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{{馬齢混}}
{{出典の明記|date=2015年6月}}
{{競走馬
|名 = アドマイヤコジーン
|名 = アドマイヤコジーン<ref name="jbis">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000308300/ |title=アドマイヤコジーン |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>
|画 = no
|説 =
|英 = {{lang|en|Admire Cozzene}}<ref name="jbis"/><ref>{{Cite web|url= https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Horse/OtherHorse.aspx?HorseId=HK_2002_C621 |title= ADMIRE COZZENE (CC621) - Racing Information |work= |publisher= [[香港ジョッキークラブ|香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club)]] |language=英語|accessdate=2019-08-04}}</ref>
|漢 = {{lang|zh|喜高善}}<ref>{{Cite web|url= https://racing.hkjc.com/racing/information/Chinese/Horse/OtherHorse.aspx?HorseId=HK_2002_C621 |title= 喜高善 (CC621) - 馬匹資料 - 賽馬資訊 |work= |publisher= 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club) |language=中国語|accessdate=2019-08-04}}</ref>
|性 = [[牡馬|牡]]<ref name="jbis">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000308300/ |title=アドマイヤコジーン |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>
|性 = [[牡馬|牡]]<ref name="jbis"/>
|色 = [[芦毛]]<ref name="jbis"/>
|種 = [[サラブレッド]]<ref name="jbis"/>
21行目:
|調 = [[橋田満]]（[[栗東トレーニングセンター|栗東]]）<ref name="jbis"/>
|績 = 23戦6勝（うち日本国外1戦0勝）<ref name="jbis"/>
|金 = 3億81269470万4000[[6500円 (通貨)|円]]<ref>『優駿』2013年7月号 name="jbis"83頁</ref>
|冠 = [[JRA賞最優秀2歳牡馬|JRA賞最優秀3歳牡馬]]（1998年）<ref name="jbis"/><br />[[JRA賞最優秀短距離馬]]（2002年）<ref name="jbis"/>
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{{MedalGI|[[朝日杯3歳ステークス|朝日杯3歳S]]|1998年}}
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{{MedalGIII|[[東京新聞杯]]|2002年}}
{{MedalGIII|[[阪急杯]]|2002年}}
|}}
'''アドマイヤコジーン'''（[[英語|英]]欧字名:{{lang|en|Admire Cozzene}}、[[中国語|中]]香港名:{{lang|ch|喜高善}}、[[1996年]][[4月8日]] - [[2017年]][[6月6日]]）とは、[[日本]]の元[[競走馬]]（、[[持込種牡馬]]）である<ref name="jbis"/>。
 
[[1998年]]の[[JRA賞最優秀3歳牡馬]]、[[2002年]]の[[JRA賞最優秀短距離馬]]である。1998年の[[朝日杯3歳ステークス]]（{{GI}}）、2002年の[[安田記念]]（{{GI}}）を優勝。その他の勝ち鞍に、1998年の[[東京スポーツ杯3歳ステークス]]（{{GIII}}）、2002年の[[東京新聞杯]]（{{GIII}}）、[[阪急杯]]（{{GIII}}）。
== 戦績 ==
[[1998年]]にデビュー。デビュー2戦目を大差で勝ち上がり、[[東京スポーツ杯2歳ステークス|東京スポーツ杯3歳ステークス]]、[[朝日杯フューチュリティステークス|朝日杯3歳ステークス]]と3連勝でGIを制した。これらの活躍により、この年の[[JRA賞最優秀2歳牡馬|JRA賞最優秀3歳牡馬]]（旧称。現在のJRA賞最優秀2歳牡馬）に選ばれた。
 
産駒には、[[スプリンターズステークス]]（{{GI}}）を勝利した[[アストンマーチャン]]、[[スノードラゴン]]がいる。
しかし、翌年の1月に右トモを骨折し（手術でボルトが埋め込まれる）、長期休養を余儀なくされると、復帰を前に今度は左トモを骨折、休養のため1年7ヵ月もの間レースから遠ざかることになった。
 
== 生涯 ==
[[2000年]]、函館のUHB杯から始動するも4着に敗れ、それからも[[函館記念]]、[[札幌記念]]、[[富士ステークス]]、[[京阪杯]]、[[シリウスステークス]]と立て続けに[[重賞]]に出走するが、結局この年は1勝も挙げることができなかった。
 
=== デビューまで ===
[[2001年]]も[[阪急杯]]を皮切りに、短距離競走に出走し続けるが福島民報杯（オープン競走）の2着が最高で、この年も勝ち星は無かった。
ミセスマカディーは、[[イギリス]]で生産された父トライバルチーフの牝馬で、[[1977年]]の[[イギリス1000ギニー]]を優勝するなど21戦8勝<ref>{{Cite web|title=ミセスマカディー(GB)｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000383237/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>。競走馬引退後は[[繁殖牝馬]]となり、しばらく[[アイルランド]]で生産を続けた<ref name="ミセスマカディー-JBIS">{{Cite web|title=繁殖牝馬情報：牝系情報｜ミセスマカディー(GB)｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000383237/broodmare/info/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>。1989年に9番仔を生産した後、日本の[[北海道]][[大樹町]]の[[大樹ファーム]]が購入して、輸入。10番仔を生産した後、[[ノーザンテースト]]と交配した<ref name="ミセスマカディー-JBIS" />。1991年6月12日、11番仔の牝馬が誕生する<ref name="アドマイヤマカディ-JBIS">{{Cite web|title=アドマイヤマカディ｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000244682/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>。
 
