「ミクソゾア」の版間の差分

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ミクソゾア類で初めて分子系統解析が行われたのは1994年のことで、これにより確かに後生動物の系統に属し、特に刺胞動物ではなく[[線形動物]]に近縁であるという結果が得られた。線形動物との近縁性は意外なものだったため、すぐにポリポディウムの配列も含めた追試が行われ、ミクソゾア類はポリポディウムに近縁であり、デスモソームやタイトジャンクションの存在からも後生動物起源だと認められるようになった。
 
しかし長らく所属不明であった線虫類似の寄生虫''Buddenbrockia plumatellae''([[線虫]]に類似の外形で、かつ縦走筋を持っている)が、ミクソゾアに属する[[軟胞子虫]]でかつ縦走筋を持ているたこいう発見された。これは、ミクソゾア類の左右相称動物起源を強く支持している。Hox遺伝子を使った解析でも[[左右相称動物]]起源という結果になるため、分子系統解析でポリポディウム類への近縁性が示されるのはロングブランチアーティファクトの影響だという考え方も支持を集めている。
 
ミクソゾア門では基本的に胞子の形態に基づいて分類している。病原体などとして特に有名なものを例示したが、詳細はそれぞれの綱の項目を参照のこと。