司教杖

司教が祭式の時に手に持つ杖
牧杖から転送)

司教杖(しきょうじょう)は、司教主教)が祭式の時に手に持つのことである。牧杖、あるいはバクルスラテン語: baculus)とも言う。

カトリック教会の黄金製の司教杖(13世紀カルカソンヌ

概要 編集

典礼の冠のミトラ同様、司教(主教)の権能の象徴である。司牧者としてその教区の信徒を牧することを表すため、カトリック教会の司教杖は羊飼いの杖に似せて、先端が曲がったゼンマイのような形をしている。聖公会では牧杖あるいはパストラルスタッフと言う。

関連項目 編集