「パンフィロ・デ・ナルバエス」の版間の差分

ナルバエスは、1470年に[[カスティーリャ]](クエリャールか[[バリャドリッド]]のどちらか)で生まれた。彼は1509年の[[ジャマイカ]]の征服に参加した。1512年に、彼は、ディエゴ・ベラスケス・デ・クエリャール[[w:Diego Velázquez de Cuéllar]])の命令の下、[[キューバ]]の征服の遠征に参加した。[[バルトロメ・デ・ラス・カサス]]と[[フアン・デ・グリハルバ]]の会社のあるその島まで、彼は遠征を導いた。イスパニョーラ島とキューバに住んだ後に、ナルバエスはベラスケスの代理人として、[[エルナン・コルテス]]の野心をひそかに妨害するためにメキシコに派遣された。彼が[[ベラクルス州|ベラクルス]]に到着した後、彼の兵士の多くはコルテスの下に亡命した。ナルバエスと残った部隊は、結局1520年5月24日に、現在の[[ベラクルス州]]センポアラ([[w:Cempoala]])の地で敗れた。ナルバエスは戦いで負傷した。コルテスは、およそ2年間彼をベラクルスかセンポアラに投獄した。ナルバエスは解放された後、スペインに帰った。

そこから、強力な[[アパラチー]]([[w:Apalachee]])インディアンの地域に達するまで、ナルバエス遠征隊は内陸のフロリダを通って北方に進んだ。伝説上の黄金も財宝も発見できず、彼はインディアンの敵対心に疲れたナルバエスは、4艘のいかだで内陸から海に戻るように命令した。彼は、船に再び乗って[[メキシコ]]へと向かうつもりだったが、船は嵐で破壊された。嵐で4艘のいかだのうち2艘が難破し、ナルバエス遠征隊のほとんどすべてのメンバーが死んだ。嵐で死ななかった80人の男性が、はるか遠くのメキシコシティーに向けて徒歩で進んだ。途中食べ物が不足し、結局4名だけがメキシコシティまで乗り切った。生き残った4名は、[[アルバール・ヌニェス・カベサ・デ・バカ]]、アロンソ・デル・カスティーリョ・マルドナド(Alonso del Castillo Maldonado)、アンドレス・ドランテス・デ・カレンツァ(Andrés Dorantes de Carranza)、そしてエステバニコ([[w:Estevanico]]、またはエステバン)という名の[[ベルベル人]]の奴隷のみだった。エステバニコは、今日のアメリカ合衆国である地域に入った、最初のアフリカ人であると言える。