「ドラッグデリバリーシステム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 全角to半角
奈緒 (会話 | 投稿記録)
→種類
1行目:
'''ドラッグデリバリーシステム'''(Drug Delivery System, DDS)とは、体内の薬物分布を量的・空間的・時間的に制御し、コントロールする薬物伝達システムのことである。薬物輸送(送達)システムとも呼ばれる。
 
== メリット ==
この技術を使うことにより期待されることは大きく以下の5つに還元できる。
 
;1. 薬物作用の分離:'''特定の作用だけを'''取り出す、または抑え込む。
 
;2. 効果の増/発現:効果がより的確なものとなり、[[再現性]]も向上する。投資量の削減や適用拡大(新しい効能の発現など)が期待できる。
 
;3. 副作用の軽減:安全域の拡大:[[を図ることにより、QOLを改善し、患者の負担を軽減する。また、副作用]]のためにから製薬化が頓挫した化合物を薬として復活させられることもできる。
;2. 効果の増大/発現:効果がより的確なものとなり、[[再現性]]も向上する。投資量の削減や適用拡大(新しい効能の発現など)が期待できる。
 
;4. 使用性の改善:患者および医療従事者の負担減やくし、薬物の服用指示違反([[ノンコンプライアンス]]:noncompliance)問題の解消につながる。
;3. 副作用の軽減、安全域の拡大:[[副作用]]のために製薬化が頓挫した化合物を薬として復活させられる。
 
;5. 経済性:製品のライフサイクルの延長、'''差別化'''が図れる。また、医療費関連費用の削減ができる。研究開発の効率化が期待できる。
;4. 使用性の改善:患者および医療従事者の負担の軽減や、薬物の服用指示違反([[ノンコンプライアンス]]:noncompliance)問題の解消につながる。
 
== 種類 ==
;5. 経済性:製品のライフサイクルの延長、'''差別化'''が図れる。医療費、関連費用の削減ができる。研究、開発の効率化が期待できる。
*[[プロドラッグ]] - ある薬物に、別の分子を化学的に付加して作られた物質。そのままでは薬効を示さず、付加された分子が体内の[[酵素]]によって外れると元の薬物に戻る。直接投与すると吸収されなかったり、副作用が現れる薬物をプロドラッグ化することにより使用性の改善を図っている。
*[[アンテドラッグ]] - 効果が現れたのち、すばやく代謝され副作用のない物質に変わる薬物。
*除放製剤 - 長時間にわたって一定の速度で薬物を放出するよう工夫された製剤。
*経皮吸収薬
 
== 外部リンク ==