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== 生涯 ==
徐家には'''賽唐猊'''(さいとうげい)という[[刀]]も[[]]も通さない金色の[[鎧]]が先祖から四代も伝えられていた。ある時三万貫積まれたがそれにすら応じず、革箱に入れて[[梁]]に縛りつけ、誰にも見せなかったという。
 
ところがある日、[[徽宗]]皇帝の護衛の為に早朝に家を出た隙に[[梁山泊]]の[[時遷]]に箱ごと盗まれた。夕方、事件を知った徐寧は慌てふためき、一晩悩み続けた。翌日、従兄弟の湯隆と共に時遷を追い、遂に捕らえた。だが、その時には鎧は別の者に運ばれていた。それでも徐寧は湯隆と追いかけたが、途中の酒屋で[[楽和]]、[[薛永]]に謀られ痺れ薬で盛りつぶされてしまった。再び目を覚ますと、そこは梁山泊だった。この一連の盗難事件は全て梁山泊が徐寧を仲間入りさせる為の罠だったのである。[[宋江]]は梁山泊入りを勧め、更に家族を無事に連れてくることと鎧を返す約束をし、同じ禁軍師範であった[[林冲]]の説得もあったので徐寧は了承した。