「ヒールホールド」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Phew (会話 | 投稿記録)
m ひらがなに
編集の要約なし
4行目:
相手の膝が曲がっている状態で踵に[[肘]]の内側をフックさせてから両手をクラッチし、両足で相手の膝を固定しつつ、フックした相手の踵を体ごと捻って極める。ヒール(踵)と名前は付いているが極めるのは膝関節である。また、相手が靴を履いている場合や、技をかける側が肘の内側部分を覆う道衣を着用している場合などは、すべりにくくなるためより一層極めやすくなる。
 
極めの種類には外側から引っ掛けて内側に捻るタイプ(いわゆる「'''外ヒール'''」)と、内側から引っ掛けて外側へ捻るタイプ(いわゆる「'''内ヒール'''」)の2種類があり、これを左右の脚のどちらかに極めるので都合4通りの極め方がある。前者は技の形に入りやすいが極めにくく、後者は極めやすいものの技の形に入りにくいという特徴がある。
 
膝を左右に捻るという技の性格と人間の膝関節の構造上、特に内ヒールは技が決まると一瞬にして膝関節の[[靭帯]](主に[[内側側副靭帯]]又は[[外側側副靭帯]])や[[半月板]]等を破壊するため、危険であるとされ多くの格闘技においては禁止技となっている。
 
=== 外側から内側へ捻る場合 ===
俗に「'''外ヒール'''」と呼ばれる極め方であり、相手の脚を自分の脚で外側から押さえつける形になる。また[[アンクルホールド]]や[[アキレス腱固め]]の体勢から連携で極めることができるが、膝関節はある程度内側へ可動範囲があるため、容易に極めることができるとはいえない。
 
=== 内側から外側へ捻る場合 ===
俗に「'''内ヒール'''」と呼ばれる極め方であり、相手の脚を自分の脚で内側から押さえつける形になる。そのため外ヒールよりも技の体勢に入ることが困難であるが、一旦形になってしまえば技量が未熟な者であっても容易に極めることが可能である。
 
== 防御・回避方法 ==