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'''浮遊機雷'''(ふゆうきらい)とは[[機雷]]の敷設状態の一形態。正または中正の[[浮力]]を持ち、[[]]また[[海流|潮流]]により水上または水中を自由に浮遊させる機雷をいう。
 
係維機雷の係維策が切断されて浮上した機雷缶は[[浮流機雷]]と言われており浮遊機雷とは区別される。敷設箇所より海流・海況に応じて移動するため、その危険地区の予測は、敵・味方とも困難であり、公海上で中立国の商船にも被害を与えるため、敷設後1時間で無害となるように国際法で定められている。
 
またそ浮遊機雷の特性として
* 敷設水深に関係なく敷設できる。
* 各種の敷設兵種により敷設できる
* 発火方式は主に触発式である
などがあげられる。
 
[[日露戦争]]による戦訓により、[[]]で繋がれた二個一組の浮遊機雷を敵艦隊の直前に散布するという戦法が考案されそのための機雷及び敷設艦が造られたが、結局は敵艦隊が通過する直前に機雷を敷設することが困難であることが判明し、このような機雷は考案されることなくなった。一般的な浮遊機雷は、[[中国人民解放軍|中国軍]][[揚子江]][[大日本帝国海軍]]に対抗するため多数敷設しており一定の成果があったと思われる。
 
[[Category:海洋兵器|ふゆうきらい]]