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燕三条駅

日本の新潟県三条市にある東日本旅客鉄道の駅

燕三条駅(つばめさんじょうえき)は、新潟県三条市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

燕三条駅
燕口
燕口
つばめさんじょう
Tsubamesanjō
所在地 新潟県三条市下須頃[1]497*
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ハサ
駅構造 高架駅(新幹線)[1]
地上駅[1]橋上駅)(在来線)
ホーム 2面3線(新幹線)[1]
1面1線(在来線)[1]
乗車人員
-統計年度-
2,285人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1982年昭和57年)11月15日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 上越新幹線
キロ程 263.5km(大宮起点)
東京から293.8km
長岡 (23.2km)
(40.1km) 新潟
所属路線 弥彦線
キロ程 12.9km(弥彦起点)
(2.6km)
(2.5km) 北三条
備考 直営駅(新幹線)
無人駅(在来線)[1]
みどりの窓口[1]
* 正式な所在地。北側部分は燕市にまたがる。
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目次

概要編集

燕市と三条市の市境に位置し、所在地は北側の燕市・南側の三条市にまたがっている。なお登記上は駅長室のある三条市を所在地としている(当駅の歴史も参照)。

事務管コードは▲301185を使用している[2]。当駅の新幹線での営業キロは三条市側にある信越本線東三条駅のものを準用している。

乗り入れ路線編集

新幹線の上越新幹線と、在来線の弥彦線が交差する地点に所在し、両路線の接続駅である[1]

歴史編集

  • 1982年昭和57年)11月15日:上越新幹線 大宮駅 - 新潟駅間開通に際し、新幹線駅・在来線駅ともに開設(在来線駅は旅客扱いのみ)[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
  • 1988年(昭和63年):在来線改札口での改札業務を廃止し、改札部分を無人化(券売機と窓口での乗車券発売は継続しつつ、乗車駅証明書発行機を設置)。しかしその後[いつ?]、不正乗車などトラブルが頻発したため、昼間時間帯の列車発着時に限り、再び社員が配置されるようになる。
  • 2008年平成20年)3月15日:新幹線改札機で「モバイルSuica特急券」のサービスを開始、在来線ではSuica新潟エリア拡大に伴いサービス開始。
  • 2019年平成31年)3月30日:びゅうプラザが閉店。

駅設置のエピソード編集

当駅は、上越新幹線開通に際して当初より設置が決定していた。新幹線の建設計画が立案された当初は新潟駅長岡駅を結ぶルートが大まかに決まっていただけであったが、駅の間隔が60キロ以上離れてしまうため、中越地区北部の県央地域にも駅を作ることになり、当地周辺への建設が浮上した。在来線の弥彦線と接続させることで、観光名所である弥彦山弥彦温泉、さらに海岸に程近い寺泊港などへの玄関口へとなることが期待された。しかし、所在地である燕市と三条市との激しい誘致合戦の結果、どちらかの市へ大きく偏ったルートにはしないことを基本に新幹線のルートを決めたことにより、建設地が燕市と三条市の境界上に位置することになったため、駅名を決めるにあたり難航することになる。

燕市・三条市には歴史的な確執もあり、駅名を付与する際には「新三条」・「新燕」・「燕三条」・「三条燕」など、複数の案を巡って両市の間で紛糾を極めた。一度は「三条」と「燕」の双方の都市名を駅名に織り込むことでとりあえず合意したものの、今度は燕と三条のどちらを先にするかで再び紛糾する事態に陥った。結局、田中角栄らの仲裁により、駅名は燕を先にした「燕三条」とし、駅長室を三条市側に配置して所在地を「三条市」とすることで最終的に合意した。

行政区画上は、南北を貫く上越新幹線のホームは市の境界をまたいでおり[注 1]、駅舎の東西に向かって走る弥彦線ホームは北側の燕市側に位置している。

当初の建設計画では新幹線・弥彦線とも同じ北側に改札口を設けることになっていたが、上記のような経緯から計画を変更し、改札口を別々に設ける形となった。

なお、駅の目の前にある北陸自動車道インターチェンジの名称が、当駅とは逆に所在地が燕市にもかかわらず、三条が先に付く「三条燕」となっている。

駅構造編集

駅設備編集

直営駅駅長配置)で、駅員が終日配置されている。周辺駅を管理する地区管理駅を兼ねており、弥彦線の全駅と、越後線妙法寺駅 - 巻駅間、信越本線帯織駅 - 保内駅間の、それぞれ直営駅を除く各駅を統括管理している[注 2]

