爛々(らんらん)は、吉本興業に所属する日本のお笑いコンビNSC大阪校39期出身。主によしもと漫才劇場にて活動中。

爛々らんらん
メンバー 萌々
大国麗
結成年 2017年
事務所 吉本興業
活動時期 2016年 -
出身 NSC大阪校39期
出会い NSC
旧コンビ名 ぴーひゃら(萌々)
性格差(大国)
現在の活動状況 よしもと漫才劇場
芸種 漫才
ネタ作成者 萌々
同期 ソマオ・ミートボール
胡内祐介(タチマチ
オリハルコン など
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2023年 Kakeru翔GP 8月度 優勝
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爛々
YouTube
チャンネル
活動期間
  • 茶の間 2020年 -
  • 耳セニョ 2023年 -
ジャンル コメディ
登録者数
  • 茶の間 2万人
  • 耳セニョ 1310人
総再生回数
  • 茶の間 280万回
  • 耳セニョ 9万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月22日時点。
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メンバー 編集

萌々(もも、1997年11月28日 - )(26歳)
ボケ・ネタ作り担当[1]、立ち位置は向かって左。
  • 本名、寺中 萌々(てらなか もも)[2]大阪府大阪市出身、大阪市立扇町総合高等学校卒業[2]。身長158 cm血液型O型。
  • 趣味は絵を描くこと、買い物、人間観察、人生相談にのる、旅行へ行く、独り言、映画を見ること。
  • 特技はをさばけること、その人のイメージを人以外で絵に描けること。
  • 本人曰く、子どもの頃の自分は「竜巻みたいにクラスをむちゃくちゃにする子」「いじめをしてる子と戦ったこともある、正義感が強い子」。これを大国は「万年キッズ・ウォー」と表現している[3]
  • 高校生時代は部員が100人ほどいる音楽系のクラブで企画長をやっていた。しかし、100もあった部のルールを大事な20くらいに絞り込もうとして部員とケンカになり、辞めたという[3]
  • 高1の頃から女子同士でコンビを結成している。高3の夏には本格的に芸人活動を開始、このコンビでNSCへ入学。当時のコンビ名は「ぴーひゃら」だった[2]。NSC時代に、2016年10月8日に開催された「よしもとNSC学園祭2016」のNSC39期生ネタバトル「この秋1番オモロイのは誰だ!?」にぴーひゃらとして出演、1位に選ばれている[4]
  • 野村尚平(令和喜多みな実)率いる、劇団コケコッコーに所属。
  • 2018年頃から、髪形をソバージュにしている[5]
  • 自身のすっぴんが大嫌いで、すっぴん姿での仕事や企画などが入ると機嫌が悪くなる。また、その際は朝から寿司を食べてテンションを上げている。本人曰く『レディー・ガガのようにすっぴんは見せたくない』かららしい。
大国 麗(おおくに うらら、1990年9月24日 - )(33歳)
ツッコミ担当、立ち位置は向かって右。
  • 京都府京都市出身。ノートルダム女学院中学校・高等学校京都ノートルダム女子大学卒業[6]。身長150 cm、血液型不明。
  • 趣味はテレビ観賞、母とお茶する、お洒落をする、消しゴム収集。
  • 特技は整形級メイク、盛り写メ。
  • 本人曰く、子どもの頃の自分は「みんなと遊ぶより家にいるような物静かな子」[3]
  • 芸人になる前はセレクトショップBEAMSで店長をしていた経験を持つ。当時は圧が強く、「鬼軍曹」と呼ばれていたという[5]
  • おしとやかな性格だが、上記の通りBEAMS店長時代に「鬼軍曹」と呼ばれていたこともあり、怒るとかなり怖い。まだ19歳だった相方・萌々が寝坊で遅刻した際には「何や思てんねん!仕事ナメんな!」と容赦なく激怒するほど[7]
  • NSCでは当時同期生の中で最年長だったとのこと[3]。NSC時代は現在のコンビ以前に「性格差」という男女コンビを組んでいた[8]。この他に男女コンビのみで3回ほど相方を変えていた[3]
  • 相方・萌々からは「大国さん」または「うーちゃん」と呼ばれている[3]
  • 2023年8月9日より体調不良による休演が続き、同月31日のFANYマガジンより、治療に専念するため当面活動を休止することが正式に発表された[9]

概要 編集

NSC時代に萌々のコンビ、大国のコンビが共に解散したことで改めてこの2人によって結成された。結成のきっかけは大国がトイレの個室にいたところ、前の相方が恋愛をしたことで大事なイベントの直前に解散して去ったことで同じトイレに入って泣いていた萌々の声がしたことで個室から声をかけ、そこで萌々がコンビ組もうと言って来たのを受けて、大国は便器に座ったまま握手したことだったという[3]NSC大阪校39期を次席(第2位)で卒業。よしもと漫才劇場などで活動中。

