「港湾都市」の版間の差分

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'''港湾都市'''(こうわんとし)とは、都市において主に河川や海への港を基盤としている[[都市]]のことを指す。
 
一般には「[[港町]]」と同意味に用いられることが多いが、古代、中世においてける港は多くが自然にある地形をほとんどそのまま利用していものが多いのに対し、近世、現在の港が以降は[[埠頭]]としてきわめて緻密に設計され建設されており、いる。港湾整備が国家都市全体の政策設計の一環として位置づけられることが例も多く、自然に発達した中世的な「港町」とは異なるため、都市概念として分けて考えられ、段階が違うものとして捉えられている。
 
== 概略 ==
古代からの[[文明]]において多くの都市は港湾の建設に適した河川沿いにあり、[[運]]文明都市との関係はきわめて重要であるが、現代において港湾が港としての本来的な機能を果たすだけではなく、[[ウォーターフロント]]開発や後背地(背後地、Hiterland)の開発を中心に、市民生活における役割等、きわめて機能が多義的になっている。このことからそれ大きく包含する都市概念として「港湾都市」が用いられる。
 
都市機能による区分の方はいくつかあるが、港湾機能の中心である「港湾区域」、「港湾都市区域」、「後背地(Hinterland、背後地)」という分けられ方をすることが多い。
 
英米の[[ロンドン]]や[[サンフランシスコ]]のように、港湾機能そのものは失っていても、その水際における市民による創造力の開発、文化、芸術、観光、情報発信等、港湾都市機能を別の形で維持している都市も多い。
 
== 参考文献、資料 ==
* 北見俊郎著、喜多村昌次郎・北見俊郎編 『港湾都市』 港湾研究シリーズ (9)喜多村昌次郎北見俊郎編 成山堂書店 [[1993年]]
* 田中豊治著 『ヴェーバー都市論の射程』 岩波書店 [[1986年]]
** [[大東文化大学]]経済学会経済論集に掲載された田中豊治各論文
 
== 関連項目 ==
*[[港湾]]
*[[海運]]
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[[Category:都市計画|こうわんとし]]
[[categoryCategory:港湾|こうわんとし]]