フィギュアスケートの採点法

これはこのページの過去の版です。Pastrale (会話 | 投稿記録) による 2010年2月17日 (水) 07:49個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎世界最高得点)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フィギュアスケートの採点法(ふぃぎゅあすけーとのさいてんほう)では、フィギュアスケート競技における採点法について説明する。

ISUジャッジングシステム=コード・オブ・ポイント

ISUジャッジングシステム=コード・オブ・ポイント(CoP)は、国際スケート連盟(ISU)が規定しているフィギュアスケート競技の採点法。

CoPでは各種目毎に技術点構成点ディダクションを算出し、それらを合計した総合得点によって勝敗が決する。

ソルトレイクシティオリンピックにおけるフィギュアスケート・スキャンダルを機に考案され、それまでの6.0システムに替わり、ISUが承認する全ての国際大会で用いられている。切り替えは段階を踏んで行われ、まず2003-2004シーズンのISUグランプリシリーズに試験的に導入、2004-2005シーズンからは本格的にISUフィギュアスケート選手権に導入された。それ以外の国際大会や各国国内大会においては、導入年度にばらつきがある。6.0システムに対する呼称として、「new judging system(新採点システム)」と記載されることもあったが、2007年以降にISUが公開した文書にこの呼称は使われていない。

技術点

技術点は選手が実行した各規定要素に対して与えられる得点の合計点である。

各要素の得点は基礎点GOEによって以下の手順で算出される。

  1. 技術審判が演技をスロー再生で確認し、選手の実行した要素が何であったかを判定する。ここで、その要素に対応した基礎点が決まる。
  2. 演技審判が技のできばえを、-3から+3のGOEで評価する。
  3. 各要素毎に、最高評価及び最低評価を与えた演技審判の評価が除外される。
  4. 残された審判が与えた評価を、ISU規則322号の表に基づいて点数に変換する(技術の得点を参照)。
  5. 変換された数値の平均値を算出する。
  6. 基礎点に、GOEから算出された数値を加味し、最終的な要素の得点とする。

なお各要素の規定などは各種目毎のページ(シングルスケーティングペアスケーティングアイスダンスシンクロナイズドスケーティング)を参照のこと。

基礎点

基礎点は実行した技の評価の基礎となる得点である。その算出基準はジャンプ要素では「回転数」、それ以外の要素では「レベル」である。

回転数

ジャンプ要素の基礎点は実行されたジャンプの種類と回転数によって決まる。

踏み切り(離氷の瞬間ではない)から着氷まで何回転しているか、及びその回転が十分であるかどうかを技術審判が判定する。

回転が不十分である(ジャンプの空中での軌道を基準に回転の不足分が1/4回転を超えている)と判断されると、選手が挑戦した回転数より、回転数が一回転少ない同じ種類のジャンプの基礎点が与えられる。

例えば4回転トウループに挑戦した場合、回転が十分(回転の不足が無い、または回転の不足分が1/4回転以下)であると判断されると4回転トウループの基礎点9.8が与えられ、回転が不十分(回転の不足分が1/4回転を超えている)と判断された場合は3回転トウループの基礎点4.0が与えられる。
レベル

ジャンプ要素以外の要素の基礎点は実行された要素のレベルによって決まる。

各要素のレベルは、要素の実行に際して、ISUが規定する工夫がいくつ含まれているかによって決まる。行われた工夫が基準を満たしているかどうかを技術審判が判定し、認められた場合のみレベル獲得要件として数えられる。

4つ以上の工夫が認められればレベル4、3つの工夫が認められればレベル3、2つの工夫が認められればレベル2、認められた工夫が1つ以下の場合はレベル1となる。

GOE

GOE(Grade of Execution)は、演技審判によって0をベースとし-3から+3の7段階で評価された各要素のできばえである。

要素毎にそれぞれ評価の観点(着眼点)が設定されている。プラス評価の対象についてはやや抽象的な表現がされているが、マイナス評価の対象については具体的に定められている。演技審判は以下の手順でGOEを決める。

