「モン・サン=ミシェル」の版間の差分

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== モン・サン=ミシェルの歴史 ==
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ[[先住民]]の[[ケルト人]]が信仰する聖地であったが、[[708年]]アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使[[ミカエル_(大天使)|ミカエル]]から「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信して、ここに礼拝堂を作ったのが始まりである。[[966年]]にはノルマンディー公リチャード1世が[[ベネディクト会]]の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。
 
[[百年戦争]]の期間は島全体が、英仏海峡に浮かぶ要塞の役目をしていた。モン・サン=ミッシェルの入り口には今も[[イギリス軍]]が捨てていった[[大砲]]とその弾が残っている。