「徹底的行動主義」の版間の差分

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'''徹底的行動主義'''(てっていてきこうどうしゅぎ)は、[[バラス・スキナー]]が自身の研究(実験[[行動分析学]])の成果を基盤とし、構築した哲学である。[[行動主義心理学]]に属している。
 
徹底的行動主義では、行動を[[レスポンデント行動]](誘発される行動)と[[オペラント行動]](自発される行動)を区別して研究する。そして、先行する刺激なくとも自発されうる行動(オペラント行動)を研究するため、刺激-反応連合として行動を研究する[[S-R心理学]]とは区別される。
 
感情や感覚とされるものも刺激であり、認知とされるものも行動であると考え、ある特定の個体だけが知ることのできる出来事(私的出来事)も研究対象とする。私的出来事は、主観的だと排除されないが、観察された対象の信頼度には疑問があるとされる。また、認知は行動の原因ではなく説明されるべき行動であるとされる。なぜなら、内的行動は直接操作が不可能であり、行動を操作するための[[独立変数]]として利用できないと考えるためである。
 
環境と行動の相互作用を研究することを基調とする。