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|生 = [[1975年]][[3月23日]]
|死 = [[1990年]][[11月15日]]
|父 = [[レイズアネイティヴ|Raise Aa Native]]
|母 = Sweet Tooth
|産 = Calumet Farm
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'''アリダー'''(''Alydar'')は、1970年代末に活躍した[[アメリカ合衆国]]の[[競走馬]]である。米同世代の[[三冠 (競馬)|三冠]]馬[[アファームド]]のライバルとして知られた。[[種牡馬]]としても成功を収めている。[[競走馬の血統|全兄]]には日本で種牡馬として供用されていた[[ホープフリーオン|Hopefully On]]がいる。
 
== 戦績 ==
血統の良さと「'''重戦車'''」と評された破格の馬体からデビュー前から人気を集め、クラシックレース制覇に大いなる期待を寄せられていた。
 
宿命のライバルとなる、[[アファームド]]との初対決はデビューから2戦目のユースフルステークス。ここで2着に敗れたのを皮切りに両馬は幾度もの対決を重ねることになる。続くグレートアメリカンステークスではアリダーが勝ち、その次走[[競馬の競走格付け|GI]]ホープフルステークスではアファームドが勝ちと、一進一退の攻防を展開した。結局、2歳時の対アファームド戦績は6戦2勝と若干譲ることになる。
 
3歳時、アリダーはフラミンゴステークス、フロリダダービーといったケンタッキーダービーの前哨戦を勝ち進んでゆく。しかし大舞台にして宿敵との対決となった[[ケンタッキーダービー]]、アリダーは1馬身半の着差をつけられた上でアファームドにその栄冠を奪われてしまう。続く2冠目[[プリークネスステークス]]も僅差に敗れ、最後の1冠[[ベルモントステークス]]も史上に残る名勝負の末に敗れてしまう。かつてクラシックホースに最有力視されたはずアリダーは、これら三冠レースで全て2着に敗れ、三冠馬アファームドの引き立て役になってしまった。
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== 引退後 ==
種牡馬としてのアリダーは見事に大成功を収めた。初期より[[アリシーバ]]、[[イージーゴア]]、ターコマン、ストライクゴールド、[[クリミナルタイプ]]などのクラシックホース・BCホースを多数輩出し、第二の馬生においてアファームドを大きく引き離した。日本で活躍した産駒には[[リンドシェーバー]]がいる。
 
[[1990年]][[11月13日]]、アリダーは繋養先の[[カルメットファーム]]内にて右前骨折を発症。緊急の手術によって一命を取り留めたものの、その後同じ部位を再び折っていることが判明し、[[11月15日]]に安楽死の措置がとられた。享年15であった。
 
しかしアリダーの死には謎が多く、一説には当時負債を抱えていたカルメットファーム側が、アリダーに掛けられていた多額の保険金を目当てに行った犯行と言われているが、真相は未だ解明されていない。その後カルメットファームは破産し、牧場は閉鎖された。
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[[Category:1975年生 (競走馬)|ありた]]
[[Category:1990年没|ありた]]
[[Category:サラブレッド|ありた]]