「リヒャルト・ヘーニヒスヴァルト」の版間の差分

ヘーニヒスヴァルトは[[医学]]と[[哲学]]を[[アロイス・リール]]と[[アレクシウス・フォン・マイノング]]のもとで学び、1916年からは[[ブレスラウ]]にて哲学、[[心理学]]及び[[教育学]]の教授として活躍した。[[ブレスラウ]]では、1924年の[[ノーベルト・エリアス]]の博士論文の指導を受け持っていた。1930年からは[[ミュンヘン]]の教授となる。ヘーニヒスヴァルトの活動における重点というのは妥当性と言語哲学の視点からの認識論であった。ヘーニヒスヴァルトはそれだけに留まらず方法論を発達させようとも試み、この方法論は人文科学のみならず自然科学でも用いられるべき方法論だった。さらに思考倫理学と教育学の問題にも取り組んだ。1933年には[[ユダヤ人]]という自身の生い立ちが元で職を追放され、1938年の「[[水晶の夜]]」に3週間[[ダッハウ]]の強制収容所]]に収容され、翌年の1939年に妻と娘と共にスイスを系有してアメリカへ亡命した。