11番仔は、[[近藤利一]]が所有して「アドマイヤマカディ」と命名<ref name="アドマイヤマカディ-JBIS" />。[[栗東トレーニングセンター]]の[[橋田満]]厩舎の下、デビューする予定であったが、脚元の弱さから[[屈腱炎]]を発症し、未出走のまま大樹ファームで繁殖牝馬となった<ref name="優駿-2007-7-5563">『優駿』2007年7月号 55-63頁</ref>。大樹ファームと近藤・橋田は、アドマイヤマカディがデビューできず、繁殖牝馬となった場合、初年度のみ近藤側が決定権を握るという契約を事前にしていたため、初年度は橋田が交配相手を選択することとなった<ref name="優駿-2007-7-5563" />。
[[2002年]]、[[主戦騎手]]が[[上村洋行]]から[[後藤浩輝]]に替わった。すると、この年の初戦となった[[東京新聞杯]]で10番人気ながら久々の勝利を挙げ、次走の[[阪急杯]]も勝利して重賞を連勝した。久々の[[競馬の競走格付け|GI]]レースとなった[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]は2番人気に推されたが、[[ショウナンカンプ]]から3馬身半差の2着、しかし続く[[安田記念]]では大外枠からのスタートながら直線は早めに抜け出し、追い込んできた[[ダンツフレーム]]を首差抑えて優勝、朝日杯3歳ステークス以来約3年半ぶりのGI勝利を挙げた。騎乗した後藤浩輝にとってはデビュー11年目にして初の[[中央競馬|中央]]GI勝利であり、レース後は人目も憚らず号泣した。
 
橋田はアメリカで繋養されている[[コジーン]]（{{Lang|en|Cozzene}}）を選択。アメリカでも芝の{{GI}}馬を産んでいたことから、日本でも適応できると踏んでおり<ref name="優駿-2007-7-5563" />、併せて「ノーザンテーストの持つスピードが、昨今の競馬では不足しがちに感じられたので。よりスピードのある馬、要するに軽い馬を求めたわけです。あとはもう一つ、お母さんが弱かったので、丈夫な仔が欲しかった。（後略）<ref name="優駿-2007-7-5563" />」を理由としている。大樹ファームおよび近藤の許しを経て、アメリカに渡りコジーンと交配し、1995年冬に大樹ファームへ帰還<ref name="優駿-2007-7-5563" />。1996年4月8日、大樹ファームにて初仔の牡馬（後のアドマイヤコジーン）が誕生<ref name="優駿-2007-7-5563" /><ref>{{Cite web|title=繁殖牝馬情報：牝系情報｜アドマイヤマカディ｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000244682/broodmare/info/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>。仔は[[持込馬]]に分類された<ref name="優駿-2013-7-7885">『優駿』2013年7月号 78-85頁</ref>。
安田記念後の夏は全休し、秋は[[スプリンターズステークス]]にぶっつけで出走し勝ち馬[[ビリーヴ (競走馬)|ビリーヴ]]から半馬身差の2着、この時点で2002年は1度も連対をはずしていなかった。しかし1番人気に推された[[マイルチャンピオンシップ]]では[[トウカイポイント]]の7着に敗れ、その後は初の海外挑戦となる[[香港マイル]]に出走、鞍上には[[武豊]]を迎えるが4着に敗退し、この競走を最後に引退した。この年の[[JRA賞最優秀短距離馬]]に選ばれた。
 
仔は、[[河村清明]]によれば「体調を崩すことなく、（中略）順調に育った<ref name="優駿-2007-7-5563" />」という。1997年10月には、武田ステーブルに移動。主に[[軽種馬育成調教センター]]（BTC）を利用して育成が施された。母同様に、近藤が所有し冠名「アドマイヤ」に父名「コジーン」を組み合わせた「'''アドマイヤコジーン'''」と命名され、橋田厩舎に入厩した<ref name="優駿-2013-7-7885" />。
== 競走成績 ==
以下の内容は、netkeiba.com<ref name="netrcd">{{Cite web|url= https://db.netkeiba.com/horse/result/1996106512/ |title= アドマイヤコジーンの競走成績|work= netkeiba|publisher=Net Dreamers Co., Ltd.|accessdate=2019-08-20}}</ref>、JBISサーチ<ref name="jbisrcd">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000308300/record/ |title=アドマイヤコジーン 競走成績|work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>および香港賽馬會の情報<ref>{{Cite web|url= https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Racing/LocalResults.aspx?RaceDate=2002/12/15&Racecourse=ST&RaceNo=7 |title= RACE 7 (255) - THE HONG KONG MILE |work= |publisher= [[香港ジョッキークラブ|香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club)]] |language=英語|accessdate=2019-08-04}}</ref>に基づく。
 