『吉本に生き、吉本で死ぬ女』というキャッチコピーを持っている[10]

女芸人No.1決定戦 THE Wは2022年大会で初の決勝進出。決勝は天才ピアニストスパイクフタリシズカかりこると同じグループBに入り、第1試合で結果的にこの大会で優勝した天才ピアニストに満場一致で敗退したが、本人たちは天才ピアニストが優勝して「まだ漫才で優勝したコンビはいないから、私たちが漫才で優勝して革命を起こす」という使命感を持ったことでこの時は「ホッとした」という[3]

2023年5月、第53回NHK上方漫才コンテストの決勝に2年ぶりに進出し、最終決戦まで残るもスナフキンズに敗れ準優勝となった。

8月、よしもと漫才劇場翔メンバー(芸歴7年目以下)総出演のKakeru翔GPにて初優勝を果たした[11]

同月31日、大国が体調不良による治療に専念するため活動休止を発表。同日の爛々YouTubeチャンネル『茶の間で爛々』にて、萌々から報告動画が上げられた[12]

芸風 編集

主に漫才。しゃべくり漫才を得意とし[13]、2022年時に受けたインタビューの中では「コテコテの昭和しゃべくり漫才っていう部分が、自分たちの看板にもなってきてるというか」と語っている[7]。ネタ作成を担当する萌々は、自分たちの芸風に影響を与えた作品として『トムとジェリー』を挙げている[14]

NSC卒業前に同期が集まるライブで漫才をしたところ絶賛されたが、コントをしたところ反応が良くなく、その時から漫才一本で活動している[3]

萌々が漫才の始めにする挨拶「りゃ!」や、大国がツッコミ時に発する「チョメ!」など、定番のフレーズがある[13]

賞レース成績 編集

M-1グランプリ 編集

年度 結果 エントリー
No.
会場 日程
2017年第13回 3回戦進出[15] 2411 よしもと漫才劇場 10月24日
2018年第14回 1543 10月22日
2019年第15回 2036 10月30日
2020年第16回 2回戦進出[15] 2806 10月27日
2021年第17回 3回戦進出[15] 2564 10月26日
2022年第18回 1919 10月24日

女芸人No.1決定戦 THE W 編集

年度(回) 結果 会場 日程
2018年(第2回) 2回戦進出[16] 道頓堀ZAZA HOUSE 10月20日
2019年(第3回) 準決勝進出[17] ルミネtheよしもと 10月24日・25日
2020年(第4回) 準決勝進出[18] 10月22日・23日
2021年(第5回) 準決勝進出[19] 10月27日・28日
2022年(第6回) 決勝進出[7] 日本テレビ 12月10日

その他 編集

出囃子 編集

中森明菜北ウイング

出演 編集

テレビ 編集

ラジオ 編集

単独ライブ 編集

2023年時点、単独ライブのタイトルは全て「」を使用した二字熟語で統一されている。

2019年
  • 7月25日 - 蝶々(CYOUCYOU)よしもと漫才劇場
  • 11月30日 - 燦々(SANSAN)(よしもと漫才劇場)
2021年
  • 3月7日 - 命々(MeiMei)(よしもと漫才劇場)
  • 7月3日 - 華々(HanaBana)(よしもと漫才劇場)
  • 12月3日 - 煌々(KouKou)(よしもと漫才劇場)
2022年
  • 4月29日 - 我々(GAGA)(よしもと漫才劇場)
  • 8月28日 - 女々(NyOnYo)(よしもと漫才劇場)
  • 9月10日 - 堂々(DOUDOU)(神保町よしもと漫才劇場)
  • 12月24日 - 愛々(ii)(よしもと漫才劇場)
2023年
  • 3月11日 - 踊々(YO・YO)(よしもと漫才劇場)
  • 7月14日 - 縷々(RURU)(よしもと漫才劇場)

