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B-52Gの爆弾槽
B-1Bのロータリーランチャー
F-102のウェポンベイ
F-22のウェポンベイ

爆弾槽(ばくだんそう、英:Bomb bayまたはWeapons bay)は、軍用機の内部に設けられた爆弾、ミサイル等の収納スペースのこと。

目次

概要編集

初期の軍用機は爆弾を翼あるいは胴体の下にぶら下げていたので、移動中深刻な空力抵抗を受けた。そのため、軍用航空の設計者は、爆弾を機体内部に移動した。これにより抵抗が削減され、速度も確保できた。

しかし、一方で爆弾槽は構造が複雑化するため整備性や信頼性が悪く、兵装を機内に搭載する必要から機体の大型化を招き、コストも増大した。また、設計によっては機体強度の弱体化を招いた。加えて、開閉機構が故障した場合、任務遂行が不可能になるという弱点も浮き彫りとなった。そのため、Mk.80シリーズといった低抵抗爆弾が普及すると爆弾槽は廃れていった。しかし、F-101F-102F-106は空気抵抗を減らすためウェポンベイを装備していた。

レーダーによる航空機の探知をより困難にするために開発されたステルス技術の導入以前、爆弾倉は主に爆撃機対潜哨戒機に使用され、戦闘機や攻撃機は爆弾やロケット弾を翼や胴体のハードポイントに取付けられたパイロンを介して装備した。しかし機体外部にミサイル爆弾を装備すると強く電波を反射してしまうため、機体本体をステルス化しても「頭隠して尻隠さず」状態になってしまうため、ウェポンベイの装備が開始された。その例としては、F-117F-22F-35がある。

種類編集

従来型の爆弾槽編集

最初に開発された方式で爆弾を縦に並べて搭載しそれを並列で装備するものである。他の方式に比べ構造が簡単で、短時間で武装を投下可能。モードの選択により複数の投下方法を選択することもできる。

ロータリーランチャー編集

リボルバーグレネードランチャーの回転弾倉のようなもの内部に装備する方式。大きさが同じであれば従来型の爆弾槽に比べ多くの兵装を搭載でき、種類の異なる兵装を手軽に混載可能。爆弾倉内の特定の武装のみを選択して投下することもできる。しかし、構造上、次の投下まで時間がかかり(例えばB-1のロータリーランチャーは7秒を必要する[1])、構造が複雑という欠点がある。

近代的な爆弾槽(ウェポンベイ)編集

内部に「トラピーズ」(Trapeze:空中ブランコの意)と呼ばれるアームが備わっており、兵装はウェポンベイ内で切り離して自由落下させるのではなく、このアームが伸びることによってウェポンベイ内から機外へと放出される機構となっている。F-22などではミサイルを発射するまではウェポンベイの蓋は開きっぱなしであるが、例外としてJ-20の側面ウェポンベイではウェポンベイの扉を開けミサイルを外にだし蓋を閉じ、ミサイル発射後再び扉をあけレールを引っ込めるという形になっている[2]

関連項目編集

参考文献編集