  1. 要素の中でプラスに評価するべき点を探し、0 - +3の評価を与える。
  2. 要素の中でマイナスに評価するべき点を探し、1で出した数値に0 - -3を加える。

上記の手順から分かるように、要素の中にマイナス評価の対象となるものが見られても、同時にプラス評価の対象となるものがあれば、結果的にプラス評価となることがある。

ただし、ある特定のミスがあった場合は、必ずGOEを一定以上のマイナスにしなければならないという規定がある。例えば、着氷でステップアウトしたジャンプに対しては、そのジャンプにどんな優れた点があっても、-1以下の数値でGOEをつけなければならない。

構成点

構成点は演技審判が以下の項目をそれぞれ10点満点、0.25点刻みで評価し、その評価数値に項目ごとの加重を掛けて算出された得点の合計点である。

シングルスケーティング、ペアスケーティング
  • スケート技術(Skating Skills, 略記号: SS)
  • 要素のつなぎ(Transitions, 略記号: TR)
  • 実行力/遂行力(Performance/Execution, 略記号: PE)
  • 振り付け(Choreography, 略記号: CH)
  • 曲の解釈(Interpretation, 略記号: IN)
アイスダンス(コンパルソリーダンス)
  • スケート技術(Skating Skills, 略記号: SS)
  • タイミング(Timing, 略記号: TI)
  • 実行力(Performance, 略記号: PF)
  • 曲の解釈(Interpretation, 略記号: IN)
アイスダンス(オリジナルダンス、フリーダンス)
  • スケート技術(Skating Skills, 略記号: SS)
  • 要素のつなぎ(Linking Footwork / Movement, 略記号: MO)
  • 実行力(Performance, 略記号: PF)
  • 振り付け(Choreography, 略記号: CH)
  • 曲の解釈/タイミング(Interpretation / Timing, 略記号: IT)

各項目毎の加重は、総合得点を算出するとき、およそ技術点と構成点が同じぐらいになるようにかけられる(一般的に、女子シングルやペアの技術点は3回転アクセルや4回転ジャンプを取り入れる選手が多い男子シングルより低くなる)。また、アイスダンスの場合は、種目によって求められるものに違いがあるため、項目によって加重が異なる。

各種目における構成点の加重
種目 SS MO PF CH IN TI
男子SP 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 NON
男子FS 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 NON
ペアSP 0.80 0.80 0.80 0.80 0.80 NON
ペアFS 1.60 1.60 1.60 1.60 1.60 NON
女子SP 0.80 0.80 0.80 0.80 0.80 NON
女子FS 1.60 1.60 1.60 1.60 1.60 NON
アイスダンスCD 0.75 NON 0.50 NON 0.50 0.75
アイスダンスOD 0.80 0.80 0.60 0.60 1.00 NON
アイスダンスFD 1.25 1.75 1.00 1.00 1.00 NON

ディダクション

ディダクションは技術審判らによって判断される規定による減点である。

  • 転倒: 1回につき -1.0点
  • 時間超過または不足: 5秒につき -1.0点
  • ボーカル入り音楽の使用または音楽の不使用: -1.0点
  • バックフリップなどの禁止されている要素: 1つにつき -2.0点
  • 小道具使用などの衣装の違反: -1.0点
  • ペア要素での落下: 1回につき -1.0点
  • 10秒以上の中断: 10秒につき -1.0点(やむをえない場合は除く)
転倒

要素の実施時、平常滑走時(要素と要素の間)に関わらず、転倒した場合は減点を受ける。転倒とは「スケーターがスケートのコントロールを失い、エッジ以外の部分で体重の大部分を支えるもの」を指す。振り付けの一部として意図的にエッジ以外の部分で氷に触れるものは転倒の扱いにはならない。なお、要素の実施時における転倒の場合は、ディダクションとは別に、技術点のGOEにおいても減点されることになっている。

違反行為・無効要素

フィギュアスケート競技では実施が認められていない違反行為が存在する。 違反行為を含んだ要素が実行された場合、その要素自体が無効要素とされることや、場合によってはそれに加えディダクションまで付いてしまうこともある。

