「全日本野球協会」の版間の差分

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過去の経緯から学生野球側は社会人野球や[[日本体育協会]](以下、体協)の傘下になることを嫌い、また社会人野球の傘下になることによって日本学生野球憲章との整合性に問題が出てくることから[[文部科学省|文部省]]が懸念を示し、交渉は難航した。しかし、勝てるチーム編成を実施する必要があるというアマチュア野球界の総意やメダル獲得を絶対条件とする世論の動きもあって、それぞれの組織は温存したままで「上部団体」ではなく「代表団体」を構成しようという方向に話がまとまった。
 
その結果、日本野球連盟と日本学生野球協会が構成しているアマチュア野球の代表組織でありながら、両連盟の上部団体ではないという不思議な組織である'''全日本アマチュア野球連盟'''が1990年6月20日に発足した。なお、[[1991年]]から[[1997年]]までは、[[社会人野球]]と[[大学野球]]の日本一決定戦として、[[全日本アマチュア野球王座決定戦]]を実施していた。(運営上の理由で廃止。)
 
アマチュア野球の上部組織体系の複雑さは、一つには、本連盟を構成している一方の日本野球連盟は体協に加盟しているが、もう一方の日本学生野球協会は体協への加盟に同意していないなど、思想・意識の面でそれぞれの団体の拘りや差異が大きな一因になっている。日本野球連盟は体協のみに加盟、日本学生野球協会は、体協にも日本オリンピック委員会にも所属・加盟せず、両者の代表組織である当連盟が、日本オリンピック委員会にのみ加盟(体協には非加盟)している団体となっている。