=== 競走馬時代 ===
{| style="font-size: 90%; text-align: center; border-collapse: collapse;white-space:nowrap"
 
|-
==== 2-3歳（旧3-4歳・1998-99年） ====
!年月日!!競馬場!!競走名!!格!!頭数!!枠番!!馬番!!colspan="2"|オッズ<br />（人気）!!着順!!騎手!!斤量!!距離（馬場）!!タイム<br />（上り3F）!!タイム<br />差!!勝ち馬/（2着馬）
1998年10月17日、[[京都競馬場]]の[[新馬|新馬戦]]（芝1400メートル）に[[南井克巳]]が騎乗し、単勝2番人気でデビュー。スタートから出遅れ、かつ不良馬場に苦戦し3着<ref name="優駿-2007-7-5563" />。11月1日、2戦目の新馬戦（芝1600メートル）では、[[マイケル・ロバーツ (競馬)|マイケル・ロバーツ]]に乗り替わり、1番人気で出走。最終コーナーで先頭に立ち、後方に9馬身差をつけて初勝利を挙げた<ref name="優駿-2007-7-5563" />。それから関東遠征を行い、11月29日の[[東京スポーツ杯3歳ステークス]]（{{GIII}}）にて[[重賞]]初挑戦、鞍上は南井に戻り、1番人気で出走した。中団から直線で抜け出し、後方に1馬身半差をつけて連勝、重賞初勝利となった<ref name="優駿-2007-7-5563" />。
 
その頃、同じ近藤の所有、橋田厩舎所属である[[アドマイヤベガ]]が、エリカ賞（500万円以下）から[[ラジオたんぱ杯3歳ステークス]]（{{GIII}}）のローテーションを選択<ref name="優駿-2007-7-5563" />。そのため、使い分けを行いアドマイヤコジーンは、12月13日の[[朝日杯3歳ステークス]]（{{GI}}）に出走した<ref name="優駿-2007-7-5563" />。東京スポーツ杯3歳ステークスで騎乗した南井が、手術入院中で騎乗不能であった。そのため、南井は橋田に対し「（アドマイヤコジーンは）自分からハミを取っていく馬ではないから、馬をちゃんと動かせる（後略）<ref name="優駿-2007-7-5563" />」との理由で代打にロバーツを推薦、橋田も了承し、再びロバーツに乗り替わった。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=MlFn4rzNU-s&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 1998年 朝日杯3歳ステークス<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]}}単勝オッズは3.3倍、同じオッズで[[デイリー杯3歳ステークス]]（{{GII}}）など3戦無敗の[[エイシンキャメロン]]が並んでいたが、アドマイヤコジーンが票数で勝り1番人気であった<ref name="優駿-2007-7-5563" />。スタートから中団につけ、6番手から直線に進入した。先行するエイシンキャメロンの外から迫り、2頭だけの競り合いとなったが、ゴール直前でアドマイヤコジーンが抜け出し、クビ差先着<ref name="優駿-2013-7-7885" />。3連勝で{{GI}}初勝利となった。ロバーツは[[短期騎手免許]]を利用した外国人騎手として初めて{{GI}}優勝であった<ref name="優駿-2013-7-7885" />。[[JRA賞]]表彰では、[[JRA賞最優秀2歳牡馬|JRA賞最優秀3歳牡馬]]を受賞している<ref name="優駿-2013-7-7885" />。
 
3歳となった1999年1月21日、調教後に右後脚を[[跛行]]し、さらに右後脚第一[[指骨]]を骨折<ref name="優駿-2007-7-5563" />。「相当な重傷で競走生活も心配されるほど<ref name="優駿-2013-7-7885" />」（阿部珠樹）や「亀裂はなんと縦5センチにも及んでおり、ボルト2本で固定しなければ、骨が避けてしまいそうな印象（後略）<ref name="優駿-2007-7-5563" />」（河村清明）という状況であった。1月24日に行われた手術を経て、全治は6か月と判明し、[[クラシック (競馬)|クラシック]]参戦は不可能となった。3月4日に[[福島県]][[いわき市]]の[[JRA競走馬総合研究所]]常盤支所内にある「馬の温泉」で長期休養<ref name="優駿-2007-7-5563" />。それから回復し、馬の温泉にて「復帰をめざして徐々にピッチを上げたところ」（阿部珠樹）、患部と反対側の左後脚の[[剥離骨折]]が判明。河村清明によれば「ヘタをすればこれだけで競走生命が終わりかねないほどの大ケガ（原文ママ、後略）<ref name="優駿-2007-7-5563" />」であった。そして、8月には[[ノーザンファーム]]で再び手術を行い、[[種子骨]]の一部を除去して、放牧に出された<ref name="優駿-2007-7-5563" />。11月には、冬の寒さを避けて[[鹿児島県]]に移動し、脚の負担の少ない浜辺での運動で治癒を目指した<ref name="優駿-2007-7-5563" />。
 