無効要素とされる違反行為の中には即座に判断することが難しいものも存在し、見た目の印象を総合得点に差異を生む原因の一つになっている。

以下では特に得点に大きく影響するものや、違反行為と分かりづらいものの例を示す。

  • シングルのフリースケーティングにおいて3回転以上のジャンプに関して、同じ踏切で同じ回転数のものは、2つを2回までしか挑戦できない。例えば3回転トウループに3回挑戦」した場合、3回目の3回転トウループは無効要素として得点は0点となり、また「3回転ループ、3回転サルコウ、3回転トウループにそれぞれ2回ずつ挑戦」した場合も、6本のうち最後に跳んだジャンプは無効要素として得点は0点となる。
ジャンプのカウントは「挑戦したジャンプ」であるためダウングレードされたジャンプについては、される前の回転数が適用される。例えばダウングレードされた4回転トウループの場合、基礎点は3回転トウループのものとなるが、挑戦したのは4回転トウループである。
  • 同じ踏み切りで同じ回転数のものに2回挑戦する場合、少なくとも1つはコンビネーションまたはシークエンスにしなければならない。2回とも単独ジャンプとして跳んだ場合、2回目のジャンプは強制的にシークエンスジャンプとして数えられる。
  • シングルのフリースケーティングにおいて、2回転アクセルは3回までしか挑戦してはならない。4回目以降の2回転アクセルは無効要素ととして得点は0点となる。
  • シングルのフリースケーティングにおいて、ジャンプ要素のうち、コンビネーションジャンプもしくはシークエンスジャンプは3回まで、その内3連続コンビネーションジャンプは1回までしか挑戦してはならない。多く跳んでしまった場合、最後の方から無効要素として得点は0点となる。
  • シングルのフリースケーティングにおいて、採点表で同じ略記で書かれるスピンを2つ以上行った場合、2つ目以降のものは無効要素として得点は0点となる。
  • シングル、ペアにおいて、一つのスピンの中で同じ難しいポジションを両足で行った場合、片方はレベル獲得要件と認められない。
  • ペアにおいて、リフト要素で男性が3.5回転以上回転を行ったものは無効要素として得点は0点となり、さらにディダクションで2点減点される。
  • ペアのフリースケーティングにおいて、グループ5のリフト要素を2つ行う場合、2つの踏み切りは異なる種類でなければならない。同じ踏切のグループ5リフトを2回行った場合は後に行ったものは無効要素として得点は0点となる。
  • 女子シングルにおいて、スパイラスシークエンス要素で最初のポジションの持続時間が3秒未満だった場合、その後の工夫は全て無効となり、レベルは強制的に1となる。

審判

フィギュアスケート競技会における審判には、以下の人員がいる。

イベントレフェリー

1名。

  • 競技会と審判団の監督を行う。

技術審判

テクニカルコントローラー

1名。

  • テクニカルスペシャリストの宣言を監督し、承認もしくは確認し、必要があれば訂正する(ただし、テクニカルスペシャリストがその訂正に同意しない場合は、テクニカルコントローラー、テクニカルスペシャリスト、アシスタントテクニカルスペシャリストの三名による多数決で決定する)。
  • システムコンピューターに入力された要素の名前とレベルを確認する。
テクニカルスペシャリスト(及びアシスタントテクニカルスペシャリスト)

1 - 2名。

  • 実行された要素の種類を判定し、宣言する 。
  • 実行された要素のレベルを判定し、宣言する。
  • 転倒などのディダクションとなる行為を判定する。
  • 革新的要素が行われた場合、それを判定し、ボーナス(2点)を宣言する(シングル・ペアのみ)。
  • 無効になる要素を判定・削除する。

演技審判

最大9名[1]

  • 実行された要素の質を-3、-2、-1、0、1、2、3の7段階で評価する(GOE)。
  • 構成点をつける。
全ての演技審判が採点を行っているが、その内2-3名はその評価が最終的評価に全く影響しないダミージャッジである。誰がダミーであるかは大会終了後も公開されず、本人にも知らされない。