脚注 編集

  1. ^ 東京スポーツ 2018年10月24日 24面「馬鹿よ貴方は 新道竜巳『女芸人馬鹿売れ前夜』」
  2. ^ a b c 寺中 萌々 (100005990770612) - Facebook 2022年12月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i "女性漫才コンビ爛々、『THE W』決勝で敗退するも「安心した」ワケは? 結成の瞬間は「チョメでした」". fumufumu news (Interview). Interviewed by 若林理央. 主婦と生活社. 2023年5月13日. 2023年6月9日閲覧
  4. ^ よしもとNSC学園祭レポート vol.4「NSC39期現役生ネタバトル『この秋1番オモロイのは誰だ!?』」”. よしもとニュースセンター. 吉本興業 (2016年10月21日). 2020年6月14日閲覧。
  5. ^ a b ゲスト写真館 爛々”. MBSラジオ (2018年7月28日). 2020年6月14日閲覧。 2022年12月19日閲覧。
  6. ^ 京都ノートルダム女子大学同窓会からご案内のあった情報をシェアさせていただきます❗ - Facebook 2022年12月19日閲覧。
  7. ^ a b c "爛々、悲願のファイナルは「吉本も漫才劇場も地元も勝手に背負って臨む!」【THE W 2022決勝進出者インタビュー】". FANY Magazinel (Interview). 2022年11月26日. 2022年12月27日閲覧
  8. ^ 性格差|コンビ情報”. M-1グランプリ公式サイト. 2022年12月19日閲覧。
  9. ^ 楠秀司 (2023年8月31日). “爛々・大国が体調不良のため当面の間の休養を発表 | FANY Magazine”. magazine.fany.lol. 2023年9月1日閲覧。
  10. ^ #160 プロフィール芸人集結SP アリ☆こうた&アゲイン&地球&爛々&うっちゃり 2018年12月26日OA”. 本能Z. CBCテレビ (2018年12月26日). 2020年6月14日閲覧。
  11. ^ よしもと漫才劇場 (2023年8月6日). “【8月のチャンピオンは!?】8/6(日)「Kakeru翔GP」ライブレポート更新!!”. note. 2023年8月7日閲覧。
  12. ^ 爛々の今後の活動についてお話しします。 (YouTube). 2023年8月31日. 2023年9月1日閲覧
  13. ^ a b もちづき千代子 (2021年12月11日). "結成2年目でTHE W決勝&M-1準決勝に進んだ新星も。若手女性漫才師7選". 女子SPA!. 2023年3月1日閲覧
  14. ^ "【よしもとTALK 】爛々「爛々は生きるのに必要不可欠で自分自身のようなもの」". ch FILES. 2022年12月26日. 2023年3月1日閲覧
  15. ^ a b c 爛々|コンビ情報”. M-1グランプリ公式サイト. 2022年12月19日閲覧。
  16. ^ 2回戦 10/20(土)、10/21(日) 大阪会場 集合時間はこちら>>”. 女芸人No.1決定戦 THE W 2018 (2018年10月17日). 2022年12月27日閲覧。
  17. ^ 準決勝出場者リストはこちら>>”. 女芸人No.1決定戦 THE W 2019 (2019年9月30日). 2022年12月27日閲覧。
  18. ^ 準決勝進出者リストはこちら>>”. 女芸人No.1決定戦 THE W 2020 (2020年9月28日). 2022年12月27日閲覧。
  19. ^ 【女芸人No.1決定戦THE W 2021】準決勝進出者発表!”. 女芸人No.1決定戦 THE W 2021 (2021年9月27日). 2022年12月27日閲覧。
  20. ^ 第8回 関西演芸しゃべくり話芸大賞”. NPO法人 関西演芸推進協議会. 2023年2月15日閲覧。
  21. ^ 「NHK上方漫才コンテスト」9月23日に放送決定、地震ニュースで休止になっていた”. お笑いナタリー (2021年9月17日). 2021年10月12日閲覧。
  22. ^ 第10回 関西演芸しゃべくり話芸大賞”. NPO法人 関西演芸推進協議会. 2023年2月15日閲覧。
  23. ^ 第11回 関西演芸しゃべくり話芸大賞”. NPO法人 関西演芸推進協議会. 2023年2月15日閲覧。
  24. ^ "スナフキンズが優勝 NHK上方漫才コンテスト 準優勝は爛々". 毎日新聞. 2023年6月9日. 2023年6月17日閲覧
  25. ^ "「第53回NHK上方漫才コンテスト」優勝はスナフキンズ". お笑いナタリー. 2023年6月9日. 2023年6月17日閲覧
  26. ^ 赤もみじ、ドンデコルテ、大谷健太、ぐりんぴーす、爛々「ガヤ」で指原にアピール”. お笑いナタリー (2021年5月17日). 2021年5月19日閲覧。
  27. ^ 爛々、あっぱれ婦人会、Aマッソら8組ネタバトル「ハリセンボン杯」”. お笑いナタリー (2021年11月27日). 2021年11月28日閲覧。
  28. ^ 爛々が何者かを語るラジオ「命燃やして最高の時間にするさかい、聴いてってや!」”. お笑いナタリー (2022年9月30日). 2023年2月15日閲覧。

外部リンク 編集