==== 4-5歳（旧5-6歳・2000-01年） ====
2000年春は全休、7月のUHB杯（OP）で1年7か月ぶりに復帰し、4着。2戦目の[[函館記念]]（{{GIII}}）では1番人気に推されるも6着。それから[[後藤浩輝]]とともに11着、8着、[[芹沢純一]]とともに8着。12月の[[シリウスステークス]]（{{GIII}}）では、[[上村洋行]]に乗り替わり初の[[ダート]]競走に出走したが、11着。その後は、橈骨の[[骨膜炎]]を発症し、再び年内は休養した<ref name="優駿-2013-7-7885" />。翌2001年も上村が継続して騎乗し、7月までに6戦。[[阪急杯]]（{{GIII}}）3着、福島民報杯（OP）2着が目立つほどで、その他は下位。次第に患部とは反対側の前脚、特に右前脚に深管骨瘤をきたしており<ref name="優駿-2007-7-5563" />、橋田によれば「（前略）そのせいでしょう、馬が最後まで走らない。最後にやめてしまう感じのレースが続いていました<ref>『優駿』2007年7月号 55-63頁</ref>。」と述懐している。それから半年は、その前脚の不安と疲労を取り除くために、武田ステーブルで長期休養となった<ref name="優駿-2007-7-5563" />。
 
==== 6歳（旧7歳・2002年） ====
1月27日、[[東京新聞杯]]（{{GIII}}）で復帰。鞍上は、1年間主戦を務めた上村から後藤に代わり、12頭中10番人気で出走した。後藤は参戦にあたり、アドマイヤコジーンが前回勝利した朝日杯3歳ステークスのロバーツの騎乗を参考にしようと考えていた<ref name="優駿-2013-7-7885" />。2番手で先行し、直線で抜け出すと、追い上げる[[ディヴァインライト]]や[[ダービーレグノ]]を振り切り、後方に半馬身差をつけて勝利<ref name="優駿-2013-7-7885" />。3年ぶりの勝利となった<ref name="優駿-2013-7-7885" />。続いて、2月24日の阪急杯（{{GIII}}）に2番人気で出走。3番手から直線で先頭に立つと、後方に3馬身半差をつけて勝利して連勝とした<ref name="優駿-2013-7-7885" />。それから、3月24日の[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]（{{GI}}）では2番人気で出走し、[[ショウナンカンプ]]に3馬身半及ばず2着となった<ref name="優駿-2013-7-7885" />。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=L3_oh6dTnso&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 2002年 安田記念<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]}}続いて6月2日、[[安田記念]]（{{GI}}）に単勝7番人気で出走。スタートから先手を奪って3番手で進み、残り200メートルで抜け出した<ref name="優駿-2002-7-3235">『優駿』2002年7月号 32-35頁</ref>。外から2番人気[[ダンツフレーム]]、大外から1番人気[[エイシンプレストン]]が追い込んできたが振り切り、ダンツフレームにクビ差先着して{{GI}}2勝目、3年半ぶりとなる{{GI}}勝利となった<ref name="優駿-2002-7-3235" />。後藤にとっては、54度目の{{GI}}挑戦、デビュー11年目で初{{GI}}優勝であった<ref name="優駿-2002-7-3235" />。
 
その後は夏休みとなり、9月29日、[[新潟競馬場]]で行われる[[スプリンターズステークス]]（{{GI}}）に直行し、3番人気で出走<ref name="優駿-2002-11-3639">『優駿』2002年11月号 36-39頁</ref>。2番手を進み、直線で逃げるショウナンカンプに取り付いて競り合ったが、残り50メートルで馬場の最も内側から1番人気の[[ビリーヴ (競走馬)|ビリーヴ]]にかわされ、半馬身差の2着となった<ref name="優駿-2002-11-3639" />。続く11月17日の[[マイルチャンピオンシップ]]（{{GI}}）では、1番人気に推されて出走。いつものように先行することができず、中団に位置。直線では馬群から抜け出す余力なく、7着<ref name="優駿-2007-7-5563" />。それから引退レースとして、[[香港マイル]]（{{G1}}）に参戦。外国での騎乗経験を買って[[武豊]]に乗り替わり出走、先行から「直線であわやという場面<ref name="優駿-2007-7-5563" />」（河村清明）も存在したが、抜け出すには至らず4着<ref name="優駿-2007-7-5563" />。2002年12月24日付でJRAの競走馬登録を抹消し、競走馬を引退した。JRA賞表彰では、[[JRA賞最優秀短距離馬]]を受賞している<ref name="優駿-2007-7-5563" />。
 