演技審判の人数は冬季オリンピック[2]ISUフィギュアスケート選手権[3]では最大9名となっている。ISUグランプリシリーズ及びISUジュニアグランプリでは実質最大10名となっているが、その他の大会では異なることもある。

イベントレフェリー、テクニカルコントローラー、テクニカルスペシャリスト(アシスタントテクニカルスペシャリスト)は、できる限り異なる加盟国から選ばれることになっている。

なお、ISUフィギュアスケート選手権大会と国際大会の技術審判およびISUフィギュアスケート選手権大会の演技審判はISU会長によって任命されるが、国際大会の演技審判は開催国が任命する。国際大会でジャッジする資格には、ISUジャッジと国際ジャッジの2種類がある。また、男女シングル・ペアとアイスダンスとシンクロで、審判の資格は別々になっている。

世界最高得点

ISUジャッジングシステムにおける世界最高得点を示す。ISUジャッジングシステムはシーズンごとに細かな改訂がされているが、すべて同一条件のもとに集計されている。[4]

男子シングル
種目 選手 得点 大会
ショートプログラム   エフゲニー・プルシェンコ 91.30 2010年欧州選手権
フリースケーティング   高橋大輔 175.84 2008年四大陸選手権
総合得点   高橋大輔 264.41 2008年四大陸選手権
女子シングル
種目 選手 得点 大会
ショートプログラム   金妍兒 76.28 2009年スケートアメリカ
フリースケーティング   金妍兒 133.95 2009年エリック・ボンパール杯
総合得点   金妍兒 210.03 2009年エリック・ボンパール杯
ペア
種目 選手 得点 大会
ショートプログラム   申雪 / 趙宏博 76.66 バンクーバーオリンピック
フリースケーティング   龐清 / 佟健 141.81 バンクーバーオリンピック
総合得点   申雪 / 趙宏博 216.57 バンクーバーオリンピック
アイスダンス
種目 選手 得点 大会
コンパルソリーダンス   タチアナ・ナフカ / ロマン・コストマロフ 45.97 2005年世界選手権
オリジナルダンス   タチアナ・ナフカ / ロマン・コストマロフ 68.67 2005年世界選手権
フリーダンス   タチアナ・ナフカ / ロマン・コストマロフ 117.14 2003年GPロシア杯
総合得点   タチアナ・ナフカ / ロマン・コストマロフ 227.81 2005年世界選手権
シンクロナイズドスケーティング
種目 選手 得点 大会
ショートプログラム   チーム・ユニーク 82.36 2009年世界シンクロ選手権
フリースケーティング   チーム・サプライズ 144.70 2007年世界シンクロ選手権
総合得点   ネクシス 223.58 2009年世界シンクロ選手権

同点の場合

競技を終えての総合得点が同点だった場合は、フリースケーティングの得点が高い選手を上位にする。

それぞれの種目においても同点だった場合は構成点の高いほうが上位となり、構成点も同点の場合には同一順位とされる 。

技術の得点

シングル ペア

ジャンプ(シングル,ペア共通)

種類 基礎点 評価とGOEの対応(GOEの加減点の幅)
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
1回転トウループ 1T 0.4 -0.3 -0.2 -0.1 +0.3 +0.6 +1.0
1回転サルコウ 1S 0.4
1回転ループ 1Lo 0.5
1回転フリップ 1F 0.5
1回転ルッツ 1Lz 0.6
1回転アクセル 1A 0.8 -0.5 -0.4 -0.2 +0.5 +1.0 +1.5
2回転トウループ 2T 1.3 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
2回転サルコウ 2S 1.3
2回転ループ 2Lo 1.5
2回転フリップ 2F 1.7
2回転ルッツ 2Lz 1.9
2回転アクセル 2A 3.5 -2.5 -1.6 -0.8 +1.0 +2.0 +3.0
3回転トウループ 3T 4.0 -3.0 -2.0 -1.0 +1.0 +2.0 +3.0
3回転サルコウ 3S 4.5
3回転ループ 3Lo 5.0
3回転フリップ 3F 5.5
3回転ルッツ 3Lz 6.0
3回転アクセル 3A 8.2 -4.2 -2.8 -1.4 +1.0 +2.0 +3.0
4回転トウループ 4T 9.8 -4.8 -3.2 -1.6 +1.0 +2.0 +3.0
4回転サルコウ 4S 10.3
4回転ループ 4Lo 10.8
4回転フリップ 4F 11.3
4回転ルッツ 4Lz 11.8
4回転アクセル 4A 13.3

