牧原 純(まきはら じゅん、1926年8月15日[1] - 2015年3月26日)は、演劇評論家[2]チェーホフ研究家[2]、翻訳家[3]

東京生まれ。本名、島地 純(しまじ じゅん)[2]東京外国語大学ロシア語学科卒。文化放送でラジオ・ドラマ演出など、放送関連の仕事をし、同局の編成局長や営業局長などを務める[2][3]。その後チェーホフ関係の翻訳を行う[2]

2015年3月26日、呼吸不全のため死去[4]。88歳没[4]

著書 編集

  • チェーホフ巡礼 晩成書房 2003.12
  • 越境する作家 チェーホフ <孤独>と<自由>を求めた生涯 東洋書店 2004.5 (旅・ダイナミズム・越境)
  • 北ホテル48号室 チェーホフと女性たち 未知谷 2006.3
  • 二人のオリガ・クニッペル チェーホフと「嵐」の時代 未知谷 2013.9

翻訳 編集

  • チェーホフ研究 ヴェ・エルミーロフ 久保田淳共訳 未来社 1953
  • スタニスラフスキー・システムにおける舞台的形象 プロコフィエフ 未来社 1953 (てすぴす叢書)
  • ゴーゴリのドラマトゥルギー ステパーノ 未来社 1954 (てすびす叢書)
  • 演出者と俳優 スタニスラフスキイ 未来社 1955 (てすぴす叢書)
  • チェーホフのドラマトゥルギー エルミーロフ 未来社 1956
  • チェーホフの四大戯曲 その思想とドラマトウルギー エルミーロフ 未来社 1960
  • 兄・チェーホフの想い出 マリヤ・チェーホフ 未来社 1968
    • 兄チェーホフ 遠い過去から 筑摩書房 1992(筑摩叢書)
  • 演出家の仕事(1) ゲオルギー・トフストノーゴフ 理論社 1969。(2)は中本信幸訳
  • マルシャークのこどもの芝居の本 サムイル・Y・マルシャーク 理論社 1980.9
  • チェーホフ・クニッペル往復書簡 中本信幸共編訳 麦秋社 全3巻 1984-1988
  • ブラジル戯曲選 未来社 1996.2
  • 結婚、結婚、結婚! 1幕戯曲選 チェーホフ 福田善之共訳 群像社「ロシア名作ライブラリー」 2006.12

脚注 編集

  1. ^ 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.535
  2. ^ a b c d e “【訃報】牧原純氏=演劇評論家”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2015年4月3日). https://web.archive.org/web/20150405043532/http://www.yomiuri.co.jp/obit/20150403-OYT1T50012.html 2015年4月15日閲覧。 
  3. ^ a b “チェーホフ研究家の牧原純氏死去、88歳”. 産経ニュース (産業経済新聞社). (2015年4月2日). http://www.sankei.com/life/news/150402/lif1504020025-n1.html 2015年4月15日閲覧。 
  4. ^ a b 牧原純さん死去 チェーホフ研究家 朝日新聞 2015年4月3日閲覧

参考 編集