=== 種牡馬時代 ===
競走馬引退後は、2003年から[[種牡馬]]となり、2010年までは[[北海道]][[安平町]]の[[社台スタリオンステーション]]で繋養された<ref name="優駿-2013-7-7885" />。2011年には、北海道[[新ひだか町]]の[[レックススタッド]]に移動した<ref name="優駿-2013-7-7885" />。初年度産駒の[[アストンマーチャン]]が、2007年の[[スプリンターズステークス]]（{{GI}}）を制し、産駒の{{GI}}初勝利。2008年生産の[[スノードラゴン]]もまた、2014年のスプリンターズステークス（{{GI}}）を勝利した。産駒からは、スノードラゴン、2012、2013年の[[CBC賞]]（{{GIII}}）を連覇した[[マジンプロスパー]]が後継種牡馬となっている<ref>{{Cite web|title=マジンプロスパーが引退、種牡馬に|url=http://race.sanspo.com/keiba/news/20151007/ope15100714550023-n1.html|website=予想王TV＠SANSPO.COM|date=2015-10-07|accessdate=2021-10-20|language=ja-JP}}</ref>。
 
[[2015年]]の種付けシーズン途中、生殖能力の低下により種牡馬を引退することが発表。その後、スノードラゴンの活躍で再注目され、種付け依頼が集まったが、体調が戻らず断念。引退後は日高町のクラウン日高牧場で[[功労馬]]となった<ref>[http://uma-furusato.com/news/detail/_id_80697 アドマイヤコジーンが種牡馬引退] - 競走馬のふるさと案内所　　2015年4月20日閲覧</ref>。2017年6月6日朝、[[大動脈]]破裂のため21歳で死亡<ref>[http://race.sanspo.com/keiba/news/20170606/etc17060618420004-n1.html アドマイヤコジーンが死亡　21歳、GIを2勝]　サンスポ競馬より　2017年6月6日閲覧</ref>。
 