スロージャンプ(ペアのみ)

種類 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
1回転トウループ 1TTh 1.2 -1.0 -0.6 -0.3 +0.3 +0.6 +1.0
1回転サルコウ 1STh 1.2
1回転ループ 1LoTh 1.5
1回転フリップ 1FTh 1.5
1回転アクセル 1ATh 2.0 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
2回転トウループ 2TTh 2.5
2回転サルコウ 2STh 2.5
2回転ループ 2LoTh 3.0
2回転フリップ 2FTh 3.0
2回転アクセル 2ATh 4.0 -2.0 -1.4 -0.7 +0.7 +1.4 +2.0
3回転トウループ 3TTh 4.5
3回転サルコウ 3STh 4.5
3回転ループ 3LoTh 5.0
3回転フリップ 3FTh 5.5
3回転アクセル 3ATh 7.5 -3.0 -2.0 -1.0 +1.0 +2.0 +3.0
4回転トウループ 4TTh 8.0
4回転サルコウ 4STh 8.0
4回転ループ 4LoTh 8.5
4回転フリップ 4FTh 9.0

ツイストリフト(ペアのみ)

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
1回転トウループ 1TTw レベル1 1.1 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 1.3
レベル3 1.5
レベル4 1.7
1回転ルッツ
1回転アクセル
1LzTw
1ATw
レベル1 1.3
レベル2 1.5
レベル3 1.7
レベル4 1.9
2回転トウループ 2TTw レベル1 2.7
レベル2 3.2
レベル3 3.7
レベル4 4.2
2回転ルッツ 2LzTw レベル1 3.0
レベル2 3.5
レベル3 4.0
レベル4 4.5
2回転アクセル 2ATw レベル1 3.3
レベル2 3.8
レベル3 4.3
レベル4 4.8
3回転トウループ 3TTw レベル1 4.7 -2.0 -1.4 -0.7 +0.7 +1.4 +2.0
レベル2 5.2
レベル3 5.7
レベル4 6.2
3回転ルッツ 3LzTw レベル1 5.0
レベル2 5.5
レベル3 6.0
レベル4 6.5
3回転アクセル 3ATw レベル1 5.3
レベル2 5.8
レベル3 6.3
レベル4 6.8
4回転トウループ 4TTw レベル1 6.2 -3.0 -2.0 -1.0 +0.7 +1.4 +2.0
レベル2 6.7
レベル3 7.2
レベル4 7.7
4回転ルッツ 4LzTw レベル1 6.5
レベル2 7.0
レベル3 7.5
レベル4 8.0
4回転アクセル 4ATw レベル1 6.8
レベル2 7.3
レベル3 7.8
レベル4 8.3

リフト(ペアのみ)

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
グループ1 1Li レベル1 1.1 -1.0 -0.6 -0.3 +0.3 +0.6 +1.0
レベル2 1.3
レベル3 1.5
レベル4 1.7
グループ2 2Li レベル1 1.3
レベル2 1.7
レベル3 2.4
レベル4 3.0
グループ3
グループ4
3Li
4Li
レベル1 2.5 -1.5 -1.0 -0.5 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 3.0
レベル3 3.5
レベル4 4.0
グループ5
 トゥラッソー
 ステップイン

