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特別消火中隊(とくべつしょうかちゅうたい、A-one Fire unit)とは、東京消防庁韓国大邱地下鉄放火事件栃木県黒磯市ブリヂストン工場火災を教訓に、近年の多様化する消火活動に対応するため創設した部隊。

概要編集

ポンプ隊では消火が困難なごみ処理施設火災、タイヤ工場火災、石油タンク火災、地下鉄火災などの特殊な火災に対応するため結成された消火活動に特化した中隊。庁内専門技術の認定者(特別救助隊資格者・経験者や救急標準課程等)や公的な資格保持者(危険物等の専門性のある資格)など専門的知識や技能を有する隊員も含まれ、火災以外にも救急救助・予防などにも対応している。また火災現場等での安全管理任務を担うことも多い。

特別救助隊がオレンジ色の活動服・防火服で識別されるのと同様に、金色の防火帽に黒色の防火服などで識別される(一般のポンプ隊は銀色の防火帽、ベージュに近い色の防火服)。

資器材は新たに開発されたものも多く、最新型ガンノズルの放水器具や従来より視界が広く呼吸器との干渉も軽減された防火帽や停電・煙などの中で自己発光する検索用ロープなどを初め手斧などの装備に至るまで最新のものが配備されている。最近では面体にHUDが付いた呼吸器が配置され、装備の近代化が著しい。最新の装備を実験的に現場で使い、評価する実験部隊的な役目も負っているようだ。車両は普通・小型ポンプ車と水槽付ポンプ車・化学車・梯子付ポンプ車・塔体付ポンプ車のいずれかの2台で構成されるが、東久留米消防署新川特別消火中隊と、奥多摩消防署奥多摩特別消火中隊、八王子消防署みなみ野特別消火中隊は普通ポンプ車1台のみの単隊運用である。

初期は各方面本部単位2個中隊の計20個小隊で発足し、2006年8月4日の第三弾配備により全消防署管内ごとに1個中隊(80個中隊)が配備完了した。2011年5月、数か所の特消隊が指定解除され、新たに指定隊を従来より増やして運用している署がある(八王子署管内の北野→小宮、みなみ野など)。これは特消隊を試験的に増強し、消防力の強化を図っているものである。

なお、札幌市消防局の特別消防隊(SPS:スーパーポンパーサッポロ)、新潟市消防局の特別消火隊、岡崎市消防本部の特別消火隊、豊中市消防局の特別消火隊(FAST)[1]など同様の部隊を設置している。

脚注編集

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