「ジャンクDNA」の版間の差分

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ほとんどの[[動物|動]][[植物]]のゲノムにおいては、DNAのほとんどの部分において生物学的な役割が分かっていない。
分子生物学的な研究では、[[遺伝子]]がコード化している[[蛋白質]]に関する情報が不完全な時でも、その遺伝子の存在する[[染色体]]の領域を[[オープンリーディングフレーム]](Open Reading Frame; ORF、実際にアミノ酸配列として翻訳される領域のこと)として識別することが可能である。
またゲノムを扱う科学者は、このような領域の機能や作用機構に関する情報がほとんど得られていない場合でも、それが重要であると仮定することが合理的であると認識している。
 
ゲノム上の塩基配列には、[[翻訳]]を受けないいわゆる非蛋白質コード領域が多数存在することが知られており、この中には、[[DNA複製]]の開始点として定義される'''複製起点'''、あるいは'''プロモーター'''、'''エンハンサー'''、'''サイレンサー'''といった遺伝子の発現を制御する生命活動に非常に重要な領域が含まれている。このことは、「蛋白質にならない領域=無駄な部分」'''ではない'''事を明確に示している。
*追記
[[2005年]]、[[理化学研究所]]を中心とする国際研究グループは[[ハツカネズミ|マウス]]の細胞内の[[トランスクリプトーム]]分析を行い、トランスクリプトームで合成される44,147種類のRNA中、53%に相当する23,218種類が[[蛋白質]]合成に関与しないものであること、蛋白質合成をおこなうコード配列であるセンスRNAの発現は蛋白質合成を行わないアンチセンスRNA(センスDNAと相補関係にある)によって制御されていることを突き止めた。<br />
この発見により、ジャンクDNAは実際には機能していることが分かり、従来のDNA観、ゲノム観を大きく転換する契機となると期待されている。
 
== 起原と機能に関する仮説 ==
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