「満月 MR.MOONLIGHT」の版間の差分

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M1991A1 (会話 | 投稿記録)
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==あらすじ==
{{ネタバレ}}
 北海道の高校教師・野平まりは、医者であり恋人の小出保から、まりの状態も考えず突然プロポーズされる。自分のことを少しも考えずに一方的に進めようとする事に腹を立てたまりは、飲んでいたビールを保に浴びせかけその場を立ち去ってしまう。しかも、その現場を同僚教師・藤森に見られますますやりきれなくなってしまう。家に帰宅すると愛犬のセタが吠えまくり、まりの神経をますます逆なでする。セタを連れ夜の豊平川を散歩をすると、突然あたりが騒がしくなり時代劇さながらの武士の格好をした男が立っていた。男は杉坂小弥太重則と名乗った。まりは酒の酔いかどうかその場で気を失ってしまう。翌朝、祖母・貞子に窘められながらも出勤し、何のことも無く学校で授業を行うが、ふと昨夜の事を思い出す。昨夜の出来事は夢だったのか?ところが、家に帰ると豊平川で出会った武士の格好をした小弥太が祖母と酒を飲んでいた。「誰?」と問いただすまりに、小弥太は自分に起こった出来事を説明し始めるのだった。時は[[寛文]]10年、北海道で起きたシャクシャインの乱の調査に赴いた小弥太はそのまま故郷に帰れなくなった。どうしても故郷に帰りたい小弥太は地元の怪しい術を使う老婆・フチに仲秋の満月の夜にまじないをかけてもらったのだ。ところが、時代は江戸時代を飛び越し現代へタイムスリップしてしまったのだ。「そんなSF映画みたいな話、信じられない」とまりは小弥太を最初のうちは拒絶するが、小弥太の誠実さ素朴さに少しずつ心を開いていく。そして、小弥太の立場を理解し次第に彼を愛し始める。小弥太もまりと行動を共にするうち同じ感情を持つようになる。江戸時代において妻子がある小弥太は苦悩する。まりに迷惑をかけたくない気持ちから、老婆・フチから聞かされていた女性と肉体関係をもつと術が解けて元に戻ることを信じ風俗店に刀の大小を持ち込む。もちろん警察沙汰となるが、まりは小弥太の苦悩を理解しようとする。そして、現代において小弥太の故郷を巡り歩く。そんな時、まりの兄・直樹が故郷に帰って来た。小弥太は野平家のため少しばかりお金を用意したいと思い、直樹に慶長小判を渡す。骨董屋で目利きをしてもらった直樹は、小判がタイムスリップしてきたかのような新品であるということに疑念を持ち小弥太の身辺を調査する。そして、自分が企画する大北海道博のイベントの目玉として小弥太を利用しようと企む。マスコミから追い回されるまりと小弥太はほとぼりが冷めるまで別々に暮らすことを決意する。そして、半年が過ぎほとぼりが冷めた時二人は再会を果たす。小弥太の故郷・弘前を訪ね二人は愛を深める。「ただこうして抱きしめていて・・・。」と囁くまりに、小弥太はその想いを懸命に受け止めるのだった。それから、二人は押収された小弥太の刀を取り戻すため、決死の行動に移るのだった。また、小弥太の現代に残れる時間はあとわずかになっていた。
 
==キャスト==