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'''郷土史'''(きょうどし 独:Heimartkunde)とは、ある一地方の[[歴史]]を調査・研究していく史学観の一つである。日本にも[[風土記]]などの[[地誌]]資料があったが、あまり着目されていなかった。郷土史という概念は、[[ドイツ]]のハイマート・クンデの概念が日本に持ち込まれたものである。
 
== 概要 ==
[[大正時代]]から日本各地では盛んになる。戦前は[[皇国史観]]の強い影響で、[[郷土史家]]と呼ばれるアマチュアの歴史研究家主導により、郷土の忠臣と英雄を顕彰、関連[[史跡]]、[[文書]]等の保護、研究が活動主流であった。これらの傾向を「[[史料]]の選択、批判に厳密性を欠くお国自慢史観」と批判する研究者達は1950年代頃から[[地方史]]の用語を用いるようになる。しかし、戦前郷土史を批判するあまり、中央からの視点、価値観で見る傾向が強くなる。これらの動きを「地方蔑視史観」と批判する研究者達は[[地域史]]の用語を用い、中央からでも地方からでもなく、その地域の[[アイデンティティー]]を研究することを標榜している。
 
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また、これらの研究者や研究会が[[市町村史]]などの編纂、執筆を行っていることが多い。
 
[[Category:歴史学|きょうどし]]
== 関連項目 ==
 
[[Category:歴史学|きし]]
[[Category:日本の地域史|きようとし]]
 
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