駅舎2階の改札口周辺にはみどりの窓口自動券売機(タッチパネル式と無人駅用が各1台)・指定席券売機(3台。うち1台はクレジットカード決済専用機)・屋内待合室・燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」・NEWDAYS・自動販売機・飲食店・化粧室が設置されている。

駅舎1階には喫茶店・交番・化粧室・駅レンタカーが設置されている。

かつて駅舎1階には両市を放送地域とするコミュニティFM局燕三条エフエム放送(ラヂオは〜と)の本社兼スタジオが1998年(平成10年)の開局以来置かれていたが、2014年(平成26年)4月、燕市大曲の燕交通公園内へ移転した[3]。移転後は旧スタジオ及び事務所部分が閉鎖され、放送観覧スペースだった部分が待合スペースとして開放されている。

在来線編集

地上部の築堤上に単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]で、駅舎2階と接続する橋上構造となっている。ホームは島式構造だが北側の1面のみを弥彦線のりばとして使用している。交換設備の設置を想定して南側にも線路を敷設する用地が設けられているが、列車の走行に必要な設備は設置されていない。

無人駅扱い[1]で、ワンマン運転列車は先頭車両のみドアが開く自車扱い(後乗り・前降り)となる。改札口は2階北側にあり、簡易Suica改札機が入場用と出場用各1台、交通系iCカード非対応の簡易型ボタン式自動券売機1台が設置されている。

前述の通り無人駅扱いではあるが、早朝・深夜など一部時間帯を除き、列車発着前後に改札口に社員が配置される場合がある。

駅舎の構造上、両線の改札口は別になっており、連絡改札口も設けられていないため、乗り換える場合は一旦改札口を出る必要がある。

なお、新幹線改札前のタッチパネル式自動券売機ではiCカード・オレンジカード決済に対応しているため、各種カードで弥彦線などの在来線切符を購入することが可能となっている。

のりば編集

番線 路線 方向 行先
1 弥彦線 上り 吉田弥彦方面
下り 東三条方面

新幹線編集

3階にある単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する高架駅である。中央に通過本線を挟み、そのポイントは高速走行試験による430km/hでの通過に対応している。改札口は2階南側にあり、自動改札機が3通路ある。Suicaに関してはモバイルSuica特急券と長岡 - 新潟間のSuica定期券に対応している。

通常のダイヤでは、東京方面の列車は島式本線側の12番線から発着する。外側の13番線は臨時ホームとなっており、通常は列車の停車はなく、ダイヤ遅延時等の停車・待避に使用されるほか、車両展示イベントで長時間列車を留置させる際にも使用される。

のりば編集

番線 路線 方向 行先
11   上越新幹線 下り 新潟行き
12 上り 越後湯沢東京方面
13 (臨時ホーム)

ギャラリー編集

駅弁編集

2013年までは、2階北側の弥彦線改札口手前で、新津駅の駅弁業者三新軒と新発田三新軒の調製による、駅弁が販売されていた。詳細はこの記事の過去の版を参照。

利用状況編集

JR東日本によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は以下のとおりである。

近年の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 在来線 新幹線
2000年(平成12年) 2,166[在来線 2]  
2001年(平成13年) 2,242[在来線 3]  
2002年(平成14年) 2,203[在来線 4]  
2003年(平成15年) 2,229[在来線 5]  
2004年(平成16年) 1,997[在来線 6]  
2005年(平成17年) 2,186[在来線 7]  
2006年(平成18年) 2,132[在来線 8]  
2007年(平成19年) 2,178[在来線 9]  
2008年(平成20年) 2,144[在来線 10]  
2009年(平成21年) 1,990[在来線 11]  
2010年(平成22年) 1,954[在来線 12]  
2011年(平成23年) 1,993[在来線 13]  
2012年(平成24年) 2,142[在来線 14] 1,736[新幹線 2]
2013年(平成25年) 2,218[在来線 15] 1,769[新幹線 3]
2014年(平成26年) 2,196[在来線 16] 1,759[新幹線 4]
2015年(平成27年) 2,200[在来線 17] 1,742[新幹線 5]
2016年(平成28年) 2,232[在来線 18] 1,770[新幹線 6]
2017年(平成29年) 2,285[在来線 1] 1,831[新幹線 1]

