「京福電気鉄道モボ21形電車」の版間の差分

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モボ111・121形は京福電気鉄道モボ101形電車で説明されており記事はない
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'''モボ21形電車'''(もぼ21けいでんしゃ)は、[[京福電気鉄道]]に在籍する[[鉄道車両|軌道車両]]。
[[画像:嵐電モボ21形.jpg|thumb|200px|右|26号車の外観]]
 
==概要==
[[1994年]]([[平成]]6年)の)に[[平安京]]遷都1200周年を記念する行事が行われた際、京福電気鉄道の協賛の一環として登場した、[[京福電気鉄道モボ611形電車|モボ621形]]を設計基本とするレトロ調車両である。
 
1994年(平成6年)に2両が製造された。車番は母体となったモボ621形の下2桁の続番(モボ621形は621~625の5両が製造)で26および27となっている。
 
車体は前面非貫通型・15m級片側客用扉2個の普通鋼製であり、前面窓には3枚窓を採用し、運転台上に前照灯を、前面窓上に行先表示幕を、下両側に標識灯を、右上にワンマン運転用のサイドミラーを装備している。側扉に楕円型戸袋窓を採用、側窓には保護棒が設置されている。また、屋根はダブルルーフ(2重屋根構造・ダミー)となっており、冷房室外機の目隠しにも使われている。車体は[[茶色|ブラウン]]で塗装され、側扉・側窓周りに26は[[金色|ゴールド]]の、27は[[銀色|シルバー]]の装飾帯が配されている。
 
[[画像:嵐電レトロ車内.jpg|thumb|200px|右|室内<!--暫定的な物です。もっと良い写真がありましたら差し替えて下さい。-->]]
車内は[[鉄道車両の座席|ロングシート]]を装備し、座席両端には木目調の化粧版が採用されている。照明には[[白熱灯]]を模したカバーを有する特別な[[蛍光灯]]が採用され、側扉付近には実際に白熱灯が使用されている。また、運転台後部に[[乗車整理券]]発行機と料金箱が設置されている。網棚・吊革はモボ121形からの流用品である。
網棚・吊革はモボ121形からの流用品である。
 
制御装置は[[抵抗制御|電動カム軸式抵抗制御]]であり、主要機器類は主電動機として[[京福電気鉄道モボ101形電車|モボ121形]]から流用したSE129B(44.8kW)を2基、駆動装置は[[吊り掛け駆動方式|吊掛け駆動方式]]を採用、[[鉄道車両の台車|台車]]は同じくモボ121形から流用したBWE12を履いている。また、[[四条大宮駅|四条大宮]]・[[北野白梅町駅|北野白梅町]]寄りに[[集電装置|Z型パンタグラフ]]が設置されている。
現在限定で、外部車体に映画ポスターが、貼ってある。しかしもうすぐ剥がされることになっている。
 
==運用==
1994年(平成6年)にワンマン運用で運転を開始した。
 
[[2006年]](平成18年)10)10月現在2両が在籍し、[[京福電気鉄道嵐山本線|嵐山本線]]四条大宮~[[嵐山駅 (京福電気鉄道)|嵐山]]間、[[京福電気鉄道北野線|北野線]]北野白梅町~[[帷子ノ辻駅|帷子ノ辻]]間の全線で運用されている。
 
また、土休日に行われる北野白梅町~嵐山間の直通運転に際してはモボ21形が優先的に運用される。
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*[[京福電気鉄道モボ101形電車|モボ101形]]
*[[京福電気鉄道モボ611形電車|モボ611形]]
*[[京福電鉄鉄道モボ121型電車|モボ121型]]
*[[京福電鉄鉄道モボ111型電車|モボ111型]]
{{京福電気鉄道の軌道車両}}