「音響カプラ」の版間の差分

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日本国外製と思われる音響カプラ
Fuji-77 (会話 | 投稿記録)
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'''音響カプラ'''('''おんきょう-''')とは、[[電話機]]の受話器と[[スピーカー]]と[[マイクロフォン]]を用いて音響結合し、[[データ通信]]を行う通信機器である。通信[[端末]]が自由化されていない国々や[[内線電話]]の特殊な回線[[インターフェース]]などで、[[モデム]]を[[電話回線]]に直接接続できない場合に一旦[[音声]]に変換することによって、公衆交換[[電話網]]を利用して[[コンピュータ]]間の通信を可能にするものである。
 
モデムとの間は専用コードで接続し、電話機の受話器を音響カプラ本体にはめ込み、発信操作は、接続した電話機のダイヤルを手動で回す方法で利用する。この構造的な関係上、周りの振動や騒音に弱い点があり、安定度は低く、初期の通信速度は300[[ビット毎秒|bps]]程度で、末期でも4800bpsであった。
 
現在も、[[電話網]]が十分整備されていない国や地域においては、まだまだ現役の通信手段でもある。