「核小体」の版間の差分

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[[電子顕微鏡]]の観察では内部にいくつか存在する繊維状中心部、その周辺の繊維状部、その他全体の顆粒部の三層構造が認められ、[[リボ核酸|RNA]]の転写と[[プロセシング]]は中央二層の領域で行われると考えられているが詳細については議論が残る。
 
rDNAからRNAポリメラーゼIによって転写されたrRNA前駆体は[[核小体低分子RNA|snoRNA]]等の働きによりプロセシングを受け18S、5.8S、28S(高等動物の場合)のrRNAとなる。
 
[[真核生物]]の rRNAはこれにRNAポリメラーゼIIIによって転写された5S RNAを加えた物。rRNAにリボソーム蛋白質が会合して形成された[[リボソーム]]は[[核膜孔]]を経て[[細胞質]]に運ばれ[[翻訳 (生物学)|翻訳]]装置として機能する。近年核細胞質間の輸送において核小体の機能が注目されている。