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'''傀儡'''('''かいらい'''、くぐつ)は操り[[人形]]([[マリオネット]])のこと。転じて実権を持たずに家臣や他国に思うままにされる[[皇帝]]や[[王]]や[[政府]]などを傀儡君主・傀儡政府と呼ぶ。ただし法制上実権を有さない[[立憲君主制|立憲君主]]に対して、実権を有さないことをもって傀儡とする言い方はなされない。また、語感から「操る人間によって引っ張り出されてくる」という印象を与えるため、[[宦官]][[趙高]]の思うがままとなり最期には趙高に殺された[[秦]]の二世皇帝[[胡亥]]、[[呂雉|呂太后]]に操られていた[[西漢|前漢]]の[[恵帝 (漢)|恵帝]]や、[[諸葛亮]]の思うがままであった[[蜀|蜀漢]]の[[劉禅]]のような、誰も継承権に疑問を持たず何の波乱もなく即位した君主については、実権がなくとも傀儡と呼ばれないことが多い。
 
[[室町幕府]]後期の将軍が傀儡の例に挙げられることが多いが、15代[[足利義昭]]については[[織田信長]]の傀儡であったとする説と、織田家と室町幕府とは独立した政権・権力であり傀儡ではなかったとする説とがあり、意見が分かれている。
 
== 傀儡君主の例 ==
* [[秦]]の二世皇帝[[胡亥]]
* [[東漢|後漢]]の[[献帝 (漢)|献帝]]
* [[西晋]]の[[恵帝 (西晋)|恵帝]]
* [[李氏朝鮮]]の第6代国王[[端宗 (朝鮮王)|端宗]]、第8代国王[[睿宗 (朝鮮王)|睿宗]]、第13代国王[[明宗 (朝鮮王)|明宗]]、第24代国王[[憲宗 (朝鮮王)|憲宗]]、第27代国王[[純宗 (朝鮮王)|純宗]]
* 第4代[[九条頼経]]以降の[[鎌倉幕府]]歴代[[征夷大将軍|将軍]]