== 競走成績 ==
以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref name="netrcd">{{Cite web|url= https://db.netkeiba.com/horse/result/1996106512/ |title= アドマイヤコジーンの競走成績|work= netkeiba|publisher=Net Dreamers Co., Ltd.|accessdate=2019-08-20}}</ref>およびJBISサーチ<ref name="jbisrcd">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000308300/record/ |title=アドマイヤコジーン 競走成績|work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>、香港賽馬會<ref name="香港競馬会">{{Cite web|url= https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Racing/LocalResults.aspx?RaceDate=2002/12/15&Racecourse=ST&RaceNo=7 |title= RACE 7 (255) - THE HONG KONG MILE |work= |publisher= [[香港ジョッキークラブ|香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club)]] |language=英語|accessdate=2019-08-04}}</ref>の情報に基づく。
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;"
!競走日
! nowrap="" |競馬場
!競走名
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（馬場）
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番
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（人気）
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（上り3F）
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!1着馬
（2着馬）
!馬体重
[kg]
|-
|[[1998年|1998]].[[10月17日|10.17]]
|[[京都競馬場|京都]]
|[[新馬|3歳新馬]]
|
| nowrap="" |芝1400m（不）
|9
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|1
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|{{0}}（2人）
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|[[南井克巳]]
| nowrap="" |{{0|-}}0.4
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|54
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|1:26.9（37.4）
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|フォルナリーナ
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|-
|{{0|0000.}}[[11月1日|11.{{0}}1]]
|京都
|3歳新馬
|
|芝1600m（良）
|12
|7
79 ⟶ 127行目:
|{{0}}（1人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|M.ロバーツ
|53
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|1:36.1（37.1）
| -1.4
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|53
|（タイクラッシャー）
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|-
|{{0|0000.}}[[11月29日|11.29]]
|[[東京競馬場|東京]]
|[[東京スポーツ杯3歳ステークス|東京スポーツ杯3歳S]]
|{{GIII}}
|芝1800m（良）
|10
|4
96 ⟶ 145行目:
|{{0}}（1人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|南井克巳
|54
|芝1800m（良）
|1:49.5（35.0）
| -0.2
|{{0}}南井克巳
|54
|（ビッグバイキング）
|450
|-
|{{0|0000.}}[[12月13日|12.13]]
|[[中山競馬場|中山]]
|[[朝日杯3歳ステークス|朝日杯3歳S]]
|{{GI}}
|芝1600m（良）
|14
|5
113 ⟶ 163行目:
|{{0}}（1人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|[[マイケル・ロバーツ (競馬)|M.ロバーツ]]
|54
|芝1600m（良）
|1:35.3（35.9）
|{{0|-}}0.0
|{{0}}M.ロバーツ
|54
|（[[エイシンキャメロン]]）
|450
|-
|[[2000年|2000]].{{0}}[[7月9日|7.{{0}}9]]
|[[函館競馬場|函館]]
|UHB杯
|OP
|芝1800m（良）
|10
|2
130 ⟶ 181行目:
|{{0}}（3人）
|{{0}}4着
|[[横山典弘]]
|57
|芝1800m（良）
|1:49.7（35.2）
|{{0|-}}0.4
|{{0}}[[横山典弘]]
|57
|[[ダイワカーリアン]]
|450
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[7月23日|7.23]]
|函館
|[[函館記念]]
|{{GIII}}
|芝2000m（稍）
|16
|8
147 ⟶ 199行目:
|{{0}}（1人）
|{{0}}6着
|横山典弘
|56
|芝2000m（稍）
|2:03.1（36.8）
|{{0|-}}0.4
|{{0}}横山典弘
|56
|クラフトマンシップ
|452
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[8月20日|8.20]]
|[[札幌競馬場|札幌]]
|[[札幌記念]]
|{{GII}}
|芝2000m（良）
|14
|8
164 ⟶ 217行目:
|{{0}}（3人）
|11着
|[[後藤浩輝]]
|56
|芝2000m（良）
|2:01.0（36.1）
|{{0|-}}1.1
|{{0}}[[後藤浩輝]]
|56
|[[ダイワカーリアン]]
|456
|-
|{{0|0000.}}[[10月21日|10.21]]
|東京
|[[富士ステークス|富士S]]
|{{GIII}}
|芝1600m（良）
|16
|6
181 ⟶ 235行目:
|（10人）
|{{0}}8着
|後藤浩輝
|56
|芝1600m（良）
|1:34.5（35.8）
|{{0|-}}0.6
|{{0}}後藤浩輝
|56
|ダイワカーリアン
|446
|-
|{{0|0000.}}[[11月25日|11.25]]
|京都
|[[京阪杯]]
|{{GIII}}
|芝1800m（良）
|18
|6
198 ⟶ 253行目:
|{{0}}（7人）
|{{0}}8着
|[[芹沢純一]]
|56
|芝1800m（良）
|1:45.8（34.6）
|{{0|-}}0.6
|{{0}}[[芹沢純一]]
|56
|[[ジョウテンブレーヴ]]
|456
|-
|{{0|0000.}}[[12月9日|12.{{0}}9]]
|[[阪神競馬場|阪神]]
|[[シリウスステークス|シリウスS]]
|{{GIII}}
|ダ1400m（良）
|16
|4
215 ⟶ 271行目:
|{{0}}（4人）
|11着
|[[上村洋行]]
|56
|ダ1400m（良）
|1:24.4（37.4）
|{{0|-}}1.1
|{{0}}[[上村洋行]]
|56
|[[マイネルブライアン]]
|458
|-
|[[2001年|2001]].{{0}}[[2月25日|2.25]]
|阪神
|[[阪急杯]]
|{{GIII}}
|芝1200m（良）
|14
|4
232 ⟶ 289行目:
|{{0}}（9人）
|{{0}}{{color|darkgreen|3着}}
|上村洋行
|57
|芝1200m（良）
|1:09.0（34.9）
|{{0|-}}0.3
|{{0}}上村洋行
|57
|[[ダイタクヤマト]]
|454
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[4月1日|4.{{0}}1]]
|中山
|[[ダービー卿チャレンジトロフィー|ダービー卿CTチャレンジT]]
|{{GIII}}
|芝1600m（稍）
|14
|5
249 ⟶ 307行目:
|{{0}}（4人）
|{{0}}6着
|上村洋行
|57
|芝1600m（稍）
|1:36.1（35.7）
|{{0|-}}0.9
|{{0}}上村洋行
|57
|[[チェックメイト (競走馬)|チェックメイト]]
|460
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[4月22日|4.22]]
|[[福島競馬場|福島]]
|福島民報杯
|OP
|芝1200m（良）
|16
|4
266 ⟶ 325行目:
|{{0}}（2人）
|{{0}}{{color|darkblue|2着}}
|上村洋行
|57
|芝1200m（良）
|1:09.8（35.8）
|{{0|-}}0.0
|{{0}}上村洋行
|57
|ラムジェットシチー
|458
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[5月6日|5.{{0}}6]]
|京都
|栗東S
|OP
|ダ1200m（良）
|12
|6
283 ⟶ 343行目:
|{{0}}（7人）
|{{0}}7着
|上村洋行
|57
|ダ1200m（良）
|1:11.5（36.9）
|{{0|-}}0.6
|{{0}}上村洋行
|57
|ゴールドメーカー
|452
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[6月10日|6.10]]
|函館
|UHB杯
|OP
|芝1200m（良）
|11
|7
300 ⟶ 361行目:
|{{0}}（3人）
|{{0}}7着
|上村洋行
|55
|芝1200m（良）
|1:10.5（36.5）
|{{0|-}}0.5
|{{0}}上村洋行
|55
|[[タイキトレジャー]]
|456
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[7月1日|7.{{0}}1]]
|函館
|[[函館スプリントステークス|函館スプリントS]]
|{{GIII}}
|芝1200m（稍）
|14
|4
317 ⟶ 379行目:
|{{0}}（9人）
|12着
|上村洋行
|56
|芝1200m（稍）
|1:12.0（37.6）
|{{0|-}}2.5
|{{0}}上村洋行
|56
|[[メジロダーリング]]
|460
|-
|[[2002年|2002]].{{0}}[[1月27日|1.27]]
|東京
|[[東京新聞杯]]
|{{GIII}}
|芝1600m（不）
|12
|7
334 ⟶ 397行目:
|（10人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|後藤浩輝
|55
|芝1600m（不）
|1:37.7（36.3）
| -0.1
|{{0}}後藤浩輝
|55
|（[[ディヴァインライト]]）
|456
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[2月24日|2.24]]
|阪神
|阪急杯
|{{GIII}}
|芝1200m（良）
|16
|2
351 ⟶ 415行目:
|{{0}}（2人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|後藤浩輝
|57
|芝1200m（良）
|1:07.9（34.4）
| -0.6
|{{0}}後藤浩輝
|57
|（ダンツキャスト）
|462
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[3月24日|3.24]]
|[[中京競馬場|中京]]
|[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]
|{{GI}}
|芝1200m（良）
|18
|5
368 ⟶ 433行目:
|{{0}}（2人）
|{{0}}{{color|darkblue|2着}}
|後藤浩輝
|57
|芝1200m（良）
|1:09.0（36.0）
|{{0|-}}0.6
|{{0}}後藤浩輝
|57
|[[ショウナンカンプ]]
|462
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[6月2日|6.{{0}}2]]
|東京
|[[安田記念]]
|{{GI}}
|芝1600m（良）
|18
|8
385 ⟶ 451行目:
|{{0}}（7人）
|{{0}}{{color|darkred|1着}}
|後藤浩輝
|58
|芝1600m（良）
|1:33.3（35.4）
|{{0|-}}0.0
|{{0}}後藤浩輝
|58
|（[[ダンツフレーム]]）
|458
|-
|{{0|0000.}}{{0}}[[9月29日|9.29]]
|[[新潟競馬場|新潟]]
|[[スプリンターズステークス|スプリンターズS]]
|GI
|芝1200m（良）
|11
|7
402 ⟶ 469行目:
|{{0}}（3人）
|{{0}}{{color|darkblue|2着}}
|後藤浩輝
|57
|芝1200m（良）
|1:07.8（33.9）
|{{0|-}}0.1
|{{0}}後藤浩輝
|57
|[[ビリーヴ (競走馬)|ビリーヴ]]
|460
|-
|{{0|0000.}}[[11月17日|11.17]]
|京都
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルCSチャンピオンS]]
|{{GI}}
|芝1600m（良）
|18
|6
419 ⟶ 487行目:
|{{0}}（1人）
|{{0}}7着
|後藤浩輝
|57
|芝1600m（良）
|1:33.1（34.8）
|{{0|-}}0.3
|{{0}}後藤浩輝
|57
|[[トウカイポイント]]
|464
|-
|{{0|0000.}}[[12月15日|12.15]]
|[[シャティン競馬場|沙田]]
|[[香港マイル]]
|{{G1}}
|GI
|芝1600m（GF）
|12
|2
436 ⟶ 505行目:
|{{0}}（3人）
|{{0}}4着
|[[武豊]]
|57
|芝1600m（GF）
|1:35.1{{0|（00.0）}}
|{{0|-}}0.2
|{{0}}[[武豊]]
|57
|Olympic Express
|計不
|}
*香港マイルのオッズおよび人気は、香港賽馬會によるもの<ref name="香港競馬会" />。また、「Draw」が枠番、「Horse No.」が馬番に該当。
*馬場状態：Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, Sft=Soft, Hy=Heavy<ref name="香港競馬会" />
 
