「死の舞踏 (サン=サーンス)」の版間の差分

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{{クラシック音楽}}
'''死の舞踏'''(しのぶとう、''Danse macabre'')は[[カミーユ・サン=サーンス]]の作曲した[[交響詩]]。[[フランス]]の詩人アンリ・カザリス(Henri Cazalis)の詩『[[死の舞踏 (美術)|死の舞踏]]』をもとにして作られた。
 
ソロ・[[ヴァイオリン]](以下Solo・Vn)を中心とする交響詩。ただしソロは変則調弦([[スコルダトゥーラ]])で、通常[[音名|G, D, A, E]]と[[調弦]]するところを[[音名|G, D, A, Es]]と調弦する。
 
* 作曲:[[1874年]]
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* 標準的な規模の編成である。
* solo.Vn.は変則調弦で、通常[[音名|G, D, A, E]]と[[調弦]]するところを[[音名|G, D, A, Es]]と調弦する。これは、冒頭([[死神]]がヴァイオリンを弾く場面)の属9和音(D, A, Es)上に構成された印象的なsolo.Vn.を際立たせるためであろうと思われる。通常の調弦ではAとEsを同時に弾くのがやや困難だが、このように調弦することによって双方の音が開放弦となるため演奏が容易になり、また開放弦であるため音がよく響くようになる。さらに、D, A, Esのすべてが開放弦となることで、(D, A)と(A, Es)の音色を統一することができるのである。
 
== その他 ==
曲中で骸骨の骨のぶつかる音を表現する[[シロフォン]]の旋律は、サン=サーンス自身の作品である、[[動物の謝肉祭]]の第10曲、''化石''でも使われている。
 
他者の編曲ではあるが、ピアノ独奏版と、オルガン独奏版が存在する。