駅周辺編集

駅舎を挟んで西側が燕口、東側が三条口となっている。各々にロータリーがあり、駅前広場やバスおよびタクシープール・駐車場などが、ほぼ同じサイズで設けられている。

当駅は上越新幹線開通の際に新設された駅で、新幹線開通当初の駅周辺には水田が広がり、北陸自動車道・国道8号が通る程度で、商店・住宅とも少なかった。その後、2本の鉄道路線と3本の幹線道路に囲まれた好立地から開発が急速に進み、現在駅周辺にはロードサイド型の大型店舗が数多く林立するなど、三条・燕両市を中心とする県央地域の交通・経済の要衝として機能している。燕三条駅周辺地域であることからチェーン店舗の店名は所在する市に関わらず「燕三条店」と付けられるものが多いが、「燕三条」という町名があるわけではない。

北側には北陸自動車道三条燕インターICが所在し、当駅は日本一高速のインターチェンジに近い新幹線停車駅である[1]

三条口側編集

駅前にはホテルが並び、国道沿いを中心に郊外型商業施設・飲食店などが多く所在する。

燕口側編集

燕側には宿泊施設や大型商業施設が多く軒を連ね、イオン県央店にはシネコンも併設される。 このほか、道の駅燕三条地場産センターが徒歩7分ほどのところに所在する。

バス路線編集

 
周辺のバス路線図。高速バス路線図吉田・分水方面路線図も参照

新潟交通観光バス越後交通の2社のバス停留所が設けられており、下記の路線バスコミュニティバスが発着している。バス停の名称は前者が「燕三条駅三条口」、後者が「燕三条駅前」だが、設置場所は同一である。

また燕口広場のロータリー内には、燕市のコミュニティバス「スワロー号」のバス停が設けられている。

「燕三条駅三条口」(新潟交通観光バス)
「燕三条駅前」(越後交通)
  • 東三条駅前・大崎・長沢駅跡経由 八木ヶ鼻温泉 行
  • 東三条駅前・保内経由 加茂駅前 行
  • 地場産センター経由 燕駅前 行
  • 分水駅前・横田・渡部経由 寺泊車庫 行
  • 〔無料バス〕弥彦競輪場前 行
    同競輪場の開催日・場外発売日のみ運行。無料で乗車できるが途中停留所では降車できない。
  • 三条市内循環バス「ぐるっとさん」南コース
  • 定時定路線バス 須頃線
「燕三条駅」(燕口)
  • 燕市循環バス「スワロー号」(越佐観光バスが運行)
    • 燕労災病院・県立吉田病院・燕市役所・道の駅国上・てまりの湯経由 長辰 行

このほか高速バスのうち旧ツアーバス路線を運行する各社が、三条口側近隣に共同停留所を設置している。

「燕三条駅三条口」
三条口広場内ではなく、三条口交差点南側の市道上(燕三条駅第二駐車場向かい側)に設けられている。

新潟交通・越後交通などが運行する一般の高速路線バスについては当駅敷地周辺から発着する路線はなく、いずれも三条燕インターチェンジ内の停留所と、同インター出入口周辺の国道289号上の停留所からの発着となっている。ただし、越後交通などが運行する大阪・京都 - 柏崎・長岡・三条線は、当駅周辺には停留所を設置していない。

隣の駅編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
 上越新幹線
長岡駅 - 燕三条駅 - 新潟駅
弥彦線
燕駅 - 燕三条駅 - 北三条駅

脚注編集

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記事本文編集

注釈編集

  1. ^ ただし地理院地図を見ればわかるように新幹線ホームの半分以上は三条市側に属している
  2. ^ 3区間のうち直営駅(社員配置駅)は吉田駅東三条駅の2駅で、その他の区間内各駅は当駅の管理下にある。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『週刊 JR全駅・全車両基地』21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、24頁。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 会社概要 - 燕三条エフエム放送.2018年11月29日閲覧。

利用状況編集

在来線編集

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。

新幹線編集

  1. ^ a b 新幹線駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  2. ^ 新幹線駅別乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  3. ^ 新幹線駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  4. ^ 新幹線駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  5. ^ 新幹線駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ 新幹線駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集