== 引退後 ==
現役引退後は[[種牡馬]]となり、2003年から2010年まで[[北海道]][[安平町]]の[[社台スタリオンステーション]]で繋養される。2010年の種付けシーズン終了後に[[新ひだか町]]の[[レックススタッド]]に移動し、[[2011年]]からこの地で供用される。[[2006年]]の新種牡馬サイアーランキング1位。[[2007年]]には初年度産駒の[[アストンマーチャン]]がスプリンターズステークスを制し、産駒のGI初勝利をあげた。
 
== 種牡馬成績 ==
産駒の傾向としては芝向きのスピードタイプで、自身と同様に短距離戦で活躍するスプリンターが多い。
 
* '''太字強調'''は{{GI}}競走。
[[2015年]]の種付けシーズン途中、生殖能力の低下により種牡馬を引退することが発表された。[[スノードラゴン]]の活躍で再注目され種付け依頼が集まったが、体調が戻らず断念したと報道されている。引退後は日高町のクラウン日高牧場で[[功労馬]]として繋養され<ref>[http://uma-furusato.com/news/detail/_id_80697 アドマイヤコジーンが種牡馬引退] - 競走馬のふるさと案内所　　2015年4月20日閲覧</ref><ref>[http://keiba-times.com/admirecozzene-936/ アドマイヤコジーンが種牡馬引退…スノードラゴンやアストンマーチャンを輩出] - 競馬TIMES</ref>、2017年6月6日朝にクラウン日高牧場で大動脈破裂のため死亡した。21歳没<ref>[http://race.sanspo.com/keiba/news/20170606/etc17060618420004-n1.html　アドマイヤコジーンが死亡　21歳、GIを2勝]　サンスポ競馬より　2017年6月6日閲覧</ref>。
 
