「プログラム細胞死」の版間の差分

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'''プログラム細胞死'''(プログラムさいぼうし、Programmed cell death、略称'''PCD''')は[[多細胞生物]]における不要な[[細胞]]の計画的(予定・プログラムされた)自殺である。組織傷害で[[炎症]]を起こす[[壊死]]と異なり、PCDは生物の生命に(一般には)利益をもたらす調節されたプロセスである。PCDは[[植物]]、多細胞[[動物]]、一部の[[原生生物]]で正常な組織形成や病原体などによる異常への対処として働く。
 
== 分類 ==
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==植物のPCD==
[[維管束植物]]ではPCDは発達と形態維持において重要な役割を担っている。[[木部]]([[導管]])は[[細胞壁]]の肥厚とPCDによって形成される。
 
植物のPCDは動物と共通した点(たとえば[[デオキシリボ核酸|DNA]]の断片化)もあるが、導管形成では[[液胞]]の崩壊が核の分解の引金となるという点は特殊である([http://www.plantcell.org/cgi/content/full/14/12/3201])。一方[[ヒマワリ]]の細胞で動物と同様に[[ミトコンドリア]]が重要な役を担うことが示唆されている([http://www.plantcell.org/cgi/content/full/13/8/1803])。