5TLi
5SLi
レベル1 4.5
レベル2 5.0
レベル3 5.5
レベル4 6.0
グループ5
 リバースラッソー
 アクセルラッソー

5RLi
5ALi
レベル1 5.0 -2.0 -1.4 -0.7 +0.7 +1.4 +2.0
レベル2 5.5
レベル3 6.0
レベル4 6.5

スピン(シングル)

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
アップライト USp レベル1 1.2 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 1.5
レベル3 1.9
レベル4 2.4
シット SSp レベル1 1.3
レベル2 1.6
レベル3 2.1
レベル4 2.5
キャメル CSp レベル1 1.4
レベル2 1.8
レベル3 2.3
レベル4 2.6
レイバック LSp レベル1 1.5
レベル2 1.9
レベル3 2.4
レベル4 2.7
フライングアップライト FUSp レベル1 1.7
レベル2 2.0
レベル3 2.4
レベル4 2.9
フライングシット FSSp レベル1 2.0
レベル2 2.3
レベル3 2.6
レベル4 3.0
フライングキャメル FCSp レベル1 1.9
レベル2 2.3
レベル3 2.8
レベル4 3.2
フライングレイバック FLSp レベル1 2.0
レベル2 2.4
レベル3 2.9
レベル4 3.2
(フライング)コンビネーション (F) CoSp レベル1 1.7
レベル2 2.0
レベル3 2.5
レベル4 3.0
(フライング)足替えアップライト (F) CUSp レベル1 1.7
レベル2 2.0
レベル3 2.4
レベル4 2.9
(フライング)足替えシット (F) CSSp レベル1 1.9
レベル2 2.3
レベル3 2.6
レベル4 3.0
(フライング)足替えキャメル (F) CCSp レベル1 2.0
レベル2 2.3
レベル3 2.8
レベル4 3.2
(フライング)足替えレイバック (F) CLSp レベル1 2.0
レベル2 2.4
レベル3 2.9
レベル4 3.2
(フライング)足換えコンビネーション (F) CCoSp レベル1 2.0
レベル2 2.5
レベル3 3.0
レベル4 3.5

スピン(ペア)

  • ソロスピンはシングルの得点と同じ
種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
ペア PSp レベル1 2.0 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 2.5
レベル3 3.0
レベル4 3.5
ペアコンビネーション PCoSp レベル1 3.0
レベル2 3.5
レベル3 4.0
レベル4 4.5

ステップシークエンス(シングル,ペア共通)

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
ストレートライン
サーキュラー
サーペンタイン
SlSt
CiSt
SeSt
レベル1 1.8 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 2.3
レベル3 3.3 -2.1 -1.4 -0.7 +0.5 +1.0 +1.5
レベル4 3.9 -2.1 -1.4 -0.7 +1.0 +2.0 +3.0
スパイラル SpSq レベル1 1.8 -1.0 -0.6 -0.3 +0.5 +1.0 +1.5
レベル2 2.3
レベル3 3.1 -2.1 -1.4 -0.7 +0.5 +1.0 +1.5
レベル4 3.4 -2.1 -1.4 -0.7 +1.0 +2.0 +3.0

デススパイラル(ペアのみ)

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
フォアイン
バックイン
FiDs
BiDs
レベル1 2.8 -2.0 -1.4 -0.7 +0.7 +1.4 +2.0
レベル2 3.0
レベル3 3.2
レベル4 3.5
フォアアウト
バックアウト
FoDs
BoDs
レベル1 3.0
レベル2 3.5
レベル3 4.0
レベル4 4.5

アイスダンス

スピン

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
スピン Sp レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 4.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
コンビネーションスピン CoSp レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 4.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5

リフト

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
ステーショナリーリフト StaLi レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.2 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 5.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
ストレートラインリフト SlLi レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.2 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 5.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
カーブリフト CuLi レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.2 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 5.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
ローテーショナルリフト RoLi レベル1 3.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 4.2 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 5.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
サーペンタインリフト SeLi レベル1 4.8 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 5.6 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 6.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 8.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
リバースローテーショナルリフト RRoLi レベル1 4.8 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル2 5.6 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル3 6.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
レベル4 8.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 1.5
  • コンビネーションリフトはそれぞれのリフトの要素点合計に0.8を乗ずる。

