間) 事業化。
  • 1999年(平成11年)6月 : 尾鷲南IC - 熊野大泊IC間 都市計画決定。
  • 2002年(平成14年)12月 : 尾鷲南IC - 熊野大泊IC間 着工。
  • 2008年(平成20年)4月20日 : 尾鷲南IC - 三木里IC間開通
  • 2012年(平成24年) : 熊野尾鷲道路(II期)(尾鷲北IC - 尾鷲南IC間) 事業化。
  • 2012年(平成24年)11月21日 : 熊野尾鷲道路のインターチェンジ名称が決定[9]
  • 2013年(平成25年)9月29日 : 三木里IC - 熊野大泊IC間開通[2]
  • 2014年(平成26年)3月30日 : 賀田ICがフルIC化(熊野方面出入口供用開始)[3]

インターチェンジなど編集

  • 全区間三重県に所在。
  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色がである部分は未開通区間または未供用施設を示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
IC番号 施設名 接続路線名 起点
から
(km)
備考 所在地
E42 紀勢自動車道 名古屋大阪伊勢鳥羽方面
5 尾鷲北IC 国道425号 0.0 尾鷲市
事業中
6 尾鷲南IC 国道42号 5.4
7 三木里IC 三重県道159号三木里インター線 10.4
8 賀田IC 三重県道70号賀田港中山線 14.7
9 熊野新鹿IC 三重県道737号新鹿佐渡線 19.9 熊野市
10 熊野大泊IC 国道42号 24.0
E42 熊野道路 新宮方面

サービスエリア・パーキングエリア編集

現在熊野尾鷲道路には休憩施設は設けられていないが、尾鷲南IC附近に道の駅が計画されている[10]。また、熊野新鹿ICに道の駅熊野きのくにが移転される事も計画されていたが、移転した場合鬼ヶ城センターと競合し、道の駅熊野きのくにの運営が民間によって行われていたこともあり、熊野市からの許可が降りず建設出来なかったため実現には至っていない[11]

交通量編集

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成22年(2010年)度 平成27年(2015年)度
尾鷲南IC - 三木里IC 2,919 9,303
三木里IC - 賀田IC 調査当時未開通 7,635
賀田IC - 熊野新鹿IC 6,629
熊野新鹿IC - 熊野大泊IC 7,976

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

トンネル編集

  • 新八鬼山トンネル(尾鷲南IC - 三木里IC) : 3,992 m[12]
  • 亥ヶ谷山トンネル(三木里IC - 賀田IC) : 3,197 m[13]
  • 逢神曽根トンネル(賀田IC - 熊野新鹿IC) : 2,360 m[13]
  • 新鹿トンネル(賀田IC - 熊野新鹿IC) : 734 m[13]
  • 大吹トンネル(熊野新鹿IC - 熊野大泊IC) : 3,313 m[13]

脚注編集

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  1. ^ 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c 熊野尾鷲道路(三木里ICから熊野大泊IC)が9/29(日)に開通 「まちや人を近づけ、元気につづく道」が開通 (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所 (2013年8月1日). 2013年10月9日閲覧。
  3. ^ a b 紀勢自動車道(海山IC〜紀伊長島IC 間)が平成26年3月30日(日)に開通〜つながる「命・絆・元気の道」〜”. 国土交通省紀勢国道事務所 (2014年2月10日). 2014年2月10日閲覧。
  4. ^ 平成24年度中部地方整備局関係予算の概要について (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局. p. 39 (2012年4月6日). 2012年4月11日閲覧。
  5. ^ 平成24年度予算要求に係る新規事業採択時評価 (PDF)”. 国土交通省. 2012年4月14日閲覧。
  6. ^ "三重県尾鷲建設事務所/管内のあらまし"
  7. ^ "三重県県土整備部/三重県内の雨量規制区間"
  8. ^ 中部地方整備局紀勢国道事務所"国道42号熊野尾鷲道路事業/整備効果"
  9. ^ 国道42号 熊野尾鷲道路のインターチェンジ名称が決定しました (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所 (2012年11月21日). 2012年11月24日閲覧。
  10. ^ 尾鷲市「道の駅」基本計画 (PDF)”. 尾鷲市. 2015年10月21日閲覧。
  11. ^ 鬼の国物流協同組合-【道の駅 熊野きのくに】オフィシャルサイト - 紀州の恵みをお届けします!”. 鬼の国物流協同組合/道の駅 熊野きのくに オフィシャルサイト. 2015年10月21日閲覧。
  12. ^ 熊野尾鷲道路 開通式典の内容について 「命・絆・元気の道」をテーマに 国土交通省 中部地方整備局 紀勢国道事務所 2013年9月27日付
  13. ^ a b c d トンネル工事進捗図 (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所 (2013年8月). 2013年10月9日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集