=== 主な産駒 ===
[[ファイル:Aston-machan.jpg|150px195x195px|thumb|[[アストンマーチャン（2004年産）]]]]
[[File:Snow-Dragon Takamatsunomiya-Kinen 2014.jpg|150px198x198px|thumb|[[スノードラゴン（2008年産）]]]]
*2004年産
**[[アストンマーチャン]]（'''[[スプリンターズステークス]]'''、[[小倉2歳ステークス]]、[[ファンタジーステークス]]、[[フィリーズレビュー]]）<ref>{{Cite web|title=アストンマーチャン｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000801522/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2006年産
**[[メトロノース (競走馬)|メトロノース]]（[[北海道2歳優駿]]、[[九千部山賞]]、[[吉野ヶ里記念]]）<ref>{{Cite web|title=メトロノース｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000992130/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
**オメガユリシス（[[福島2歳ステークス]]）<ref>{{Cite web|title=オメガユリシス｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000992842/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2007年産
**[[マジンプロスパー]]（[[阪急杯]]、[[CBC賞]]（2回））<ref>{{Cite web|title=マジンプロスパー｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001047375/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2008年産
**[[スノードラゴン]]（'''スプリンターズステークス'''）<ref>{{Cite web|title=スノードラゴン｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001091384/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
**ユメミルチカラ（[[福山2歳優駿]]、[[福山プリンセスカップ]]、銀杯）<ref>{{Cite web|title=ユメミルチカラ｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001093496/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2009年産
**ダブルスパーク（[[ハーベストカップ]]、[[OROターフスプリント]]）<ref>{{Cite web|title=ダブルスパーク｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001103765/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
 
=== 母の父としての主な産駒 ===
*2013年産
**ペルソナリテ : 父[[ステイゴールド]]（ダリア賞）<ref>{{Cite web|title=ペルソナリテ｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001172514/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2014年産
**[[ウインブライト]]：父[[ステイゴールド]]（'''[[香港カップ]]、[[クイーンエリザベス2世カップ (香港)|クイーンエリザベス2世カップ]]'''、[[スプリングステークス]]、[[福島記念]]、[[中山記念]]（2回）、[[中山金杯]]）<ref>{{Cite web|title=ウインブライト｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001188466/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
**[[コウソクストレート]]：父[[ヴィクトワールピサ]]（[[ファルコンステークス]]）<ref>{{Cite web|title=コウソクストレート｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001188669/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
*2015年産
**トゥラヴェスーラ : 父[[ドリームジャーニー]]（淀短距離ステークス、福島テレビオープン）<ref>{{Cite web|title=トゥラヴェスーラ｜JBISサーチ（JBIS-Search）|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001206952/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-20}}</ref>
 
== 血統表 ==
{{競走馬血統表
|name = アドマイヤコジーン(喜高善 / Admire Cozzene)
|f = [[コジーン|Cozzene]]<br />1980 芦毛
|m = アドマイヤマカディ<br />1991 栗毛
516 ⟶ 587行目:
|}}
 
== 脚注 ==
祖母ミセスマカディーは[[1977年]]の[[1000ギニー]]馬。本邦輸入種牡馬トライバルチーフがイギリス供用時代に残した代表産駒である。産駒に本邦輸入種牡馬のアーティカス、[[チャンピオンステークス]]2着のシティダンサーがいる。晩年の1990年に[[ダンスオブライフ]]の仔を抱えた状態で大樹ファームに輸入され、持込馬のミセスタイキと本馬の母アドマイヤマカディの二頭の仔を残した。
 
=== 注釈 ===
母は橋田厩舎に所属していたが不出走のまま繁殖入りし、すぐさまアメリカに渡り[[コジーン|Cozzene]]を配合して大樹ファームに戻り、本馬を産んだ。本馬は持込馬だったが、肝心のクラシックシーズンは故障で長期休養していた上、短距離向きの馬だったため、持込馬としての特権を活かす機会は競走生活ではほとんどなかった。なお、Cozzeneを配合したのは橋田満の提案によるものである<ref>『優駿』1999年1月号、日本中央競馬会、150頁</ref>。
 
=== 脚注出典 ===
<references />
 
== 参考文献 ==
 
* 『[[優駿]]』（[[日本中央競馬会]]）
** 2002年7月号
*** 優駿編集部「【Play-back the Grade-I Races 2002】第52回安田記念（{{GI}}）」
*** 優駿編集部「【Play-back the Grade-Races 重賞データファイル】第52回安田記念（{{GI}}）」
**2002年11月号
***優駿編集部「【Play-back the Grade-I Races 2002】第36回スプリンターズS（{{GI}}）」
** 2007年7月号
*** [[河村清明]]「【サラブレッド・ヒーロー列伝 74】Three Times Champion アドマイヤコジーン」
** 2013年7月号
*** 阿部珠樹「【優駿激闘譜】アドマイヤコジーン 度重なる怪我を克服したマイル王」
 
== 外部リンク ==
「https://ja.wikipedia.org/wiki/アドマイヤコジーン」から取得