ツイズル

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
シンクロナイズドツイズル STw レベル1 3.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル2 4.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル3 4.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル4 5.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
シーケンシャルツイズル SqTw レベル1 4.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル2 5.0 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル3 5.7 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5
レベル4 6.5 1.5 1.0 0.5 -0.5 -1.0 -1.5

ストレートラインステップシークエンス

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
ミッドラインステップシークエンス MiSt レベル1 4.6 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル2 5.4 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル3 6.2 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル4 7.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
ダイアゴナルステップシークエンス DiSt レベル1 4.6 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル2 5.4 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル3 6.2 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル4 7.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
ノットタッチングミッドラインステップシークエンス NtMiSt レベル1 5.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル2 6.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル3 7.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル4 8.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0

サーキュラーステップシークエンス

種類 レベル 基礎点 GOEによる加減点
名称 記号 -3 -2 -1 +1 +2 +3
(反時計回りの)サーキュラーステップシークエンス CiSt レベル1 5.6 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル2 6.4 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル3 7.2 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル4 8.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
(反時計回りの)サーペンタインステップシークエンス SeSt レベル1 5.6 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル2 6.4 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル3 7.2 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0
レベル4 8.0 3.0 2.0 1.0 -1.0 -2.0 -3.0

6.0システム

6.0システムは、ISUジャッジングシステムが施行される以前に広く用いられていたフィギュアスケートの採点法である。現在でも国内大会等で6.0システムを用いて採点を行うことがある。

以下では主に6.0システムの中でも「One by One」と呼ばれていた採点法について説明する。

技術点(ショートプログラムではrequired elements、フリースケーティングではtechnical merit)とプレゼンテーションという2つの点数があり、それぞれ6.0点満点で採点する。採点の基準は、日本スケート連盟フィギュア競技規則によると以下のようになっており、小数点第1位までで得点をつけた[5]

0点 = 滑走しないもの
1点 = 非常に劣るもの
2点 = 劣るもの
3点 = 中程度のもの
4点 = 良いもの
5点 = 非常に良いもの
6点 = 傑出したもの

順位は、得点の合計を単純に比較するのではなく、それぞれのジャッジがつけた点数をマトリクス化して(相対評価)決定される。具体的には次のような手順である[6]

  1. ジャッジはそれぞれ、自分がつけた「技術点とプレゼンテーションの合計点」によって選手同士を1対1で比較し、
  2. 高い合計点をつけたほうの選手の「支持するジャッジ=JIF(Judge in Favor)」となり、その選手に「PIF(Point in Favor) 2ポイント」を与える。
  3. さらに、「PIFのポイント合計」によって選手同士は1対1で比較され、高いほうの選手に「CP(Comparative Point) 2ポイント」が与える。もしPIFの合計が同じであれば、両者に1ポイントを与える。
  4. CPの合計の高いものから上位の順位となる。

そして、順位に応じて順位点(factored placement scores)を与え、各種目の順位点の合計によって最終的な順位を決定する。 6.0システムは、滑走順の早い選手に高い得点を与えてしまうと、後の滑走者がさらに良い演技をした場合に得点が飽和してしまうため、滑走順が遅い選手ほど高得点が出やすく、滑走順の早い選手には得点を抑えてつける傾向がある。しかし、得点の合計がそのまま順位に連動するものではないので、滑走順による得点の差が試合結果(最終的な順位)に直接影響するわけではない。

ショートプログラムの技術点の減点規定

男子シングルのショートプログラムにおいて4回転ジャンプが解禁された1998-1999シーズンからは、行う要素の数と種類が定められているショートプログラムの技術点で、ミスの程度に応じた減点規定が定められた。そして定められた要素を、ミスなく高いレベルで実行できたものを6.0満点として、減点方式で採点するようになった。

男女シングルのショートプログラムの技術点の具体的な減点規定は、以下の通りである[7]

