「夜想曲」の版間の差分

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'''夜想曲''' ('''やそうきょく''') は、[[性格的小品]](主に[[ピアノ]]独奏曲)の一種。[[ムツィオ・クレメンティ]]の弟子で[[アイルランド]]出身の[[ジョン・フィールド]](1782(1782 -1837) 1837)が創始した称。[[性格的小品英語]]の一つ (主に[[ピアノ]]独奏曲)。「'''ノクターン''' ('''Nocturne''')」[[イタリア語]]で'''ノットゥルノ''' ('''Notturno''')」)。ノットゥルノはまた、[[セレナーデ|セレナード]]と同様日本語訳器楽合奏を意味する場合もある
 
ノクターンのイタリア語に相当するノットゥルノは、セレナードと同様の器楽合奏を意味する。
 
[[フレデリック・ショパン]]は、より自由でロマンティックな楽曲へと発展させ、今日ではショパンのノクターンの方がよく知られている。
 
その他、[[ガブリエル・フォーレ]]や[[クロード・ドビュッシー]] (管弦楽曲) の作品が有名。
 
[[フレデリック・ショパン]]は、夜想曲をより自由でロマンティックな楽曲へと発展させた。今日では夜想曲と言えばショパンのノクターン一連作品最もよく知られている。その他、[[ガブリエル・フォーレ]]や[[クロード・ドビュッシー]]の管弦楽曲が有名である。
 
==主な作品==
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*[[ミハイル・グリンカ]]
**夜想曲『別れ』
 
*[[フレデリック・ショパン|ショパン]] (21曲) - [[夜想曲 (ショパン)]] を参照。
*:ショパンの夜想曲はおおむね簡単な三部形式で構成されている。21曲いずれも演奏は比較的簡単でショパン作品の入門としても適当である。作曲者本来の創作意志からは外れてしまう洗練優美な作風のものばかりであるが、発表当時既に多くの支持を集め未だに衰えがない。時に深刻な展開のもの (ハ短調) もあるが奏者は優雅さを失うことなく作者の身近な感情を表演するように求められる。
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**『[[夜想曲第20番 (ショパン)|夜想曲 第20番 嬰ハ短調]]』遺作
**:[[ピアノ協奏曲第2番 (ショパン)|ピアノ協奏曲第2番]]から取ったフレーズがいくつかある。本来は夜想曲として作曲されたものではなく、自身の姉のピアノ練習用に作曲された小品である。感傷的な嬰ハ短調の後に協奏曲2番の終楽章第二主題が登場するが、最初の版ではクロスリズム (右手が3拍子 (原曲と同じ)、左手が4拍子) となる (改訂版では右手も4拍子に変えられている)。途中[[マズルカ]]のリズム (こちらは歌曲『願い』からの引用) に変わってから第一部が再現する。コーダは音階を基調にした技巧の見せ場で長調 (嬰ハ長調)で終止する。
 
*[[フランツ・リスト|リスト]]
**『愛の夢、3つの夜想曲』第3番——3曲とも[[歌曲]]から編曲したもの。第3番は『おお、愛しうる限り愛せ』(詩: [[フェルディナント・フライリヒラート]])。
 
*[[ガブリエル・フォーレ]] (13曲)
 
*[[アレクサンドル・スクリャービン]] (5曲)
**『[[左手のための前奏曲と夜想曲]]』Op.9——作曲者が右手を痛めたときに作曲。
 
*[[フランシス・プーランク]] (9曲)