「NHKワールド JAPAN」の版間の差分

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;NHKワールドTV(えぬえいちけいわーるどてれび)
:テレビジョン放送(日本国内の標準テレビジョン放送と同じ[[NTSC]]と[[PAL]]の2つの方式で放送)。ノンスクランブル放送(無料放送)であり、対応チューナーとパラボラアンテナで受信可能。主に外国人向けを対象。
:海外向けの放送であるため日本国内での受信は想定されておらず、建前上日本国内では受信できないことになっているが、物理的には日本国内でも一般のテレビジョン受像機(地上・BS・110度CSデジタル放送チューナー内蔵の有り無しにかかわらず、ビデオ入力端子がついていれば接続可能)に海外衛星受信用のチューナーとパラボラアンテナ(日本国内の場合、場所にもよるが直径60~90cm程度のサイズ【東経166度にあるインテルサット〈旧パンナムサット〉8号機で受信する場合】)で受信可能になっているものの、受信者の多いNHKワールド・ラジオ日本とは違い、日本国内で受信している世帯は少ないと思われる<ref>主にアパートやマンション、敷地の狭い住宅では直径1メートル以上のアンテナがつけられないという現状があるため、耐重量、強風、面積、設置場所などの問題を理由に視聴を断念せざるを得ない世帯も少なくない(Cバンドを使用するため、日本国内の衛星放送で使われているKuバンドとは違い大型のアンテナを使わなければ受信不可能であるため)。</ref>。ただし、放送方式が異なるため、地上・BS・110度CSデジタルチューナー〈内蔵テレビも含む〉とBS・110度CSアンテナやJCSAT3、4衛星受信用の[[スカイパーフェクTV]]チューナーと専用アンテナなど日本国内で市販されている衛星放送受信装置では受信不可で、別に海外衛星受信用のチューナーと海外衛星受信に対応したパラボラアンテナ・CバンドのLNB(ローノイズブロックコンバーター)が必要となる(受信機材は日本国内ではインターネットなどの通信販売でしか入手できない)<ref>日本国内でテレビを視聴する世帯について国内地上波、あるいは衛星放送(BS)の受信契約が必要であるのは言うまでもないが、元々、海外向けのテレビ国際放送は日本での受信を想定せず、受信料も想定していないため、日本国内でNHKワールドTVを視聴することを理由とした追加分の[[NHK受信料|受信料]]は発生しない。つまり、日本国内ではNHKワールドTVを受信していても実質的に現在支払っている、地上(カラー・普通)契約・衛星(カラー・普通)契約・特別契約といった現行の受信料だけで済まされている。</ref>。チャンネルスキャンの際「NTSC Japanese」や「PAL Japanese」と表示されていればNHKワールドTVが受信できた証となる。
:ニュース・情報番組中心で、定時の[[NHKニュース]]をはじめ、[[NHKニュースおはよう日本|おはよう日本]]・[[NHKニュース7|ニュース7]]・[[ニュースウォッチ9]]・[[NHK BSニュース]]などの番組を日本国内のものと同時放送している。そのほか、全国各地の放送局が制作した[[地域情報番組]]、[[海外安全情報]]、英語ニュースなども放送される。
;[[NHKワールド・ラジオ日本]](えぬえいちけいわーるどらじおにっぽん)
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*特別な例では2007年3月20日放送の「おはよう日本」の外からの中継で[[レオナルドダビンチ]]作の絵画『受胎告知』の紹介の際、展示の絵画のみ映る部分はすべてお断り画面に差し替えられた(国内放送だけで展示の絵画のみ映る部分が放送された)。ただし、リポートのアナウンサーと展示の絵画が一緒に映る部分や絵画以外の資料等の展示物は海外向けにもそのまま放送された。
 
[[近代オリンピック|オリンピック]]や[[FIFAワールドカップ]]の期間中などでは権利映像が多く含まれていて、カットする部分が多く、国際放送ではこれらの競技映像のニュース素材がそのまま放送されると他国の独占放送権を持っている放送機関などへ侵害にもつながるためこれらの競技映像のニュース素材の放送が行えない。そのために同時放送は無く、日本国内での放送から30分~2時間遅れでの時差放送となり、本来の同時放送枠は時差放送を行ったり、NHKワールド単独で国際放送専用スタジオからのニュースや'''[[NHK文字ニュース]]'''(日本国内の地上アナログ放送で行われているテレテキストで表示される[[文字多重放送]]の受信画面から)が放送される。ただしオリンピックやFIFAワールドカップ期間中でも関連のニュースを扱わない場合や重大なニュースが発生した場合は同時放送となる。なお、[[アジア競技大会]]に関しては放送権の問題に支障がないため通常通り競技映像のニュース素材はそのまま放送されるが、ごくまれにお断り画面を表示することもある。
 
時差放送では部分的にカットして放送されるため、お断り画面などは表示されない。但し、一部の時差放送番組ではカットせず、撮って出しの形式で放送されるため、お断り画面が表示されることがある。一方、NHKワールド・ラジオ日本のニュースは国際放送単独放送とラジオ第1放送・FM放送との日本国内同時放送の2パターンがある。NHKワールドTV 、NHKワールド・プレミアムとは異なり日本国内ラジオ第1放送・FM放送との同時放送ではオリンピック期間中であってもラジオ第1放送単独の中継および[[ジャパンコンソーシアム]]によるテレビ中継の実況音源も含めて一切差し替えなしでそのまま同時放送される。