ジャンプ
通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5
減点 事由
0.4 離氷時または着氷時の転倒
0.4 必須回転数を満たさないもの
0.3 両足離氷または両足着氷
0.3 着氷時のステッピングアウト
0.2-0.3 回転が完璧でないもの
0.1-0.3 誤ったエッジからの離氷
0.1-0.3 ステップ/ムーヴィングからすぐにジャンプを跳ばないもの
0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの
0.1 ステップからのジャンプ要素でステップ・ターンが一つしかないもの
コンビネーションジャンプ
通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5
減点 事由
0.4 離氷時の転倒
0.4 ファーストジャンプでの転倒
0.4 両方のジャンプを両足着氷
0.3 ファーストジャンプでのステッピングアウト
0.3 セカンドジャンプでの転倒
0.3 ファーストとセカンドのどちらかが必須回転数を満たさなかったもの
0.2 セカンドジャンプでのステッピングアウト
0.2 どちらかのジャンプの両足離氷
0.1-0.3 誤ったエッジからの離氷
0.2 どちらかのジャンプの回転が完璧でないもの
0.2 ひとつのジャンプが両足着氷であるもの
0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの
0.1 2つのジャンプの間にスリーターンが入ったもの
フライングスピン
通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5
減点 事由
0.4 転倒
0.1-0.3 空中で姿勢がとれなかったもの
0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの
0.1-0.2 正しくない離氷もしくは着氷
0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの
スピン
通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5
減点 事由
0.4 転倒
0.2-0.3 軸がずれたスピン
0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの
0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの
コンビネーションスピン
通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5
減点 事由
0.4 転倒
0.2-0.3 軸がずれたスピン
0.2-0.3 必須姿勢を満たさないもの
0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの
0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの
ステップ/スパイラル
通常の減点は0.1-0.3、要素が省略された場合の減点は0.4
減点 事由
0.3 転倒
0.2 正しくないパターン
0.2 半回転以上のジャンプ
0.1-0.2 つまづき
0.1-0.2 後退
0.1-0.2 3つのスパイラル姿勢をとれなかったもの
その他のディダクション
減点 事由
0.3 ソロジャンプもしくはコンビネーションの片方のジャンプの繰り返し
0.1-0.2 必須/規定に従わないもの
0.1-0.2 余分または繰り返されたもの
定められた要素の代わりに規定にない要素を行うことは、余分な要素をやったときの減点のうえにさらに0.1-0.2のディダクションが追加される。

フリースケーティングの評価の観点

フリースケーティングは行う要素の数と種類に自由度が高い。そのため、ショートプログラムのような減点方式で採られず、他の選手よりも難しい技を成功させること、よい演技をすることが求められた。具体的には、以下のような観点から評価がなされた[8]

技術点の評価の観点
a) 演技のむずかしさ(失敗した部分は、加点の対象とはならない)
b) 変化に富んでいること。
c) 明確さと確実性
d) スピード
プレゼンテーションの評価の観点
a) プログラム全体の調和ある構成及び選んだ音楽との適合
b) スピードの変化
c) 氷面の利用
d) 音楽にあった楽な動作と確実性
e) 身のこなし
f) 独創性
g) 音楽の曲想の表現

脚注

  1. ^ 2007-2008シーズンまでは最大12名
  2. ^ ISU Communication No. 1563
  3. ^ ISU Communication No. 1535
  4. ^ ISU : Statistics (Updated after each Grand Prix)
  5. ^ 2005年山梨国体(フィギュアスケート競技の紹介の中に日本スケート連盟競技規則に基づく旧採点方法の解説あり)
  6. ^ ISU Communication No.997(October 30, 1998)(旧採点方法のマトリクス化と順位算出に関する項)
  7. ^ ISU Communication No.980(July 15, 1998)(旧採点方法のショートプログラムにおける減点に関する項)
  8. ^ 2005年山梨国体(フィギュアスケート競技の紹介の中に日本スケート連盟競技規則に基づく旧採点方法の解説あり)

外部リンク